吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/23(水) ●「密閉式ドーム球場という難しさ」(カープ観戦記+カープ2020)

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読売ジャイアン7-3広島東洋カープ

15回戦(カープ5勝9敗1分)

東京ドーム

 

勝利投手 田口5勝3敗

敗戦投手 野村5勝2敗

 

本塁打

(C)ピレラ10号②

(G)坂本16号①若林1号①

 

打点

(C)大城②若林②岡本①

(C)堂林①ピレラ②

 

投手

※数字は自責点

(C)野村④-島内②-中村恭-菊池保①-中田

(G)田口③-大竹

 

先発、野村は2回裏に連打で先制を許すと3回裏も失点し3回4失点で降板。

打線は5回以降9回まで走者すら出せない拙攻でピレラの本塁打も空砲。

攻守ともに低調な試合で惨敗しカード3連敗と4連敗。

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私には毎年、8月前後の試合で東京ドームの試合の前には必ず訪れたい場所がありました。

それは第二次世界大戦で命を落としたプロ野球選手たちを慰霊するために建立された「鎮魂の碑」。

今年はコロナウイルスによる影響でここに来られるとは思わなかっただけに本当にありがたい事です。

また、同時にこういう状況に陥ったら思い立ったら球場に行って好きな球団を応援出来るという事を享受できるのは決して当然の事ではないという事を改めて胸に刻んだ次第でもあります。

 

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恒例の参拝も済ませて、球場正面を回ってゲートに向かって歩いていると3塁側場外に入居している飲食店が軒並み閉店に追い込まれている姿が目に付きます。

東京ドームといえば、たんなる野球場であるだけでなく国内外問わずアーティストの公演やイベントなどが開かれる国内屈指のイベントホール。

それだけにこの光景は大変衝撃的でありコロナウイルス蔓延に伴う経済への影響の深刻さを改めて感じます。

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また、入場についてもセンサーを使って体温を検知するのは神宮球場とは同じですが、場内での酒類の販売は一切ない他、缶ビールなどの移し替えも取り止めとかなり厳しめの制限。

やはり、上記の通り国内を代表するイベントホールであると共に密閉式の屋内球場である故でしょうか。

また、キャパシティの大きい施設ですが収容制限は他の球場と同じくらいまでしか緩和していない為、他球場と比べても空席が目立つ印象も受けます。

また、コンコースを歩く人の姿も疎らで場内も静か。

もっとも、読売の攻撃時に好機になると流れる応援団の録音音声はまるで田舎のバッティングセンターのようなチープさで、少々閉口しましたが…。

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試合は攻守ともにまったく見せ場のないまま惨敗。

先発の野村祐輔は最近の登板だと中盤辺りでバテて打ち込まれる場面が目立ちましたが今回はそれ以前の問題の酷さ。

僅か3イニングで降板させた事を批判的に評論する記事も見かけましたが、これだけ結果も内容も酷い投手を明日が移動日であるにも関わらず4回以降も続投させるのは単なる敗退行為に他ならないでしょう。

その後救援した島内颯太郎も酷い投球を見せて点差も開いて正直、この時点で早く家に帰りたい気持ちしかわいてきませんでした。

それを察してくれてかのように、5回以降は適当にバットを振り回してまるで自動でアウトを生成する機械と化して試合の進行を早める打線…。

唯一の見せ場は試合も決した9回にホセ・ピレラが空砲を放った事ぐらいでしょう。

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そもそも、今さらとしか言いようがない「タナキクコンビ」という旧時代の遺物を復活させたうえで売出し中の大盛穂の出場もなく中堅と外国人だけで固めている時点で、試合開始前から何の面白みすら感じられませんでした。

すっかりベンチも選手もやる気を無くしているという姿を見せつけただけのやる価値がまったくない試合。

行った試合が全て良い試合にはなりえない事は長らくファンを続けているだけに良く理解はしていますし仕方がない事ですが、私も含めて今季、例年の半分も球場に行けない中でようやく見られた試合がこれではあまりにも悲しすぎます。

本当に残念です。

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9/22(水) ●「格の違い以前に」(カープ2020)

読売ジャイアンツ5×-4広島東洋カープ

14回戦(カープ5勝8敗1分)

東京ドーム

 

