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カープと趣味の日記

4/26 ◯「ミドルリリーフの重要性」(カープ2018)

横浜DeNAベイスターズ3-4広島東洋カープ

6回戦(カープ4勝2敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 ジャクソン1勝1敗

セーブ投手 中崎8セーブ

敗戦投手 山崎 1敗8セーブ

 

本塁打

(C)エルドレッド4号①

(BY)宮本2号①

 

打線は初回に3得点先制も3回以降は8回までパーフェクトに抑えられる。

先発、野村祐輔は4回3失点で降板も2番手アドゥワが2イニング無失点と好投。

最終回にエルドレッド本塁打が飛び出し接戦を制してカード3連勝。

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相手チームと明らかに先発の格差がありながら、2連勝で勝ち越したこのカード。

今日の対戦相手はここまで快投を続けるルーキー、東克樹。

大変、苦戦が予想される対戦相手でしたが、上手く初回の立ち上がりを攻めて3得点と最高の形で先制できました。

しかし、それを見事にぶち壊したのがこれで3試合連続でQSを逃す事になり得意の「定時退社」どころか「仮病で早退」も同然のふざけた投球を見せた野村祐輔

今日も今日とて、たいして球威のない気の抜けたようなボール球で逃げ回った挙げ句、打たれるという見ていてイライラする投球。

初回の失点は鈴木誠也の幼稚なエラー絡みでしたが、あれがなくてもあの投球内容では最終的には3失点以上は確実だったように思えます。

はっきり言って、立ち直るきっかけも気概すらも感じられず、他に投手がいるのならローテーションから外して欲しいくらいです。

それに比べると本当に相手先発の東は素晴らしい投球。

力のある直球とチェンジアップを小気味よくグイグイ投げ込んでいく投球は見ていて気持ちのいいものでした。

これだけ逃げ回らずにしっかり正々堂々とストライクゾーンで勝負出来る先発投手なんてこのチームには皆無ですから左腕でこれだけの投手を獲得できた相手チームが心底うらやましかったです。

 

打線は、この東の前に、2回表には無死1、3塁からクリーンナップがボールを前に飛ばす事すら出来ずに無得点に終わるとその後は手も足も出ずという展開。

特に酷かったのが2回以降はまったくボールが見えてないかのような酷い打撃で三振しまくって打線の穴でしかなかった鈴木誠也

初回こそは犠牲フライを何とか打ちましたがこれだけ得点したこの3連戦で結局は無安打。

更には守備でも酷いプレーで、スタメンはおろかそもそも試合に出られる状態でなかったという事のようです。

この3連戦で勝因となっている打線がこのありさまで、先発の実力差(敢えてこう書きます)は歴然ですから正直、3回終った時点で逆転負けは確実だと諦めていました。

 

しかし、結果はなんとこれだけの好投手を向こうにまわして勝利。

原動力はやはり「ズルして早退」した野村祐輔の後を受けて2イニングを無失点で投げ抜き、「勝ちパターンである」今村猛、ジェイ・ジャクソン、中崎翔太へと繋いだアドゥワ誠でしょう。

今季、ミドルリリーフの投手が同点の場面でこれだけの投球を見せる事はこのチームは、ほとんどなかった訳ですからこの投球は本当に素晴らしい価値があったと言えます。

相手と比べて先発が明らかに劣る不利な展開でもしっかり耐えれば勝機は見えてくる。

そんなミドルリリーフという仕事の重大さを教えてくれるかのような見事な投球を見せたアドゥワは、「現在、日本で一番得点するのが困難な投手」である山崎康晃からたった一振りで得点を奪って見せたブラッド・エルドレッドともども今日の勝因だったのは異論はないかと思います。