16回戦(9勝6敗1分)
(C)堂林5号①
(D)細川17号①
打点
(C)堂林②
(D)宇佐見①石川①細川①
投手
※数字は自責点
(C)野村③-大道-ターリー-島内-栗林-矢崎-中崎-益田
(D)松葉①-斎藤-勝野②-松山-マルティネス-清水-藤嶋-田島-岡野
先発の野村祐輔は初回に2失点を喫し5回3失点で降板。
打線は再三の好機を活かせない展開も堂林の2ランで追いつく。
リリーフ陣は無失点も12回表の好機も決定打が出ず引き分け。
------------------------------------------------
4試合で42失点とここまでチームを支えて来た投手陣の疲弊が顕著なカープは、起用も先発である野村祐輔が初回に2失点を喫するという展開。
野村祐輔は今季は安定はしているのもののスタミナに不安があり、QSを望むのも難しいレベルの投手ですから一応5回3失点で済んだので試合を何とか作ったと考えた方が良いかもしれません。
一方で、これまた打ち込まれまくっているリリーフ陣は久しぶりに勝ちパターンの投手を投入する事となりましたが7投手を投入して僅か1被安打無失点と底力を見せてくれました。
出た投手がことごとく打たれている負のスパイラルともいえる状況に惑わされず島内颯太郎、矢崎拓也、栗林良吏は結果を残してくれたうえに、昨日のプロ初登板で4者連続奪三振含む2回パーフェクト投球を見せた益田武尚が一打サヨナラ負けのピンチを凌ぐなどフレッシュな戦力も躍動しました。
しかし、それでもこの「4連敗対決」で勝てないのは西川龍馬復帰後も調子が一向にあがらない打線でしょう。
終盤に堂林翔太の劇的な同点弾で追いつくことはできましたが、試合全体で見れば全く繋がりに欠ける姿をみせるだけでした。
のみならず、試合序盤にここまで全試合出場を果たし、打線の屋台骨を支えていた秋山将吾が負傷交代という事態まで起こってしまいました。
開幕2試合完封負けなど調子が全く上がらなかった序盤のチームが何とか踏み止まる事が出来ていたのは彼が一人気を吐いていた事によるもの。
そんな秋山が離脱となるとただでさえ打てないチームにあって西川以上のダメージになるのは間違いないでしょう。
後半戦に入って調子が上がらない秋山に対してSNSなどで「二軍で調整させるべき」「打順を落とすべき」などと散々無礼な口を利いていた連中も自身の不明を思い知らされる事になるかと思います。