23回戦(カープ11勝11敗1分)
勝利投手 九里7勝7敗
敗戦投手 京山6敗
セーブ投手 フランスア6勝5敗8セーブ
(C)會澤10号②
(De)-
打点
(C)松山①會澤②安部①
(De)筒香②
投手
※数字は失点
(C)九里②-中村恭-遠藤-フランスア
(De)京山④-藤岡-武藤-平田
先発、九里は毎回走者を背負いながら堪えて6回1/3を2失点で試合を作る。
打線は3回に松山の適時打と會澤の2ランで先制も以降は繋がりに欠け4得点。
3番手遠藤が乱調もフランスアが2イニングを抑えて逃げ切る。
2安打の西川は月間42安打で月間安打数の球団記録を更新。
會澤は捕手としては球団史上初の2年連続二桁本塁打に到達。
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昨日の試合が、先発投手以外はやる気のないプレーに終止して白けきった試合だったからという訳ではないですが…。
今日、私はこの試合は見ずにサンフレッチェ広島の試合を見ていましたのでこの試合は結果だけ見て勝利を確認してしまいました。
しかし、見なかった事への後悔はありませんでしたし、むしろ見なくて良かったとすら思いました。
というのも、結局のところ試合の内容自体は昨日とあまり大差がないからです。
西川竜馬の球団記録更新や、菊池涼介に代わり2番で出場した野間峻祥の意外過ぎる活躍などはありましたが、ここまでローテーションを支えてくれていた九里亜蓮に勝ち星がついて自身初の二桁勝利への望みを繋いだ事以外に価値は特に無い試合だったかと思います。
打線は、1番2番がそれぞれ2安打と活躍したにも関わらず得点は今季未勝利の先発投手京山将弥相手から4得点が精一杯で、6回以降はさほど好調とは言い難い相手リリーフ陣にはなんとたったの1安打とむしろやる気のなさしか感じられません。
特に鈴木誠也の得点圏での頼りなさが顕著で、他の上位チームの主砲との差はもはや埋め難いものにすらなっています。
一応、首位打者の座を守ってはいるのですがはっきり言って今の彼からは何の高揚感も期待感も感じられません。
もっとも得点圏に限らず最近5試合は僅か2安打と壊滅的な成績ですからその首位打者自体も陥落は時間の問題でしょう。
投手陣は前回登板であっさりと崩れた九里が上手く立て直してくれましたが、リリーフ陣が改めて限界を露呈した形。
中村恭平はセットアッパーとしての仕事がまったく出来ませんでしたし、遠藤淳志に至っては前々回の好投がたんなるマグレである事を証明してしまいました。
遠藤は、年齢的に考えるとそもそも1軍に定着している事が奇跡的な訳ですから、これだけ崩れるとなるともはや立ち直る事は今季中では不可能でしょう。
開幕当初は無名も同然だった投手が1軍に定着してチームの上位進出に定着するというファンにとっての夢物語は一旦中断となりましたが、あれだけの活躍を見せた投手。
来季以降に期待したいと思います。
こうして、もうシーズン何度目か分からない勝ちパターン崩壊で試合自体はヘロニモ・フランスアの見事な投球で守り切るが出来ましたが、おかげで今永昇太と対戦する次戦は捨て試合になる事が確定しました。
とはいえ、今日のように明日の事など考えずに勝てる機会に全てのリソースを注ぐという事になるのはやむを得ないかもしれません。
もはやカープはたんなる弱者で、このチームには上位チーム相手に勝ち越す力などもはや残っていないのですから。