2回戦(カープ2敗)
勝利投手 バンデンバーグ5勝5敗
敗戦投手 今村2勝1敗
(C)鈴木8号①
(H)内川4号②デスパイネ14号①
先発、ジョンソンは四死球4ながら6回1失点も今村が試合を壊す。
勝利の方程式も崩壊し5連敗で3年ぶりの交流戦負け越し。
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遂に『全部盛り』完成です。
「全部盛り」と言えばカープの本拠地名物「カープうどん」を思い出しますが、当然ながらこれはうどんの話ではありません。
昨日においては「繋がらない打線」「試合を作れない先発」という大型連敗に付き物の要素が全て揃ってしまったという話はしました。
中盤まで何とかリードを保ちながら終盤逃げ切り態勢に入った途端に大量失点という惨め極まりないこの敗北。
これにより遂に、「リードを守れないリリーフ陣」という「具材」すら揃ってしまった「全部盛り」という事です。
こういう事態になってしまった以上は首位からの転落を含める崩壊は避けられないようにすら思えます。
無様極まりない投球を見せた今村猛ですが、今季はここまで防御率は1.80とさほど悪いとまでは言えない成績ではありますから今日だけの結果でダメと判断は出来ません。
しかし、この今村に限らずジェイ・ジャクソンも中崎翔太も内容的には「何とか抑えている」レベルの投球である以上は、この躓きは大きいと言わざるを得ません。
何より先発は大瀬良大地と、クリス・ジョンソンと「まともに6回まで投げられる投手」2人が先発の試合で14失点を喫し、打線は32イニング連続で適時打なしと繋がりが無くなった事が改めて証明されるという状況に好守に活力の無い状況で多くを求めるのは無理というものです。
この文章を書いている最中に楽天ゴールデンイーグルスの梨田昌孝監督の辞任のニュースが入りました。
今季、球団創設以来とも言える低迷を続けるイーグルスですが、よくよく考えれば昨季はあわや優勝と言える程の快進撃を見せたチーム。
そのイーグルスと、交流戦の順位がさほど変わらなくなってしまったカープも、あの転落劇は他人事ではありません。
というより、不安要素の「全部盛り」が完成してしまった現状においては、既にそれは始まってしまった可能性が高いという事です。