吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

8/28○「『球団記録』という名の恥」(カープ2018)

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読売ジャイアンツ5-10広島東洋カープ

20回戦(カープ14勝5敗1分)

東京ドーム

 

勝利投手 ジョンソン10勝2敗

敗戦投手 内海5勝4敗

 

本塁打

(C)鈴木26号②

(G)ゲレーロ12号①岡本26号①

 

投手陣は先発ジョンソンが要所を締めて7回1失点で試合を作る。

打線は初回に丸の適時打と鈴木の本塁打で先制する3回も打者一巡の猛攻で突き放す。

最終回に今村が乱調もフランスアが抑えてカード初戦を取り優勝マジックは「21」。

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最終回を除けば「先発が試合を作り、打線が序盤から爆発して快勝」と表現できたでしょう。

先発のクリス・ジョンソンは不安定な立ち上がりを見せると3回までに50球以上を費やす苦しい投球でどうなる事かと思いましたが、その後はあれよあれよと相手の攻撃を交わして大瀬良大地を除くこのチームの先発陣では稀な7回までマウンドを守り抜いてくれました。

また、打線は初回から丸佳浩鈴木誠也OPSがどちらも1.100を超える「モンスターコンビ」が躍動して大量得点とこれ以上にない展開に持ち込むことが出来ました。

特に鈴木誠也は何度目か分からない「あと3ベース1本でサイクルヒット達成」の活躍でしたが、2打席目のノーステップで腕の使い方だけで右中間に持っていったような2塁打に至っては芸術ともいえる一品。

3ベースに関しても「無理はしない」という理由で意固地になって目指さない姿勢も自身が試合に出続ける事自体がチームにとっての価値と理解しているようで返って頼もしくも感じます。

 

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そのような良いこと尽くしに見えた試合の最後の最後で薄汚い大きなシミをつけてくれた愚か者が今村猛

この匹夫のやる気の欠片も見えない投球内容に関してはもはや書くべき言葉が見当たりませんが、一番残念なのはその愚行の後の出来事…即ちヘロニモ・フランスアが投入された事です。

もちろん、1勝2敗ペースでも優勝を狙える状況である以上は、確実に勝てる場面で彼のような切り札を投入するのは間違いではありません。

しかし、最終回に9点差もつけながら、一人の間抜けな大馬鹿野郎のせいでただでさえ登板過多気味な投手を投入する羽目になったのは怒りを超えて悲しみすら感じます。

これでフランスアは球団記録となる月間16登板に到達。

優勝を狙う以上は多少の負担が特定の選手に掛かるのはいつの時代もあった事ですが、これだけゲーム差をつけてなお、このような記録が達成されるのはフランスア自身には誇らしい勲章であっても、球団にとっては恥でしかありません。

私自身、たった一人でこれだけの登板をこなしたフランスアへの祝福はあります。

しかし、同時にこのような記録へと繋げた他の頼りないリリーフ陣、特に今村のような匹夫への激しい怒りと憎悪はしばらく続きそうです。

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8/26 ●「試合の取捨選択を」(カープ2018)

広島東洋カープ1-11中日ドラゴンズ

21回戦(カープ11勝10敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 藤嶋2勝1敗

敗戦投手 高橋昴1勝2敗

 

本塁打

(C)丸30号①

(D)高橋8号①ビシエド21号①高橋9号②ビシエド22号①

 

打線は藤嶋の前に繋がりを欠き、丸の本塁打で1得点のみに留まる。

投手陣は先発高橋昴也が初回から制球が定まらず試合をぶち壊しに。

攻守ともに振るわぬ大敗でカード負け越し優勝マジックは「22」で留まる。

丸が球団日本人野手としては13シーズンぶりの30本塁打に到達。

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「たった一度のまぐれで過大評価された左腕の無残極まりない結末」と形容すべきでしょう。

この日曜日というのは毎週ろくでもない投手を繰り出しては無様な姿を見せてくれる暗黒の曜日としてファンには定着したように思えますが今日の高橋昴也はその象徴とも言える酷い投手。

