吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/15(火) ○「攻守で珍しい事」(カープ2020)

広島東洋カープ6-3中日ドラゴンズ

16回戦(カープ8勝7敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里4勝4敗

敗戦投手 大野雄5勝5敗

セーブ投手 フランスア1勝2敗9セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠18号①

(D)アルモンテ6号①高橋5号①京田3号①

 

打点

(C)ピレラ①鈴木誠③堂林②

(D)アルモンテ①高橋周①京田①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里①-中田②-ケムナ-塹江-フランスア

(D)大野雄④-藤嶋-ゴンサレス-谷元-又吉②

 

先発、九里は安定した投球で6回1失点で試合を作る。

打線は初回にピレラの適時打と鈴木誠也の3ランで先制すると8回裏に堂林の適時打で突き放す。

2番手中田が2被弾でノックアウトも以降のリリーフ陣が踏ん張って逃げ切り連敗を3で止める。

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九里亜連は最近2試合連続QSともはやボロ雑巾と化した先発ローテーションの中では比較的安定している先発…ただし相対的に。

しかし、彼をもってしても前回の同カード同様に大野雄大を向こうに回して投げるとなると出てくる予想としては「今日は何点差で負けるだろうか?」という事のみでした。

それ以前に大野雄大が6試合連続完投という素晴らしい結果を残している以上は、ノーヒットノーランの可能性すら考えられましたが…そうはならなかったのですから勝負事とはなんとも不可思議な事です。

打線は、初回に現在売出し中の大盛穂の安打をきっかけにホセ・ピレラの適時打に不振の鈴木誠也の3ランで一挙4得点と好投手相手にこれしかないタイミングで最高の結果を残してくれました。

以降はまったく手も足も出なかった事を考えるとこの機会を逃せば逆に完投完封を許していたことは想像に難くありません。

3連覇時代もどちらかといえば少ない好機で効果的に攻撃するより、数打てば当たるの理論で相手がウンザリするぐらいにチャンスを作りまくって得点する事が多かったチームにあって大変めずらしい事です。

 

一方、前々回であれだけ九里を引っ張りまくって大失敗した時とは異なり、今回のベンチは早めの継投に心がけて相手の反撃を凌げました。

兎角、試合が壊れるまで投手陣を引っ張りまくって失敗して最終的には投手の逐次投入になる今季のチームには珍しい事です。

こういう珍しい出来事が重なって好投手相手に勝つことができましたが…。

もっとも、それでも中田廉が無様な投球を見せてあわや逆転の危機を迎えるなど安定した結果にならない訳ですから難しいもの。

ひらたく言えばそれがチームが弱いという事なのでしょう。

09/13(日)●「当然の結果の末に」(カープ2020)

阪神タイガース7-6広島東洋カープ

17回戦(カープ5勝10敗2分)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 スアレス2勝15セーブ

敗戦投手 塹江3勝3敗

 

本塁打

(C)鈴木17号③

(T)陽川3号①

 

打点

(C)鈴木誠③大盛②坂倉①

(T)糸原②ボーア②近本①陽川①

 

投手

※数字は自責点

(C)薮田④-高橋樹-ケムナ①-島内-中田-塹江①

(T)藤浪⑤-馬場-岩貞①-桑原-岩崎-スアレス

 

先発、薮田は3回途中5失点でノックアウトされリリーフ陣も2失点。

打線は初回に鈴木誠也本塁打で先制するなど中盤までに6得点リードも終盤は奮わず。

2度のリードを守れず投手陣崩壊で惨敗しカード3連敗。

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先発は試合を作れず、リードも守りきれずに接戦を落としてカードのスイープもあっさり許す。

いずれも今季のカープではもはや見慣れた光景にすぎませんから、惜しい試合などという愚にもつかない不快な言い訳に過ぎないでしょう。

今日の先発は、投手不足からクジか何かで適当に決めたとしか思えない薮田和樹。

この時点でまったく勝利の予感など無きに等しいのですが、初回3得点という最近のこのチームにしては破格とも言える援護点を貰って起きながら3回すらもたないという予想以上の酷さでした。

