8回戦(カープ5勝3敗)
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)
勝利投手 大瀬良 5勝2敗
敗戦投手 小野 3勝1敗
(T)板山1号①
先発、大瀬良はほぼ毎回奪三振の投球で7回1失点と好投。
打線は大瀬良の適時打以降は繋がりを欠くも7回の3者連続押し出しなどで6得点。
大瀬良の好守に渡る活躍が光り、カード2連勝。
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初回から打ちも打ったり14得点を挙げた昨日の結果を見て、あまりの打線の爆発ぶりに「今日は打ち疲れするのでは？」と意味もなく心配したファンは私だけではなかったかもしれません。
残念ながら、今日は打線が繋がりに欠け、その心配が見事に的中してしまった形になりましたが、今日の大瀬良大地はそれをものともしない見事な投球を見せてくれました。
前回登板で久しぶりの完投勝利を飾りましたが、今日も立ち上がりを凌いで以降は与四球0と安定感を発揮。
おまけに打撃でも、満塁の好機であわやホームランかという打撃で先制点をもぎ取る活躍。
最終的には自身が降板した後に、マルコス・マテオの3者連続押し出しという考えられない投球での自滅という形で、ここまでの頑張りの報酬を味方ではなく相手チームから貰う事も出来ました。
やはり先発がしっかり試合を作って耐えてくれたらいい事はあるようで…。
大瀬良といえば昨年、ルーキーイヤー以来の10勝挙げたとはいえ防御率は3.65にWHIP1.28と平凡どころか10勝投手とは思えない数字が並び、岡田明丈と並び、どう考えても凄まじい猛威を奮った打線におんぶにだっこで白星を稼いだだけの投手にしか見えませんでした。
そして、今季も開幕以降はQSを維持できているかどうかのギリギリの投球が続いていましたが…。
ここに来て3試合連続のHQSと比較的安定してきて、野村祐輔が故障離脱し、クリス・ジョンソンら主戦クラスが軒並み低調な先発陣を支えてくれてはいます。
「未来のエース候補」と呼ばれながら、内容的には平凡でなかなか圧倒的な投球を見せる機会が少ない投手だっただけに今度こそは、「白星だけ」でない活躍を期待したいものです。
それとふと気づいたのですが、大瀬良が自身の適時打で勝利打点を上げた試合は、新人時代もありましたね。
しかも確か、同じカードで…。
何とも不思議な縁ですね。