勝利投手 デラロサ2勝13セーブ

敗戦投手 フランスア2勝3敗9セーブ

 

本塁打

(C)長野5号③

(G)岡本22号②

 

打点

(C)長野③松山①

(G)松原②岡本②吉川①

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤④-中田-ケムナー塹江-フランスア

(G)菅野③-デラロサ

 

先発、遠藤は3回裏に先制を許すと5回に逆転弾を浴びて4失点で降板。

打線は4回表に長野の逆転3ランが飛び出すも以降は沈黙。

9回表土壇場で追いつくも9回裏にフランスアがサヨナラ打を浴びて3連敗。

長野は球団史上8500号本塁打と史上39人目の全球団から本塁打を達成。

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今日、先発の遠藤淳志は今季の若手投手の中で最も活躍を見せている投手ではあります。

しかし、ここ1ヶ月以上に渡って勝ち星から見放されて僅か2勝で防御率は4点台とお世辞にも高レベルとはいえない成績ではあり、目下開幕から11連勝中の相手先発の菅野智之に比べると格の違いは否めません。

それでも久しぶりに試合を作ってくれれば…とはと思ったもののそれは儚い願いに過ぎませんでした。

課題の初回こそは凌いだもののアベコベに以降はイニングを追うごとに悪くなっていくような投球。

長野久義による劇的な逆転弾で勝利投手の権利を目前にした5回裏に岡本和真からの逆転弾でひっくり返されての降板と改めて限界を見せつけた形です。

こうなると一方的な展開になると思われましたが、リリーフ陣が何とか凌いで9回表に松山竜平の適時打で追いつき菅野の開幕12連勝を阻止するという粘りは見せました。

最終的には9回裏にヘロニモ・フランスアが2死から考えられないような牽制悪送球でピンチを広げてサヨナラ打をあっさり浴びて敗れはしましたが、上記の先発の格の違い以前の酷さのわりにはなかなかの健闘ではあったと思えます。

特に4回表に出た長野の逆転弾は球団史上8500本目の本塁打であると共に、自身プロ野球史上39人目の全球団からの本塁打達成と大変劇的なものでありました。

全球団からの本塁打といえば交流戦が始まって以降はさほど珍しい記録ではなくなりましたが、過去移籍した選手がカープ戦で達成する事はあってもカープの選手が前所属球団相手に達成したのは史上初ですから大変歴史的な一打であると言えるでしょう。

しかし、これだけ劇的なものがあっても試合はあっさり敗れてしまうのもまた今季のカープならでは。

これは前日にいった選手の実力差は勿論ですが、もはや目的もなくシーズンを消化しているだけのチームであるが故のモチベーションの低さゆえという事なのでしょうか。

惜しいといえる試合ではある一方でやはり寂しいものです。

09/21(月)●「最低限の役割すら…」(カープ2020)

読売ジャイアンツ10-3広島東洋カープ

13回戦(カープ5勝7敗1分)

東京ドーム

 

勝利投手 鍵谷3勝1敗

敗戦投手 九里4勝5敗

 

本塁打

(C)田中広5号②

(G)松原2号①中島7号①

 

打点

(C)田中広②長野①

(G)岡本②松原①丸①中島①吉川①坂本③田中俊①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里⑤-中村恭-今村-菊池保-島内-ケムナ

(G)直江②-大江-鍵谷-高梨-大竹-宮國-堀岡①

 

先発、九里は初回から失点を重ねて4回5失点でノックアウトされリリーフ陣も打ち込まれる。

打線は初回に田中広輔の2ランで先制も以降は相手継投に抑え込まれて3得点のみ。

19安打10失点で投手陣が連夜の崩壊を見せる惨敗で2連敗。

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ここ3試合でQSを記録した他、2連勝と崩壊した先発ローテーションにあって、森下暢仁に次ぐ安定感を見せていた九里亜連でしたが今日は大変残念な結果に終わりました。

初回から2点の援護を貰ったにも関わらず失点を重ねて一度も0に抑える事なく降板という失態。

元々、スタミナも集中力も持続しない気まぐれな投手ですからある程度予想はしていましたが、先発というよりオープナーとしての投球を期待されている相手先発の直江大輔に足元にも及ばない内容と結果には暗澹とします。

