吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

9/14 ○「久しぶりの落ち着いた展開」(カープ2018)

広島東洋カープ4-0横浜DeNAベイスターズ

21回戦(カープ12勝8敗1分)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 野村7勝4敗

敗戦投手 飯塚1勝6敗

 

本塁打

(C)松山12号①鈴木29号②

 

先発野村は3塁走者を許さず6回無失点でリリーフ陣も無失点。

打線は松山、鈴木の本塁打などで序盤に得点するも中盤以降は沈黙。

先発の好投と、序盤の打線が噛み合う完封勝利で2連勝。

優勝マジックを「6」とする。

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試合を結果を見て、恐らくは自身の記憶と格闘したファンもいたかと思います。

「あれ?完封勝利なんていつ以来だろ?」と。

あまりにも記憶がないので、ここまでのカレンダーを振り返ってみるとカープの完封勝利は後半戦初どころか、なんと6月10日の楽天戦以来です。

もともと、完封勝利なんてものは運も絡みますからあまりシーズンで多い現象ではありませんが…それにしても3ヶ月ぶりとは優勝をほぼ手中に収めているチームとは思えません。

これだけ勝利数に反比例して抑えきった試合が少なかった理由は勿論、何度も半ば崩壊の状態に陥った先発陣にまず責任があるでしょう。

その中でも「戦犯格」とも言えたのが今日の先発野村祐輔でした。

前回は比較的好投と言えた内容と結果でしたが、今日は日程の都合で中5日での登板。

日程上仕方ないとはいえ正直、彼のようなひ弱な投手に耐えられるか心配でした。

しかし、序盤こそは球審の微妙な判定に苦しめられたものの終わってみれば打たせて取る投球で6回100球投げずに無失点と前回を上回る好投。

欲張って7回まで上げずに即座にリリーフ陣に引き継いだのは明日試合がないことと、今の彼の実力を考えれば当然としても素晴らしい結果だったと思えます。

漸くこれで7勝、今後の日程と彼のひ弱さを考えれば二桁勝利はほぼ絶望的ですが何とか調子を維持して欲しいものです。

 

連敗の悪い流れの中で昨日は中盤から漸く繋がった打線でしたが、今日は序盤から一発攻勢で試合を有利に進める事が出来ました。

先発がしっかりと試合を作れているうちに纏まった援護点をもたらすというのは、安定して勝つための鉄則ではありますが、その辺りのバランスが勝敗とは対象的に良いとは言い難いチームにあってこの展開に持ち込めたのは何よりです。

 

本塁打を放った松山竜平や、鈴木誠也に注目は集まるかと思いますが何よりファンをホッとさせたのはここ最近不振に陥っていた田中広輔の適時打でしょうか。

6連敗中には安打はおろか出塁すら出来なかった訳ですから、彼の不振はたんなる疲労で片付ける以上に根深い問題があるように思えます。

この一本で全てが解決する訳ではありませんが、攻守のバランスを考えたら絶対に外せない選手である事は言うまでもありません。

何とか、立ち直って欲しいところです。