ちゃんと目を開けて投球しているのかどうなのかすら分からないほど制球が定まらず走者を溜めた挙げ句、無責任に同級生のアドゥワ誠に責任を押しつけて試合を放り出すという前回同様のパターン

防御率は遂に9点台を突破し、酷いを通り越して一軍で投げさせてはいけないレベルにすら落ちたと改めて分かる程でした。

前回の登板時にも思いましたが、もう今季に関してはマウンドに立っている姿は一軍の試合では見るのは勘弁して欲しいです。

優勝マジックが点灯しているチームにあってこのような結果だけが続いている投手に無意味にチャンスを与えても意味がまったくないのは既に「プロ野球投手ですらないレベルに成り下がった」某諸先輩たちを見ても一目瞭然でしょう。

まずは年間通して再度、まともに二軍で安定して投げられる事から始めるべきかと思います。

 

一方、その高橋昴也が論外なのは良いとしてまたしても早いイニングから既に疲労の局地に達している筈のアドゥワ誠を投入したベンチには疑問しかありません。

試合を壊した責任は全て高橋昴也に押しつけたうえで、例え彼が10失点しようが肩が外れでもしない限りは100球まで投げさせるべきでした。

既に1勝2敗ペースでも優勝は可能な位置まで来て、今季に関しては活躍することは絶対にあり得ない投手の為に、若くしてここまでブルペンの根幹を支えてきた投手に無意味な消耗を強いたのは愚の骨頂です。

結局現状では、ファームの若手や中堅が救世主たり得ない以上、ベンチがしっかりと試合の取捨選択を行うべきでしょう。

もうリリーフを無駄遣い出来る状況ではないのです。

 

打線は、ここまで好調を維持する2年目右腕・藤嶋健人にまったく刃が立たず1得点にとどまりましたが、これに関しては毎回毎回打ちまくる訳にもいきませんから仕方ない事。

むしろ注目すべきなのは完封負けを阻止する一発を放ったのが丸佳浩

なんと、これが2005年の前田智徳新井貴浩以来となる球団日本人野手の30本塁打到達です(新井は同年40本に到達)。

先日も書きましたが丸には以前は「20本の壁」というものが囁かれていましたが、もはやそんな事は誰も覚えていないぐらいの活躍です。

何より、かつて多くのファンの尊敬と崇拝を集めたレジェンドたる外野手…すなわち緒方孝市の背番号を引き継いだ選手がもう一人のレジェンドである前田の記録に並んだという事に価値があるかと思います。

しかも、前回その記録が生まれた2005年は最下位に終わるという暗黒時代の最深部とも言えた時期。

それを思い出しても感慨深い思いをしたファンは私だけではないでしょう。

8/25 ◯「錯乱の中にあって」(カープ2018)

広島東洋カープ6-2中日ドラゴンズ

20回戦(カープ11勝9敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 大瀬良14勝5敗

敗戦投手 大野雄3敗

 

本塁打

(C)丸29号③バティスタ20号①鈴木25号①

(D)平田7号①ビシエド20号①

 

投手陣は先発大瀬良が7回2失点で試合を作るとリリーフ陣は無失点。

打線は初回に丸の逆転3ランが飛び出し、以降も一発攻勢で加点。

序盤のリードを守っての勝利で優勝マジックは「22」へ。

大瀬良はリーグトップの14勝目。

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一週間でQSを達成した投手が皆無と先発陣が、優勝マジックが点灯しているチームとは思えないぐらいに低レベルで不振どころか錯乱とも言える状態にあるカープ