その九里が降板した後には今日から今さら一軍復帰した中村恭平今村猛が何の魅力も説得力も感じない投球に終始して試合を完全に終わらせてしまいました。

特に1死しか取れず5安打3失点の今村に至ってはもはやプロ野球選手としてのキャリアの完全な終わりすら連想するぐらいの酷さ。

こういう負けが混んでいる状況で二言目には「若手を使え」という無責任な主張に与したいとは思いませんが正直、いくら実績があったとしてもこの二人はここで一軍に上げる必要があったのか甚だ疑問です。

 

打線は、初回に田中広輔の2ランで先制するという幸先の良い攻撃を見せましたが、結局のところ、見せ場はここだけ。

上記のオープナーである直江に試合を作らせたうえにその後の細かい継投の前に完全に沈黙するという相手の監督が思う通りの試合運びに貢献しただけでした。

とにかく相手の細かく繋ぎに繋いで悉くチャンスを物にしている相手に比べると、最低限の役割すら出来ない選手が多すぎるのです。

特に5回表の満塁の好機で無様に空振り三振を喫した長野久義鈴木誠也などに比べれば相手の下位打線の方がまだ自身の役割を理解して冷静に打席に立てているとすら思えます。

最下位がほぼ確定しているチームと優勝目前のチームと、これだけ差が開いた状況で今さらこんな事を言っても仕方ありませんが、やはりこれが埋めがたい両チームの実力の差という事なのでしょう。

09/20(日)●「物凄い帳尻合わせ」(カープ2020)

東京ヤクルト8-6広島東洋カープ

14回戦(カープ6勝6敗2)

明治神宮野球場

 

勝利投手 小川9勝3敗

敗戦投手 中村祐1敗

セーブ投手 石山3勝2敗11セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)濱田2号①青木15号①山田哲人①村上15号①

 

打点

(C)坂倉①ピレラ①上本②

(S)濱田②青木②山田哲①西田②村上①

 

投手

※数字は自責点

(C)中村祐③-菊池保-島内④-中田-高橋樹①

(S)小川⑤-石山

 

先発、中村祐太は初回に3者連続本塁打を浴びて先制を許すと4回2/3で負傷降板。

打線は、7点差の9回に打者一巡の猛攻で5得点を見せるも及ばず。

中盤にリリーフ陣による大量失点を取り返せずカード負け越し。

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先発不足の煽りでこれまたたいして二軍でも活躍していない中村祐太を先発させる事となったこの試合。

しかも、相手先発は今季ノーヒットノーランを達成するなど絶好調の小川泰弘とあって十中八九は敗れると予想していたファンは多かったかと思います。

しかし、スコアは意外にも接戦…に見せかけた物凄い帳尻合わせの連続となりました。

中村祐太は立ち上がりでいきなり1番の濱田太貴にスワローズ球団最年少での先頭打者本塁打を許すと続く、青木宣親山田哲人にも本塁打を打たれるというプロ野球史上では四半世紀ぶり4例目となる恥ずべき記録を残してしまいました。

はっきり言ってこの投手は一体やる気があるのだろうかと思える酷さでしたが、その後は3イニングをノーヒットに抑える投球を見せたのだから分からないものです。

更にいえば、5回も2死まで取って2年ぶりのQSへの期待も出てきたところで負傷退場と良いのだか悪いのだか何とも評価点が付けにくい内容と結果。

また正直、降板した理由が理由ですから次回登板があるかどうかすら微妙で「次回に繋がる」とは到底思えません。

 

また、打線に関しても昨日の勝ち越し打を放った大盛穂がまるで子供のように弄ばれる姿に代表されるように非常に低調な攻撃に終始。

9回も無死1塁3塁から堂林翔太併殺打に終わり、試合の大勢は決した筈でしたが…何故かここから思い出したかのように猛烈な反撃を展開して一挙5得点で2点差まで迫りあわや一発出れば逆転という事態にまでなったのですからこれまた不可解としか言いようがありません。

神宮球場と小川泰弘の組み合わせに加えて2点差に迫った時点で得点圏にいた走者はあの時と同じ上本崇司で一発出れば逆転の状況から、代打で登場したのはあの新井貴浩とドラフト6位入団など経歴に共通点がある正随優弥とこじつければ何となく2017年のいわゆる「七夕の奇跡」と共通点が幾つかあり期待したファンも多かったかと思いますが…。

