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カープと趣味の日記

8/9〇「久しぶりに守り切る展開」(カープ2018)

広島東洋カープ3×-2中日ドラゴンズ

18回戦(カープ10勝8敗)


勝利投手 一岡3勝5敗1セーブ

敗戦投手 ロドリゲス3敗

先発、岡田は序盤に2失点も以降は安定し8回2失点の好投。
打線は、序盤に反撃し追いつくも以降は沈黙し延長に突入。
延長11回に菊池のサヨナラ打が飛び出しカード3連勝。

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この時期にマジック点灯の可能性があるぐらいに好調のカープ
ですが、投手陣に関してはその事実が信じられないぐらいに低調という側面もあるのはここまで何度も指摘してきました。
即ち、「先発が試合を作れない」「先発が試合を作ってもリリーフがそれを守れない」そして「それらの諸問題を驚異的な打線が補填してくれている」という事。昨日に関しても九里亜蓮が援護を活かせず逆転を許して4回で降板し、永川勝浩が逃げ切りに失敗して敢え無く二軍落ちになるという事態。
そんな状況で今日の先発はここまで酷い投球を繰り返した挙句、ローテーションに残っているのは「代わりがいない」という後ろ向きな理由しか思い浮かばない岡田明丈。
そうである以上は、序盤から打ちまくっても苦しい試合になる可能性はありました。
しかし、結果的に失点した2回以外はいつもの「発作」も影を潜め、ほぼ完ぺきと呼んでいい内容で8イニングを投げぬくという事態。
こういう打線がなかなか打てない展開だと何故か力を発揮するというのも、なかなか偏屈な事です。また、その後を引きついだリリーフ陣に関しても、相変わらず素晴らしいヘロニモ・フランスアはともかくジェイ・ジャクソンと一岡竜司という「セットアッパー失格」の二人が何とか無失点に留めてはくれました。
内容的には両者とも見るべきものはまったくありませんが、とりあえず「0で抑える」という結果を収められたのは何よりでしょう。
おかげで、ここまで連勝を重ねておきながら試合全体を眺めると「守り切る展開」というのがなかなか見られなかったチームが、言い方は悪いですが「もっとも頼りない先発投手」が投げる試合でそれを見せることができました。
そろそろ打線の威力だけに頼るのは苦しい状況ではありますから、これがより良いきっかけになることを祈るばかりです。