そんな中でここまでリーグ最多の勝ち星を挙げているばかりか、4試合連続QSとまさに「泥中の蓮」の如く異彩を放っている大瀬良大地。

今日は、いきなり平田良介に一発を浴びてその後の走者を再三背負うという苦しい展開。

これには「大瀬良よ、お前もか…」暗澹となってしまいそうでしたが、昨日の無様な野村祐輔とは対象的に上手く要所を締める落ち着いた投球を見せてくれました。

まだまだ「エースとしての風格」なんて言葉を軽々に口にするのは迂闊というものですが、「今季もっとも貢献した主戦投手」と言って良いぐらいに充実しています。

それはリリーフ陣におけるアドゥワ誠や、ヘロニモ・フランスアと同じく「彼がいなければ今頃チームはどうなっていたのか」というレベルであるという事でもあります。

ここ最近の次戦での先発が、まるでクジかジャンケンで決めたかのようにコロコロ変わる状況である事を加味しても本当にこの活躍は大きいと言えるでしょう。

願わくば、これを最後まで続けて欲しいものです。

 

一方、その大瀬良をいきなり救う形になったのは先制された直後の初回の丸佳浩の一発。

かつては「20本の壁」と言われてきた彼ですがこれで本塁打は29本で初の30本はほぼ確実な状況です。

先日の劇的サヨナラ勝利時もそうでしたが、得点圏打率がさほどでもない割には、ここ最近は相手にダメージを与える決定的な場面で鈴木誠也ともども、打てています。

田中広輔と菊池涼介の「キクマル」コンビが揃って不振によりユニットが解体された現在、チームを支えているのはこのチャンスメイカーもクラッチヒッターも兼ねた「マルセイヤ」コンビというバターサンドを作っている北海道のお菓子屋さんを思い浮かべるような名前のユニットと言えるかもしれません。

まあ、この名前今、私が勝手に考えたんですけどね…。

8/24 ●「奇跡頼みで優勝は…」(カープ2018)

 

広島東洋カープ3-5中日ドラゴンズ

19回戦(カープ10勝9敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 笠原3勝3敗

セーブ投手 佐藤1勝1敗1セーブ

敗戦投手 野村祐輔6勝3敗

 

本塁打

(C)會澤12号①松山11号①

 

先発、野村祐輔が序盤から打ち込まれて6回4失点すると高橋樹也も1失点。

打線は初回に一時追いつくも以降は残塁の山で追いつけず。

終盤の追い上げも躱されてカード初戦で惨敗。

會澤は今季12本目の本塁打で捕手としてのシーズン本塁打の球団記録に並ぶ。

阪神が敗れた為、優勝マジックは「23」。

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出来の悪いご都合主義な脚本のような奇跡的な逆転劇の翌日でしたが、今日は負けるべくして負ける結果の試合となりました。

まあ、普通に考えればこんなもんでしょう。

奇跡はめったに起こらないから奇跡なのですから。

 

それにしても昨日の勢いに乗れないどころか返ってせき止めてしまった野村祐輔は本当に頼りにならない投手だと改めて分かります。

これにて2試合連続でQSを逃したばかりか、今週に入ってからただの一人もQSを守れた先発が存在しません。

結局のところあれだけの奇跡をもってしても、先発が職務放棄した上にリリーフ陣は疲労の極みという質・層ともに抱えた問題は一向に改善の気配すらないという事です。

既に優勝マジックは「23」となり1勝2敗程度のペースでも優勝は出来るまでに迫りました。

しかし、このようなまともに戦えないレベルの投手陣である以上は、やはり暗澹として気持ちになってしまいます。

 

今日は、昨日のような奇跡を起こすどころか残塁の山を相手先発にプレゼントする事となった打線。

最終回に昨日の再現も予感させましたが、あれだけ早めに先発が崩れてしまってはこうなるのはあるべき姿です。

奇跡的な勝利も良いですが、3連覇を目指せるところまで来た以上は、投手が抑えて打線がそこそこ打つという当たり前の状態を早く取り戻さないといけないという事でしょう。

 

ところで頭部死球からの復帰以降、絶好調の會澤翼は今日も本塁打で1953年に門前真佐人が記録した捕手の本塁打数球団記録(12本)に並びました。

門前といいますと後に監督も努めた創成期の選手ですが、そんな60年以上も前に捕手でありながらそれだけ打てた打者がいたというのも驚きです。

今後の残り試合と會澤自身の打撃機会を考えると球団新記録と、さらなる上積みは確実でしょうが何ともロマン溢れる挑戦に見えます。

 