まあ、さすがにめったに起きないから奇跡は奇跡でありそもそも島内颯太郎が打たれまくるなど試合運びがなってないチームが劇的な勝利を納められるほど甘いものではないということでしょう。

結局は、こちらも単なる帳尻合わせに過ぎず試合も敗れカード負け越しになった以上は得られたものなど皆無という事です。

09/19(土)○「制限緩和の夜に」(カープ2020+カープ観戦記)

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東京ヤクルトスワローズ2-3広島東洋カープ

13回戦(カープ6勝5敗2分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 フランスア2勝2敗9セーブ

敗戦投手 石山3勝2敗10セーブ

 

本塁打

(C)堂林13号①

(S)坂口9号②

 

打点

(C)長野①堂林①大盛①

(S)坂口②

 

投手

※数字は自責点

(C)森下②-塹江-フランスア

(S)吉田大①-梅野-マクガフ-清水①-石山①

 

先発、森下は2回に逆転弾を浴びるも7回2失点で試合を作る。

打線は13残塁の拙攻で15安打放つも7回まで1得点と森下を援護出来ず。

試合は延長10回に大盛の適時打で勝ち越して今季初の延長戦での勝利を飾る。

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新型コロナウイルスへの入場制限の為、これまでの5000人から1万5000人近い動員がこの試合から可能となったプロ野球

おかげで、当初の5000枚があっという間に売り切れてチケット入手を断念していた私にも期せずして今季、初観戦の機会が巡ってきました。

開幕から半年経ち、シーズンも進んでチームの自力優勝の可能性もとっくの昔に消えている現状ではありますが、やはり球場に行けるとなると嬉しいもの。

当日は、朝から検温を何度かしてマスクは勿論、消毒液などの衛生用品の確認など、おおよそ今までの野球観戦では考えられなかったような準備をしました。

大変、煩わしいようですがこの手の緩和解除は参加する各々の管理に委ねられている以上は最善を尽くすのは当然の事でしょう。

制限緩和の影響からかいつもより人出が多く感じる渋谷駅で地下鉄銀座線に乗り換えて外苑前へ。

思えば昨年末にリニューアルした銀座線の渋谷駅から球場に行くのも初めての事で、随分とあれから時間が掛かったような気がして感慨深いです。

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到着すると大勢の観客が既に集まってきています。

予想はしていたとはいえ、さすがにこれだけの人数が集まる場所に久しぶりに来ると何だか面食らってしまいますね…。

座席は定員の50%の為、両隣が空いていて普段狭い座席も広々使えて結構快適でしたし、スワローズ側の鳴り物応援も今日から復活するなど(勿論声出し厳禁)制限だらけの観戦と思いきや拍子抜けするほど普通でした。

約1年ぶりとなる神宮野球場が誇る「欅」の伝統のカレーライスも久しぶりに味わたのもまた感激。

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一方で、増員に伴ってビール等の売り子による巡回販売はなく、代わりにコンコースで臨時販売所を開設しての販売でした。

そうなるとふと気になったのが売り子の皆さんの報酬が個々の売上による歩合制である事。

この売り方でどうやって売上を分配するのでしょうかね?

気になって本人たちに聞いてみたらこんな答えでした。

「あ、今は時給制なんですよ」

まあ、そうですよね…。

 

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試合は昨日、試合をぶち壊した床田寛樹の幼稚極まりない低レベルなそれとは対象的に森下暢仁が締まった投球を見せてくれました。

