14回戦(カープ6勝6敗2)
勝利投手 小川9勝3敗
敗戦投手 中村祐1敗
セーブ投手 石山3勝2敗11セーブ
(C)-
(S)濱田2号①青木15号①山田哲人①村上15号①
打点
(C)坂倉①ピレラ①上本②
(S)濱田②青木②山田哲①西田②村上①
投手
※数字は自責点
(C)中村祐③-菊池保-島内④-中田-高橋樹①
(S)小川⑤-石山
先発、中村祐太は初回に3者連続本塁打を浴びて先制を許すと4回2/3で負傷降板。
打線は、7点差の9回に打者一巡の猛攻で5得点を見せるも及ばず。
中盤にリリーフ陣による大量失点を取り返せずカード負け越し。
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先発不足の煽りでこれまたたいして二軍でも活躍していない中村祐太を先発させる事となったこの試合。
しかも、相手先発は今季ノーヒットノーランを達成するなど絶好調の小川泰弘とあって十中八九は敗れると予想していたファンは多かったかと思います。
しかし、スコアは意外にも接戦…に見せかけた物凄い帳尻合わせの連続となりました。
中村祐太は立ち上がりでいきなり1番の濱田太貴にスワローズ球団最年少での先頭打者本塁打を許すと続く、青木宣親、山田哲人にも本塁打を打たれるというプロ野球史上では四半世紀ぶり4例目となる恥ずべき記録を残してしまいました。
はっきり言ってこの投手は一体やる気があるのだろうかと思える酷さでしたが、その後は3イニングをノーヒットに抑える投球を見せたのだから分からないものです。
更にいえば、5回も2死まで取って2年ぶりのQSへの期待も出てきたところで負傷退場と良いのだか悪いのだか何とも評価点が付けにくい内容と結果。
また正直、降板した理由が理由ですから次回登板があるかどうかすら微妙で「次回に繋がる」とは到底思えません。
また、打線に関しても昨日の勝ち越し打を放った大盛穂がまるで子供のように弄ばれる姿に代表されるように非常に低調な攻撃に終始。
9回も無死1塁3塁から堂林翔太が併殺打に終わり、試合の大勢は決した筈でしたが…何故かここから思い出したかのように猛烈な反撃を展開して一挙5得点で2点差まで迫りあわや一発出れば逆転という事態にまでなったのですからこれまた不可解としか言いようがありません。
神宮球場と小川泰弘の組み合わせに加えて2点差に迫った時点で得点圏にいた走者はあの時と同じ上本崇司で一発出れば逆転の状況から、代打で登場したのはあの新井貴浩とドラフト6位入団など経歴に共通点がある正随優弥とこじつければ何となく2017年のいわゆる「七夕の奇跡」と共通点が幾つかあり期待したファンも多かったかと思いますが…。
まあ、さすがにめったに起きないから奇跡は奇跡でありそもそも島内颯太郎が打たれまくるなど試合運びがなってないチームが劇的な勝利を納められるほど甘いものではないということでしょう。
結局は、こちらも単なる帳尻合わせに過ぎず試合も敗れカード負け越しになった以上は得られたものなど皆無という事です。