20回戦(12勝7敗1分)
勝利投手 大瀬良5勝9敗
敗戦投手 濱口2勝6敗
セーブ投手 栗林2勝7敗12セーブ
(C)-
(De)佐野11号②
打点
(C)西川②小園①田中①松山①
(De)佐野②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-大道-中崎-島内-栗林
(De)濱口①-伊勢-山崎②-石川-上茶谷
先発大瀬良は3回表に2ランを浴びて5回2失点で降板。
打線は初回適時打の西川や猛打賞の小園が中軸で活躍して5得点。
6回以降はリリーフ陣が無失点で4連勝を飾り今季のベイスターズ戦の勝ち越しが確定。
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昨日は初回に好投手から思いも寄らない大量得点を得て完封勝利を収めたカープでしたが今日は攻守ともに相手を一気に突き放すほどの爆発力はありませんでした。
まず、先週は首位チームとのカード初戦の先発を任せられながら散々な内容と結果を残すなど8月以降は疲れ切った姿ばかりが目立つ大瀬良大地は今日も立ち上がりから力なく説得力のない投球に終始。
3回裏に2死走者なしから四球の後に佐野恵太の同点弾を浴びた時点でいつ大量失点してもおかしくはなかったのですが、それでも5回2失点。
6回表に好機で打線が回って来た影響とはいえ試合を作る事は出来なかったのですが、これでもここ1ヶ月では一番まともな結果ではあります。
ただ、スタミナに不安を抱え続け常に疲れ切った姿を見せている大瀬良が、このままシーズン最後まで投げ抜くのは私には不可能には見えます。
一方、打線は序盤に3番小園海斗、4番西川龍馬の中軸が好機で活躍して3回までに2得点と昨日ほどではないですがまずまずの攻撃は見せてくれました。
もっとも、初回に先制直後の1死1塁3塁の好機や6回表に押し出しで勝ち越した直後の2死満塁の好機をことごとく逃すなど一気に試合を決める事は出来ませんでした。
何とか7回表に中軸の連打で追加点を入れる事が出来ましたが、試合全体で考えると決めきれない場面が目立ったようには見えます。
この辺りの決めきれなさが最終的な順位に響いてくるような気がしてなりません。
こういう先発も打線もほどほどに微妙な試合展開を上手く拾う事が出来たのは昨日の九里亜蓮の完封で一時の休息を得られたブルペンかと思えます。
なかでも2点差を守れず救援に失敗し逆転負けの要因を作った先週の読売戦以来の登板となった島内颯太郎が、休養の成果もあってか今日は力強い投球を見せてくれたのは感動しました。
セットアッパーとしてブルペンの中軸を担ってシーズンを始めてフルで過ごす疲労と重圧は多大なものがあるでしょうが、何とかこのまま最後まで投げ抜いて欲しいものです。