やはりというべきか、この投手はもう二度と一軍で先発してはいけないレベルの終わった投手という事が改めて分かりました。

ここ2試合でリリーフを消耗している状況で先発がこれでは結末は分かりきった事でしたが、その割には試合を壊しませんでした。

しかし、8回裏に決勝弾を浴びた塹江敦哉は、今週は5失点を喫するなど明らかに疲労困憊といった様子。

前回、セットアッパーを務めたにも関わらずそこから中2日で3イニングのミドルリリーフと無茶苦茶な起用を受けたケムナ誠と共にここから更に9連戦+13連戦という超過密日程を乗り越えるのは不可能に見えます。

せめて、負けるのは当たり前としてベンチには少しでも伸び始めている選手を潰さないような努力を見せて欲しいです。

この二人はじめいずれかの選手がこれ以上離脱した場合に待っているのは勝敗以前にプロ野球興行として見るに耐える試合すら出来なくなる事という現実なのですから。

 

一方、このカード最初の2試合で僅か1得点だった打線は今更ながら今日は中盤までで6得点。

心身ともに消耗しているのか、あまりに無気力なプレーが目立っていた為、休養させるべきと思っていた鈴木誠也は初回に本塁打と久しぶりに試合に参加してくれたのが大きかったかと思います。

もっとも、相変わらず適時打が出ず絶不調であるという事実には変わりはありませんが…。

一方、今日は一時同点だとなる2塁打を始めマルチ安打の活躍を見せた大盛穂はこういう状況下のチームにあって見ていて楽しくなる選手。

どうせ勝つ気などハナからないに等しいベンチもアリバイ作りに投手の左右で打順をいじって「頑張った感」を出す無駄な努力をするくらいならこういう好調の選手を相手投手に関係なく起用するべきでしょう。

それが消化試合をファンに見せているチームの義務なのですから。

09/12(土)●「抜ける櫛の歯」(カープ2020)

阪神タイガース3-1広島東洋カープ

16回戦(カープ5勝9敗2)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 秋山5勝1敗

敗戦投手 遠藤2勝3敗

セーブ投手 スアレス1勝15セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)大山18号③

 

打点

(C)菊池涼①

(T)大山③

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤③-中田-菊池保-島内-塹江

(T)秋山①-ガンケル-スアレス

 

先発、遠藤は初回に3ランを浴び5回途中で降板も、リリーフ陣は無失点。

打線は、前日に続く貧打で8回裏の1得点のみに留まる。

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昨日の床田寛樹と異なり今日の先発の遠藤淳志は今季、水準以上の活躍を見せている投手。

しかし、結果的には昨日と似たようなスコアと内容という低調極まりない結果に終わりました。

遠藤はいきなり3ランを浴びてこれで3試合連続で初回での失点で、相変わらず試合の入り方に課題を残したものの以降は徐々に調子を上げていくような投球。

それだけに5回途中での降板は大変残念でした。

降板時の様子を見ると明らかに試合中に負傷したように見えますので次回以降の登板は微妙かもしれません。

ここまで先発としてまったく実績がなかった中、先発不足のあおりでほとんど準備期間のないままに開幕ローテーション入りしながら、プロ入り初完投勝利も含めて意外過ぎる活躍を見せていた遠藤。

前田健太以来となる高卒生え抜き投手での規定投球回数到達も視野に入っていたのですから、無事を祈るしかありません。

それにしても、この一ヶ月であっという間にまともな先発投手の大半が故障やコンディション不良を抱えているという状況でまさに櫛の歯が抜けていくかのようにボロボロになってきました。

勿論、今日の遠藤のように中5日で登板させる事自体は酷使ではありませんし、不幸な事故としか思えません。

しかし、この過密日程を過ごす中でその不幸な事故に遭遇する確率をどれだけ減らす努力をベンチがしてきたかという観点では大変疑問が残るのも確かです。

例えば、この3連戦はどのみち床田寛樹や、薮田和樹のようなまともに試合を作るのが不可能であろう低レベルな投手を先発させざるを得ない状況は分かりきった事でしたが、そうであるならその中でも一番まともな遠藤をわざわざ土曜日にスライドさせる必要があったのでしょうか?