2回に痛恨の失投により坂口智隆の逆転2ランを浴びた以外はほぼ完璧な投球で7回を被安打4奪三振9という素晴らしい投球。

これだけまともな先発がおらず悲惨極まりないチームにとって、このルーキーの投球は本当に救世主でしょう。

それだけにこの森下をほとんど援護出来なかった打線はとにかく残念。

初回に長野久良の適時打で早々に先制しなお2死満塁で追加点を奪えないと、その後も再三の好機を逸して13残塁と凄まじい拙攻。

その拙攻ぶりの酷さは、試合が終わるまで田中広輔菊池涼介が猛打賞である事をすっかり忘れてしまうぐらいでした。

8回表に何とか同点に追いつくことはできましたが、それも堂林翔太によるソロホームランというチグハグさ。

試合開始が18時30分の影響で22時までと遅くまで続いたわりには見せ場がないダラダラしたつまらない試合となってしまいました。

最終的には大盛穂の執念が呼んだともいえる適時打で勝ち越して今季初の延長戦での勝利を納めることは出来ましたが、その場面にしても昨日本塁打を放って勢いのある正隨優弥や、アレハンドロ・メヒアがベンチに残っていたにも関わらず野間峻祥を起用するのは大変消極的でしたし、大盛の適時打直後にどう考えてもアウトのタイミングで2塁走者の田中広輔を突っ込ませて憤死させるという廣瀬純による致命的なミスもありました。

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特に後者に関しては思わず、観戦ルール上厳しく禁止されている野次が口に出そうになったぐらいの酷さである事は付記しておきたいと思います。

明日の先発の組み合わせを考えれば今日敗れれば3タテの可能性が濃厚だっただけに勝利できたのは素晴らしい事でしたが、この試合の一番の目的である森下に白星を付けられなかったのは改めて残念です。

まあ、個人的には今年球場に来れた事自体が奇跡に近い事ですからそのうえ内容はともかく勝利と奇跡を上乗せ出来たのは満足ではあります。

 

 

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最後になりましたが残念といえば、私の近くに座っていたカープファンの男。

再三に渡る係員や私含めて周囲からの注意も無視してマスクはしない、大声は出す、勝手に席を移動するとやりたい放題でした。

彼だけでなく彼の取り巻きと思われる周囲に散開して座っていた連中の係員に食って掛かる彼に対して注意するどころか、他人のふりをするという卑怯極まりない振る舞いも併せて大変不快でした。

最終的には飽きたのか試合中に彼は帰ってしまいましたが…。

周囲のスワローズファンの方には勿論、本来は広大な範囲を警備しないといけない中で彼のせいで一箇所に集中せざるを得なくなった係員の方々に対しても、カープファンの中にこのような非常識な振る舞いをした不届き者がいる事には大変申し訳無い気持ちしかありませんし、スワローズ球団がカープ戦に限ってはビジターファンの入場を禁止するとしても反論が出来ません。

世界的には北米や欧州では無観客が続いている現状で、今回のような制限緩和は法律や罰則に関わらず個々人が節度をもって行動をしているからこそ成り立っている事。

その事実を忘れて身勝手な振る舞いを行う彼を私は同じチームを応援するファンとは思いたくありません。

普段、私自身さほど行儀の良いファンではないのであまりこういう事は書かないようにはしているのですが、ちょっと今回ばかりは目に余るものがあったので書きました。

次回以降はこんな事がない事を森下の新人王や大盛の活躍ともども祈りたいものです。

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09/18(金)●「より増加しそうな事態」(カープ2020)

東京ヤクルトスワローズ14-5広島東洋カープ

12回戦(カープ5勝5敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 スアレス3勝

敗戦投手 床田1勝6敗

 

本塁打

(C)菊池涼8号③正随1号①

(S)西田4号②山田哲9号②村上14号③

 

打点

(C)松山①菊池涼③正随①

(S)西浦④西田②山田哲②エスコバー②坂口①村上③

 

投手

※数字は自責点

(C)床田⑧-菊池保-高橋樹③-矢崎③-島内

(S)スアレス④-中澤①-星-梅野-近藤

 

先発、床田は初回から失点を重ね自己ワーストの4回1/3 8失点でノックアウト。

打線は菊池涼介の3ランで一時逆転も中盤以降は繋がらず。

16被安打14失点と投手陣が崩壊する惨敗で連勝が止まる。

正随がプロ入り初安打を本塁打で記録。

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前回、フラフラになりながら5回を何とか投げきった床田寛樹でしたが、今回はものの見事に力尽きました。

元来、先発を務められる力はもはや残っていない投手でしたから仕方ない事…とはいえ、菊池涼介の3ランなどで味方に大逆転して貰った結果としてこの最低最悪の内容と結果ですから憤りを感じるのもまた当然の事。

