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カープと趣味の日記

8/26 ●「試合の取捨選択を」(カープ2018)

広島東洋カープ1-11中日ドラゴンズ

21回戦(カープ11勝10敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 藤嶋2勝1敗

敗戦投手 高橋昴1勝2敗

 

本塁打

(C)丸30号①

(D)高橋8号①ビシエド21号①高橋9号②ビシエド22号①

 

打線は藤嶋の前に繋がりを欠き、丸の本塁打で1得点のみに留まる。

投手陣は先発高橋昴也が初回から制球が定まらず試合をぶち壊しに。

攻守ともに振るわぬ大敗でカード負け越し優勝マジックは「22」で留まる。

丸が球団日本人野手としては13シーズンぶりの30本塁打に到達。

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「たった一度のまぐれで過大評価された左腕の無残極まりない結末」と形容すべきでしょう。

この日曜日というのは毎週ろくでもない投手を繰り出しては無様な姿を見せてくれる暗黒の曜日としてファンには定着したように思えますが今日の高橋昴也はその象徴とも言える酷い投手。

ちゃんと目を開けて投球しているのかどうなのかすら分からないほど制球が定まらず走者を溜めた挙げ句、無責任に同級生のアドゥワ誠に責任を押しつけて試合を放り出すという前回同様のパターン

防御率は遂に9点台を突破し、酷いを通り越して一軍で投げさせてはいけないレベルにすら落ちたと改めて分かる程でした。

前回の登板時にも思いましたが、もう今季に関してはマウンドに立っている姿は一軍の試合では見るのは勘弁して欲しいです。

優勝マジックが点灯しているチームにあってこのような結果だけが続いている投手に無意味にチャンスを与えても意味がまったくないのは既に「プロ野球投手ですらないレベルに成り下がった」某諸先輩たちを見ても一目瞭然でしょう。

まずは年間通して再度、まともに二軍で安定して投げられる事から始めるべきかと思います。

 

一方、その高橋昴也が論外なのは良いとしてまたしても早いイニングから既に疲労の局地に達している筈のアドゥワ誠を投入したベンチには疑問しかありません。

試合を壊した責任は全て高橋昴也に押しつけたうえで、例え彼が10失点しようが肩が外れでもしない限りは100球まで投げさせるべきでした。

既に1勝2敗ペースでも優勝は可能な位置まで来て、今季に関しては活躍することは絶対にあり得ない投手の為に、若くしてここまでブルペンの根幹を支えてきた投手に無意味な消耗を強いたのは愚の骨頂です。

結局現状では、ファームの若手や中堅が救世主たり得ない以上、ベンチがしっかりと試合の取捨選択を行うべきでしょう。

もうリリーフを無駄遣い出来る状況ではないのです。

 

打線は、ここまで好調を維持する2年目右腕・藤嶋健人にまったく刃が立たず1得点にとどまりましたが、これに関しては毎回毎回打ちまくる訳にもいきませんから仕方ない事。

むしろ注目すべきなのは完封負けを阻止する一発を放ったのが丸佳浩

なんと、これが2005年の前田智徳新井貴浩以来となる球団日本人野手の30本塁打到達です(新井は同年40本に到達)。

先日も書きましたが丸には以前は「20本の壁」というものが囁かれていましたが、もはやそんな事は誰も覚えていないぐらいの活躍です。

何より、かつて多くのファンの尊敬と崇拝を集めたレジェンドたる外野手…すなわち緒方孝市の背番号を引き継いだ選手がもう一人のレジェンドである前田の記録に並んだという事に価値があるかと思います。

しかも、前回その記録が生まれた2005年は最下位に終わるという暗黒時代の最深部とも言えた時期。

それを思い出しても感慨深い思いをしたファンは私だけではないでしょう。