これに限らず、九里亜連や野村祐輔のようなスタミナも集中力も劣る投手を無意味に引っ張り続けて試合を台無しにしているような事象が多々ある訳ですから、もう少し考えるべきなのではないかと思えます。

 

09/11(金)●「捨て試合の証明」(カープ2020)

阪神タイガース2-1広島東洋カープ

15回戦(カープ5勝9敗2分

阪神甲子園球場

 

勝利投手 西勇 6勝3敗

敗戦投手 床田1勝5敗

 

本塁打

(C)-

(T)サンズ18号①梅野4号①

 

打点

(C)-

(T)サンズ②梅野①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田①-菊池保①-中田-矢崎①

(T)西勇

 

先発、床田は初回に失点し、5回2失点でリリーフ陣も失点。

打線は、西勇輝を3併殺の拙攻で4安打無得点。

攻守ともに低調な試合で惨敗を喫し連勝が止まる。

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ここまで対カープ戦では5回対戦し3勝で、勝率に至っては10割と完全にカモにされている西勇輝が向こうに回して、こちらの先発は久しぶりの床田寛樹。

今季は、ここまでほとんど試合が作れない投球が続き、昨年の活躍はもはや遠い忘却となりファンからもベンチからも信頼を完全に失った投手ですが、先発投手不足のあおりを受けての再登場となりました。

一ヶ月前に彼に対して「次はもうない」と言い放った投手を、舌の根も乾かないうちに再度マウンドに上げる監督の言葉の軽さにはゲンナリしますが、それだけ誰もファームでも投手は育っていないという事なのでしょう。

 

この先発投手の組み合わせを見ると観戦しているファンには大変申し訳ありませんが「捨て試合」という言葉が自然に口につくのは仕方ない事でしょう。

こんな事を書くと「一生懸命にやっている選手に失礼」という声は当然出てくるでしょうが…この試合を見た限りではそれはあたらないでしょう。

結果は勿論、内容においても攻守ともに選手にまったくやる気が見られないただただ惰性でシーズンを消化する為だけにやっているも同然の試合なのですから。

打線は3つの併殺打で3塁すら踏ませてもらえない低調な攻撃。

同じ投手に毎回毎回同じようにやられる選手の学習能力の無さは勿論ですが、コーチ陣もほとんどまともにデータの収集や解析すらせずに勘頼みな適当なアドバイスしかしてないとしか思えません。

まったくプロとは思えないぐらいに緻密さも勤勉さも感じられない戦いぶりは今に始まったことではありませんが、改めて見せつけられると哀れみと悲しみしか感じません。

「捨て試合」である事を証明したのは他ならぬ選手でありチームである…という事です。

唯一、この試合で注目できたのは上記の如くまったく期待してなかったにも関わらず5回自責点1で何とかまとめた床田の意外な好投ぐらいでしょうか。

まあ、それにしても6イニング目であっさり大量失点を喫していた可能性は高かったですし、次回に期待なんて到底出来るレベルの投手ではありませんが…。

09/10(木) ○「初の大役に」(カープ2020)

広島東洋カープ2-1東京ヤクルトスワローズ

回戦(カープ勝敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森下6勝2敗

敗戦投手 マクガフ3勝1敗

セーブ投手 フランスア1勝2敗8セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)坂口8号①

 

打点

(C)長野①菊池涼①

(S)坂口①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下①-ケムナ-フランスア

(S)高橋①-梅野-マクガフ①-近藤-中澤

 

先発、森下は安定した投球で7回1失点の好投を見せてリリーフ陣も無得点。

打線は7安打も好機を活かせぬ拙攻で長野と菊池涼介の適時打による2得点のみ。

ケムナとフランスアの好リリーフが光り僅差の試合を制して5カードぶりのカード勝ち越し。

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昨日は、「10点取っても勝てない」という無様極まりない醜態を見せた投手陣にあってルーキーながらローテーションで唯一のまともな投手である森下暢仁が先発。