8/23 ◯「理解不能」(カープ2018)

広島東洋カープ9×-8東京ヤクルトスワローズ

18回戦(カープ12勝6敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 今村3勝2敗1セーブ

敗戦投手 石山3勝2敗21セーブ

 

本塁打

(C)丸28号③鈴木24号①

(S)山田29号④

 

投手陣は先発岡田が序盤から大量失点で5回7失点で2番手高橋樹也も失点。

打線は中盤から反撃を開始し最終回に丸の3ランで追いつく。

直後に鈴木のサヨナラ弾も飛び出し、奇跡的な大逆転劇でカード勝ち越し。

優勝マジックは「24」へ。

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広島市内自体は風が強い程度で大きな影響はなかったそうですが、先の災害を鑑みて山陽新幹線が試合開始直後に運休するような状況で試合が行われるのに若干モヤモヤした気持ちはありました。

それに加えて、序盤から積極的に試合をぶち壊しにかかった岡田明丈の酷い投球…。

今日は時折経過を一球速報でチェックするだけに留めて試合終了を待っていました。

同時にここまで疲労の極みに達していたリリーフ陣を後ろ向きな理由ではありますが休ませる事は出来ましたし、曽根海成の移籍後初安打が見られたので、惨敗とはいえ悪い事だけの試合ではないと納得もしていました。

で…そろそろ試合はつつがなく終わったと思って結果を見ると…。

一体、これは何なのでしょうか?

はっきり言って、野球というスポーツを馬鹿にしてるようなスコアにすら見えます。

下水流昴が読売相手に劇的極まりない逆転サヨナラ弾を放った時も思いましたが、今回は序盤から7点差つけられたうえに最終回に3点差というどう考えても帰り支度をするのが賢明な展開でこの結末は喜びよりも困惑の方が勝ります。

 

前回登板で見事なプロ入り初完封を果たし現状もってもリーグで勢いのある先発である原樹里から打線が5得点した事以外は良いところがない試合でした。

特に岡田もそうですがその後の高橋樹也、ジェイ・ジャクソン、今村猛も見るべきものがない酷い投球だっただけにそれを土壇場で全て吹き飛ばすとは未だに信じられません。

 

このすさまじい結末をもたらした既に球界でも屈指の精強さを誇る3番4番コンビである丸佳浩と、鈴木誠也

彼らの土壇場での集中力には本当に驚かされます。

特に印象深いのが鈴木誠也、一昨日の試合で一打サヨナラの場面で3ボールから凡退という結果に相当悔しがっていた様子でしたのでその復讐劇を同じカード内で済ませたというのはより劇的に見えます。

いやはや、本当に末恐ろしい選手だ。

今夜に関してはただただ驚き喜ぶしかありません。

8/22 ◯「再び『見ていられない展開』」(カープ2018)

広島東洋カープ7-4東京ヤクルトスワローズ

17回戦(カープ11勝6敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 九里7勝3敗

セーブ投手 中崎1勝29セーブ

敗戦投手 風張2勝4敗

 

本塁打

(C)會澤11号①西川5号③

(S)バテンティン32号③

 

投手陣は九里は序盤に失点を重ね6回4失点の内容もリリーフ陣が無得点。

打線は相手のミスと會澤と西川の一発攻勢もあり2度逆転に成功。

中盤以降は凌いで何とか逃げ切り優勝マジックを「26」とする。

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昨日の完全に疲弊し崩壊したリリーフ陣の姿を見ると、今日の試合は継投に入った7回からは悲惨な結果は容易に想像できたので、試合を見る気力がおきませんでした。

