8回戦(カープ4勝3敗1分)
勝利投手－
敗戦投手－
セーブ投手－
(C)鈴木9号②
(G)坂本10号①
打点
(C)鈴木②會澤①
(G)亀井①坂本②
投手
※数字は失点
(C)中村裕②-中村恭-レグナルト-一岡-中崎①-菊池保-フランスア
(G)山口③-田原-戸根-中川-宮國-野上-田口
今季初先発の中村裕は初回から連打を浴び3回2/3で降板も、中村恭、レグナルト、一岡が無得点で抑える。
打線は、初回に鈴木誠也の2ランで先制し、會澤の適時打で一時勝ち越すも以降は繋がらず。
9回に中崎が適時打を浴び延長戦に突入も決着着かず今季初の引き分け。
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この試合についてどう判断するかは、試合のどの局面を見るかによって判断が分かれる試合だったかと思います。
9回土壇場で追いつかれた以上は「勝てた試合を落とした」とも取れますし、先発不足からやむを得ず上げた今季初登板の投手を先発にして、ここまで4勝負け無しの投手を向こうに回している以上は「負けなかった」試合とも取れます。
「先発不足からやむを得ず上げた今季初先発の投手」こと中村裕太は、球威、コントロール共にまったく一軍のレベルの投手に見えない酷い投球で初回から大量失点を喫しても何ら不思議ではありませんでした。
結局、リリーフ陣に後始末を押し付けて4回持たず走者を残して降板で正直、当分は彼の投球は見たくないという気持ちしかわいて来ない結果と内容。
また、2死3塁という場面で登場したのが、どうコントロールの悪さに定評がある中村恭平という事もあって私はこの時点で一旦試合の視聴を中断してしまいました。
しかし、意外にもどうシュミレーションしても失点する姿しか思い浮かばなかった中村恭平はこの回に加えて5回も無失点に抑えるという活躍。
結果を見た時は正直、理解出来なくて喜ぶよりも呆然としてしまいましたね…。
しかし、今日の先発があまりにも酷く打線も拙攻まみれの「負けるべくして負ける試合」を変えたのは間違いなく彼とその後2イニングを無失点で抑えたカイル・レグナルトと言えるでしょう。
まあ、次回登板では普通に打たれるでしょうが…。
一方で、試合の終盤だけ見れば間違いなく「勝てた試合を落とした試合」とも言えるかもしれません。
9回は中崎翔太が4連投の疲れをもろに見せた上に、田中広輔がファンブルで併殺を逃すというミスもあって追いつかれた事は勿論として…。
延長10回裏に野間峻祥が犠打をミスした上に打球を見てなかったかのような曽根海成の走塁ミスも重なった併殺打。
更には12回裏に田中広輔を敬遠するという相手ベンチの不可解としか言いようがない采配もあって得た1死満塁のチャンスを活かせなかった拙攻は幸運を拾いきれない勝ちを逃した姿そのものです。
上記のように酷い先発を戴きながら「負けなかった試合」と逃げ切れずにサヨナラの好機も再三逃した「勝てなかった試合」と混在する試合でしたが一つだけ言える事はあります。
それは次の試合以降はより苦しいものになるという事です。
何故なら、試合を作れない先発陣及び、拙攻続きの打線によりリリーフ陣は披露の極みに達しています。
今日、打たれた中崎に加えて本来、休ませる予定だったにも関わらず登板となったヘロニモ・フランスアはこれでなんと4連投。
また、一岡竜司は3連投で、レグナルトも2試合で3イニングを投げているという状況です。
はっきり言って、万全の状態で明日僅差の場面で投げさせるリリーフが存在しません。
拙攻、守乱続きで一部、好守で貢献出来てない選手がいるにも関わらずドラスティックな変更も施せない今のチーム状況ではいつ大型連敗が始まってもおかしくはないでしょう。
