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カープと趣味の日記

5/6 ●「受け入れがたい敗戦の意味」(カープ2018)

東京ヤクルトスワローズ4×-3広島東洋カープ

9回戦(カープ6勝3敗)

明治神宮野球場

 

勝利投手 中尾 2勝

敗戦投手 一岡1勝3敗1セーブ

 

本塁打

(C)バティスタ6号②

(S)バレンティン10号①大引1号

 

先発、九里は7回1失点と好投。

打線はバティスタが3打点猛打賞もかつやくもその3得点のみに留まる。

9回、10回と2死から失点を喫し逃げ切れず最後はサヨナラ負けの惨敗。

カード負け越しで9連戦を終える。

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先発不足に喘ぐ過程で、九里亜蓮の先発は個人的には大変不本意でした。

今季、初先発の試合で酷い投球を見せた事は勿論、そもそも彼の一番輝く場所はミドルリリーフであり先発には向いていないという観点からも期待はまったく出来なかったからです。

しかし、いざ試合が始まれば序盤から気持ちを全面に出した投球で安定して試合を作り、望外の7回1失点という好結果を得ることに成功しました。

「他にいないから仕方ない」というマイナスな意味で登板した投手としてはこれは出来すぎではありますから、次回以降も多くを期待するのは難しいでしょうが、昨年の薮田和樹同様にこういうきっかけを活かして欲しいものです。

しかし、これだけ九里が好投して試合を十二分にも作ったにも関わらず、好事魔多しとは良く言ったもの。

試合は、9回2死走者なしから本塁打で追いつかれ、10回2死からでも逃げ切れず、最後は11回2死走者1塁からサヨナラ負け。

あまりの酷さに、にわかには受け入れがたい敗北と言えます。

また、9回2死から被弾して勝てる試合を台無しにした中崎翔太、10回8球連続でストライクを投げる事無くマウンドを降りた今村猛は勿論の事として…8回に投球したジェイ・ジャクソンも最後の併殺打は運に助けられた部分は否めませんから勝ちパターン3投手が総崩れという形で9連戦を終えることとなりました。

長いシーズンで3投手のうち1人ぐらいは調子の悪い試合はいくつかあるかと思いますが、ここに来て全員という状況は前途に不安を感じざるをえません。

もっとも、中崎、ジャクソンに関しては内容的には不安定ながら何とか追いつかれない程度の結果を出し続けていただけというのもありますからある程度は予想できた事でしょうが…。

今日、九里が頑張ったとはいえ先発が不安定でリリーフ陣が大変難しい事でしょうが、何とか引きずらないようにと願うしかありません。

 

打線は、サビエル・バティスタの活躍したほか、菊池涼介下水流昴の2安打などがありましたが、結局は3得点。

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要因は打線の中盤にいて出塁はおろか、犠打すら出来ずに散々だった安部友裕が完全に打線を分断していたという事は明らかでしょう。

彼以外に適任者がいない三塁というポジションの関係上、外す事は出来ないのは分かりますが、打率4割前後を誇る好調の會澤翼がいるにも関わらず、最近の打率が1割を切る彼をわざわざ打線の中軸に据える理由はないように思えます。

 

野村祐輔や、丸佳浩とチームの中心が相次いで離脱した状況で迎えた9連戦は「恵みの雨」もあり最終的には5勝3敗と望外の結果を納める事となりました。

しかし、それでもこのまま安定して勝てるとはどうも思えません。

なにしろ、今日の「受け入れがたい敗戦」とは、先発が不足しているこの状況でリリーフ、打線と低水準な試合であれば下位チームでも圧倒される程度の強さという事が分かった訳ですから。

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