20回戦(カープ14勝5敗1分)
東京ドーム
勝利投手 ジョンソン10勝2敗
敗戦投手 内海5勝4敗
(C)鈴木26号②
(G)ゲレーロ12号①岡本26号①
投手陣は先発ジョンソンが要所を締めて7回1失点で試合を作る。
打線は初回に丸の適時打と鈴木の本塁打で先制する3回も打者一巡の猛攻で突き放す。
最終回に今村が乱調もフランスアが抑えてカード初戦を取り優勝マジックは「21」。
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最終回を除けば「先発が試合を作り、打線が序盤から爆発して快勝」と表現できたでしょう。
先発のクリス・ジョンソンは不安定な立ち上がりを見せると3回までに50球以上を費やす苦しい投球でどうなる事かと思いましたが、その後はあれよあれよと相手の攻撃を交わして大瀬良大地を除くこのチームの先発陣では稀な7回までマウンドを守り抜いてくれました。
また、打線は初回から丸佳浩と鈴木誠也のOPSがどちらも1.100を超える「モンスターコンビ」が躍動して大量得点とこれ以上にない展開に持ち込むことが出来ました。
特に鈴木誠也は何度目か分からない「あと3ベース1本でサイクルヒット達成」の活躍でしたが、2打席目のノーステップで腕の使い方だけで右中間に持っていったような2塁打に至っては芸術ともいえる一品。
3ベースに関しても「無理はしない」という理由で意固地になって目指さない姿勢も自身が試合に出続ける事自体がチームにとっての価値と理解しているようで返って頼もしくも感じます。
そのような良いこと尽くしに見えた試合の最後の最後で薄汚い大きなシミをつけてくれた愚か者が今村猛。
この匹夫のやる気の欠片も見えない投球内容に関してはもはや書くべき言葉が見当たりませんが、一番残念なのはその愚行の後の出来事…即ちヘロニモ・フランスアが投入された事です。
もちろん、1勝2敗ペースでも優勝を狙える状況である以上は、確実に勝てる場面で彼のような切り札を投入するのは間違いではありません。
しかし、最終回に9点差もつけながら、一人の間抜けな大馬鹿野郎のせいでただでさえ登板過多気味な投手を投入する羽目になったのは怒りを超えて悲しみすら感じます。
これでフランスアは球団記録となる月間16登板に到達。
優勝を狙う以上は多少の負担が特定の選手に掛かるのはいつの時代もあった事ですが、これだけゲーム差をつけてなお、このような記録が達成されるのはフランスア自身には誇らしい勲章であっても、球団にとっては恥でしかありません。
私自身、たった一人でこれだけの登板をこなしたフランスアへの祝福はあります。
しかし、同時にこのような記録へと繋げた他の頼りないリリーフ陣、特に今村のような匹夫への激しい怒りと憎悪はしばらく続きそうです。