もっとも、その森下にしても前回の登板ではプロ入り最速でKOされた直後の登板とあって不安の方が大きかったのですが…。

初回のピンチを何とか凌ぐと以降は5安打を浴びながらも6回表に浴びた一発以外で失点もなく7回1失点に奪三振7と素晴らしい投球。

しかし、昨日とは対象的に打線がなかなか援護が出来ないというがゆい状況なったのはなんとも皮肉な事です。

10得点も獲得して勝てないという事実で野手陣の士気が大きく下がったのは当然の事ではありますが…しかし、何もこの試合でとも思えます。

しかし、最終的に雀の涙程度の援護点で森下に勝ちが付くという結果になったのは大変喜ばしい事。

 

その立役者は森下本人は勿論ですが、最小のリードを無失点で守り抜いたヘロニモ・フランスアとケムナ誠の二人です。

フランスアは、イニング跨ぎ含めて3連投という常軌を逸した登板に加えて會澤翼が投球途中で負傷退場するというハプニングにもめげずに強靭さを見せてくれました。

これだけの連投となると賛否が分かれるのは当然ですが、森下の勝利を守るというただ一点の目的だけで見れば妥当ではあったかと思えます。

勿論、他の投手が先発の時や森下に勝ちが付かない場面でこれをやったら私も迷わずベンチをボロクソにこき下ろしますけれど…。

 

そのフランスア以上に驚きと歓喜を与えてくれたのは初のセットアッパーでの起用に見事に無失点で応えたケムナ誠です。

カープのキャンプ地の近所の食堂の元アルバイト」という経歴を持つこの右腕はこれまでの投球で力強い直球で空振りが取れる事からリリーバー向きとは思えましたが、まさか一発で結果を残すとは…。

勿論、二死から四球連発でピンチを招いた以上は内容は圧倒的とまでは言えませんが、とにかく終盤の僅差になると簡単にほとんど無抵抗で失点するような投手ばかりのこの三流ブルペンにあっては、リードを保って1イニング投げきる事は重要な事です。

そろそろ疲れが見えてきた塹江敦哉を、島内颯太郎共々助ける働きを今後も期待したいものです。

 

ところで上記でも取り上げましたが、9回表の守備の際にファウルボールを顔面に受けて担架で運ばれて交代となった會澤翼の様子は心配です。

マスクから上とはいえ凄まじい衝撃でおそらく脳震盪を起こしたものと思われますが…ほとんど動けない状態での退場は不安になります。

大変不幸な事故としか言いようがありませんが、どうか無事であって欲しいと今は祈るしかありません。

09/09(水) △「単なる不祥事」(カープ2020)

広島東洋カープ10-10東京ヤクルトスワローズ

10回戦(カープ4勝4敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手-

敗戦投手-

セーブ投手-

 

本塁打

(C)鈴木誠16号①

(S)山田哲16号③村上12号①

 

打点

(C)田中広輔④菊池涼③堂林①鈴木誠①ピレラ①

(S)山中②山崎①山田哲③村上②廣岡①塩見①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村⑦-中田-塹江③-フランスア

(S)山中⑦-星①-風張②-マクガフ-清水-石山

 

先発、野村は2回表に3失点を喫し以降は粘るも7回に力尽きる。

打線は2回裏に一挙5得点の猛攻を見せ以降も得点を積み重ねて10得点。

継投に失敗し、一時7得点差を7回8回で追いつかれて引き分け。

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どう考えても消化試合のオーダーにしか見えない1番で大盛穂をスタメン起用した打線は予想外の威力を発揮し、3点のビハンドを跳ね返して10得点。