残念な事にこのチームには一部を除いてこんな先発投手しか残っていないのです。

従って、こんな風に一方的にボコボコにされる試合はこれからももっと増える事でしょう。

この球団の歴代ワーストは1950年に記録された5.20ですが、どれだけこの記録に近づけるかむしろ楽しみにすらなってきますね。

もっとも、これだけ先発が試合を作れない事態が続いている以上は若手中心のリリーフ陣の登板過多が心配され、そちらの方がよっぽど心配です。

ある程度先発が打たれたら試合を捨てて2軍で肥やしにすらなってないダメ外国人投手共含めて適当な投手を交代で投げさせて凌ぐなどしていくしかないかもしれません。

当然、結果は悲惨な事になるでしょうが、その責任はベンチが取れば良いだけなのですから。

 

冴えない投手陣に比べると打線は中盤以降はやる気をなくしてしまったとはいえ、若い力がまた出てきました。

今日の試合でプロ初安打を本塁打で記録した正随優弥は地元出身で東都大学野球連盟出身かつ、ドラフト6位入団と新井貴浩と共通点も多くファンに注目される選手。

また、球団史上初の名門大阪桐蔭高校出身の選手にして祖父の三原卓三氏も元カープの選手という色々と情報量の多い選手でもあります。

非常に荒削りですが一晩で祖父の記録を超えたこの大砲候補が大盛穂などに続いてファンを楽しませてくれるか注目したいところです。

09/16(水)○「理想的な攻撃とそうでもない先発」(カープ2020)

広島東洋カープ9-2中日ドラゴンズ

17回戦(カープ9勝7敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 野村5勝1敗

敗戦投手 岡野2勝2敗

 

本塁打

(C)松山4号②磯村1号①ピレラ9号①

(D)-

 

打点

(C)ピレラ②松山②磯村①長野②坂倉①大盛①

(D)井領①木下①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村②-菊池保-ケムナ-島内-矢崎

(D)岡野④-ゴンサレス②-藤嶋-山井③

 

先発、野村祐輔は毎回走者を背負う投球で5回2/3を2失点で降板。

打線は初回にピレラの適時打で先制すると中盤以降も得点を重ねる。

被安打10も、13安打9得点が効いて2連勝で2カードぶりの勝ち越し。

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低迷するチームに追い打ちをかけるかのように、大瀬良大地の右肘手術が公表されてファンに激震が走ったのがこの試合の前の事。

登録抹消直前の投球はどう考えても故障を庇っているようにしか見えない痛々しい姿が見られましたが、今季絶望はおろか来季以降も心配されるような重症ですから大変な衝撃です。

開幕当初からリリーフ陣の不振の煽りで首脳陣が球数を投げすぎさせ過ぎたのが原因という指摘もありますが…今のところはこればかりは不幸な事故としか言いようがないでしょう。

とにかくこの3年連続で最多勝を含む二桁勝利を挙げた主力投手が無事に復帰してくれる事を祈るばかりです。

 

一方で、試合の方は予想以上に点差を付けての勝利。

昨日に続いて、大盛穂とホセ・ピレラの活躍により先制点を挙げた打線はその後も3本の本塁打を始め打線が終盤まで繋がり続けて先制、中押し、ダメ押しと理想的な攻撃で13安打9得点。

大盛とピレラが1番3番に固定された事により、打順がコロコロと変わっていた堂林翔太を下位打線で起用する事も出来て攻撃に厚みが加わった印象です。

特に大盛は3試合連続で1番起用された試合で先頭打者として出塁と、絶好調で昨日もいいましたが非常に見ていて楽しみな選手と言えます。

何とか、大盛も打線もこの調子を維持してくれればもう少しまともな試合は増えるのですが…。

 

一方で、先発の野村祐輔は不安定な投球に終始した末に、4点差で迎えた6回途中で力尽きて2失点で降板とまたもや援護点を貰いながら「定時退社」ことQSすら守れない「早退」。

9月に入ってからの登板は援護点を貰ってはそれを食いつぶすという体たらくが目立ち、故障した大瀬良や不振のクリス・ジョンソンに代わる活躍どころかいつ抹消されるのか分からない事態です。

やはり、8月終わりの8回2失点は復活の狼煙などではなくローソクが燃え尽きる直前の一瞬の炎の揺らめきに過ぎなかったという事でしょう。

同時に大変残念ですが、大瀬良離脱により、先発ローテーションは既にその体をなしてないという現実を改めて感じさせられます。