先発、九里亜蓮も当たるべからずの勢いの打線が相手とはいえ、初回からストライクゾーンで勝負出来ない逃げ回るような情けない投球に終始。

中盤、100球を超えたら発動する「九里タイマー」こそ不発でしたが、6回までマウンドにいたのは奇跡としか言いようがない内容。

また、既に崩壊した筈のリリーフ陣も結果的には7回を一岡竜司ヘロニモ・フランスア、そして中崎翔太が無失点で凌いではくれました。

とはいえ、九里にしても中崎にしても防御率もWHIPも今の任務に引き続き従事させられるものではないぐらい悲惨極まりないものです。

というより、なんでこういう数字の投手が7勝もあげたり、無敗で29セーブも出来ているのか理解に苦しみます。

明日以降も正直、状態は出たとこ勝負といったところで当分は安定しない事が予想されるでしょう。

 

投手陣が上記のような状況なので頭部死球以来初のスタメンとなった會澤翼の帰還は大きかったかと思います。

もちろん、投手陣を引っ張るリードという点…ではなくとにかく切れ目なく打ち続ける事でしか勝つ見込みのないチームの下位打線を充実させるという点で…。

この會澤がスタメンに名を連ねている事と、下位打線が4打点も挙げた事は決して偶然ではないでしょう。

もう本当に「相手が諦めてくれるまで殴り続ける」というこれまでの戦い方を更に先鋭化させるしか今のチーム状態では勝てない。

そういう点では下位打線の充実はそれこそチームの死活問題にすらなってくるかと思えます。

8/21 ●「必然としての『ブルペン崩壊』」(カープ2018)

広島東洋カープ5-10東京ヤクルトスワローズ

16回戦(カープ11勝5敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 近藤4勝3敗1セーブ

敗戦投手 アドゥワ 4勝2敗

 

本塁打

(C)鈴木23号①バティスタ19号①

(S)バレンティンア31号①畠山5号③

 

投手陣はジョンソンが5回1失点で降板するとリリーフ陣が乱調。

打線は、中盤以降に加点し一時逆転するもサヨナラの好機を活かせず。

2度のリードを守れず延長戦の末に敗れてカード初戦を落とす。

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けったい極まりないユニフォームに身を包んでシーソーゲームを何とか勝ち越し、苦しんだ末にあとアウト1つとれば…というよりサードが普通にゴロを捌いてさえいれば勝てた試合。

代走と守備固めの為だけにプロのユニフォームに袖を通している選手とは思えない幼稚極まりないエラーで全てを台無しにした最悪の愚か者こと上本崇司に対しては単純に「お前のせいで負けた」とあらん限りの罵声を浴びせれば良いだけの話でしょう。

 

しかし、2度のリードを守れなかったうえに最終的にブルペン崩壊を決定づけた形のリリーフ陣に関してはそう単純な事ではありません。

何故、リードしている場面で二軍から上がったばかりの永川勝浩を出せなければならなかったのかと考えれば、それはブルペンが質・量共に最悪の状況に達している事に他なりません。

今村猛こそは難しい状況であるにも関わらずしっかりと抑えてはくれましたが、残りのヘロニモ・フランスア中崎翔太、そしてめった打ちにあったアドゥワ誠などは蓄積された疲労が中継の画面からも伝わってくるかのような疲れ切った投球。

特に中崎とアドゥワに関してはもはや当分登板する事すら困難ではないかと思えるぐらいの状態の悪さです。

既に7回に投げる投手がおらず、勝利の方程式という言葉が完全に死語になったのに続いてこの結果と内容は間違いなくブルペン完全崩壊でしょう。

しかも、せっかく上げた永川もお話にならない投球であった事も分かる通り、もはやフレッシュな投手を入れてテコ入れをする事すら出来ません。

また、先発に関しても主戦である筈のクリス・ジョンソンが今月QSが1度のみという事からも分かる通り負担の軽減を図ることも望めません。

そうである以上は、もはや優勝マジックはおろか大型連敗の可能性すらあると断言できるでしょう。

 

いよいよ今週から非常に苦しい切迫した事態が迫ってきました。