17回戦(カープ13勝4敗)
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)
勝利投手 野村祐輔 6勝2敗
セーブ投手 今村2勝1敗1セーブ
敗戦投手 メルセデス3勝1敗
(C)鈴木19号②鈴木20号②田中9号②
(G)岡本21号①
先発、野村祐輔は序盤から安定も7回途中で力尽き3失点で降板。
打線は、鈴木の本塁打で先制するその後も加点する展開。
終盤に追い上げを受けるも今村の好リリーフが光り、6連勝で同カード年間勝ち越し。
今村は今季初セーブ。
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初登板以来、3勝負けなしに加えて防御率も0.67と驚異的な成績を誇る相手先発C.Cメルセデス。
かつてはドミニカカープアカデミーにも在籍した経験もあるこの左腕は大きな脅威であり、大変な苦戦が予想されました。
しかし、その予想を初回から鈴木誠也が一振りで覆しました。
のみならず今日の誠也は、2点差に迫られた7回にも野上亮麿からも本塁打と本当にいい場面で相次いで打ってくれました。
あれをスタンドに運ばれるようでは、投手は投げるコースがないのではと思えるぐらいに素晴らしい当たりでした。
今週始めのドラゴンズ戦でのオネルキ・ガルシアに続いて好投手もしくは苦手投手を序盤から攻略となり、打線は休むどころか、ますます大きく脅威を相手チームに振りまいているようにすら思えます。
その打線の援護を受けた先発の野村祐輔。
今日は大変無難な投球でいつもの「定時」である6回を終えても続投する「残業」に久しぶりに望みました。
そこまでは素晴らしかったのですが、2死からバテて、あわや本塁打かという亀井義行の一撃を受けて降板する辺りはやはり頼りになる投手とは言い切れない弱さがまだあるように思えます。
最後は醜態を見せたのが祐輔ですが、それ以前の酷さなのが、4点差3番手で登板しながら1死も取れずに満塁のピンチを招いて降板したジェイ・ジャクソン。
昨日も、結果的には無失点でしたが内容的にはまったく見るべきものがなかったのですが今日に至ってはもはや一軍で投げるべき場所はないようにすら思えてきます。
一方で、そのジャクソンが招いたピンチを驚異的な集中力で防ぎ対象的な出来を見せたのが今村猛。
現状、ヘロニモ・フランスアと中崎翔太に繋ぐ「7回の男」が不在の状況であります。
しかし、ジャクソンがこの状態である以上は、上記の今村と7回途中得点圏に走者を置いた状態でやはり抑えた一岡竜司がその任につかざるを得ないでしょう。