特にその大盛自身がプロ入り初の猛打賞と育成出身選手がたいして育った実績がない球団にあって歴史的な活躍を見せてくれました。

先発の野村祐輔は2回表に投手の山中浩史に長打を浴びるなど3失点も6回まで投げ抜きQSを記録。

こうなると、連戦が続く状況でリリーフを温存して勝利出来ると誰もが確信したと思いましたが、そこは下位に低迷する底辺球団。

まさか終盤の2イニングで7点差を追いつかれるという事態になるとは…つくづくファンに容赦がないチームです。

前回も突如として崩れて5失点を喫して降板した野村祐輔に関しては正直、今後は一切信用せずに強制的に大好きな「定時退社」をさせるべきとしか思えませんし、塹江敦也に関しては、今季は素晴らしい活躍を見せてはいますが、これだけ混乱した試合で平静を保てるレベルの投手ではないという事なのでしょう。

これだけ大量の援護を与えて勝てないというのは「負けに等しい引き分け」などというもっともらしい表現を超えて「単なる不祥事」としか言いようがありません。

これに限らず今季は投手陣がここ10年で最悪とも呼べる出来で2年前に3連覇を達成したチームの名誉を大きく毀損している状態が続いています。

そうである以上は、今さら無意味な行為であるとはいえ野手陣にケジメをつけるという意味でも投手コーチを入れ替えるなどの制裁を加えるべきでしょう。

少なくとも澤崎俊和、横山竜司のいずれかには明日から一軍のベンチからいなくなって欲しいと強く願います。

せめて監督を処罰するのが無理ならば。

09/09(水) △「単なる不祥事」(カープ2020)

広島東洋カープ10-10東京ヤクルトスワローズ

10回戦(カープ4勝4敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手-

敗戦投手-

セーブ投手-

 

本塁打

(C)鈴木誠16号①

(S)山田哲16号③村上12号①

 

打点

(C)田中広輔④菊池涼③堂林①鈴木誠①ピレラ①

(S)山中②山崎①山田哲③村上②廣岡①塩見①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村⑦-中田-塹江③-フランスア

(S)山中⑦-星①-風張②-マクガフ-清水-石山

 

先発、野村は2回表に3失点を喫し以降は粘るも7回に力尽きる。

打線は2回裏に一挙5得点の猛攻を見せ以降も得点を積み重ねて10得点。

継投に失敗し、一時7得点差を7回8回で追いつかれて引き分け。

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どう考えても消化試合のオーダーにしか見えない1番で大盛穂をスタメン起用した打線は予想外の威力を発揮し、3点のビハンドを跳ね返して10得点。

特にその大盛自身がプロ入り初の猛打賞と育成出身選手がたいして育った実績がない球団にあって歴史的な活躍を見せてくれました。

先発の野村祐輔は2回表に投手の山中浩史に長打を浴びるなど3失点も6回まで投げ抜きQSを記録。

こうなると、連戦が続く状況でリリーフを温存して勝利出来ると誰もが確信したと思いましたが、そこは下位に低迷する底辺球団。

まさか終盤の2イニングで7点差を追いつかれるという事態になるとは…つくづくファンに容赦がないチームです。

前回も突如として崩れて5失点を喫して降板した野村祐輔に関しては正直、今後は一切信用せずに強制的に大好きな「定時退社」をさせるべきとしか思えませんし、塹江敦也に関しては、今季は素晴らしい活躍を見せてはいますが、これだけ混乱した試合で平静を保てるレベルの投手ではないという事なのでしょう。

これだけ大量の援護を与えて勝てないというのは「負けに等しい引き分け」などというもっともらしい表現を超えて「単なる不祥事」としか言いようがありません。

これに限らず今季は投手陣がここ10年で最悪とも呼べる出来で2年前に3連覇を達成したチームの名誉を大きく毀損している状態が続いています。

そうである以上は、今さら無意味な行為であるとはいえ野手陣にケジメをつけるという意味でも投手コーチを入れ替えるなどの制裁を加えるべきでしょう。

少なくとも澤崎俊和、横山竜司のいずれかには明日から一軍のベンチからいなくなって欲しいと強く願います。