18回戦(カープ9勝9敗)
勝利投手 九里6勝5敗
敗戦投手 岩田3勝4敗
(C)メヒア3号③
(T)原口1号②
打点
(C)鈴木②會澤③メヒア③野間②
(T)原口②糸原②
投手
※数字は失点
(C)九里②-遠藤③-今村-フランスア
(T)岩田⑦-浜地-高野③-岡本
打線は初回に鈴木誠也の適時打やメヒアの3ランなどが飛び出し一挙5得点を先制。
先発、九里は大量援護に守られて6回2失点の投球も遠藤が連夜の失点。
序盤のリードを守って逃げ切り5カード連続の勝ち越し。
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初回に鈴木誠也の平凡な内野ゴロがイレギュラーバウンドするという幸運な形で先制。
ここまでは昨日と似たような展開でしたが、今日に関してはその後會澤翼の適時打とアレハンドロ・メヒアの3ランという形で一挙5得点と大量援護を得る事が出来ました。
昨日がなかなか追加点が入らずに最終的には逆転負けを喫しただけに今日、こういう展開になったのは何よりです。
そういえば、先発の九里亜蓮は昨年、先発した優勝決定戦でも野手正面の当たりがイレギュラーバウンドするという幸運がありましたが…つくづくそういう得点に縁がある投手ですね。
その後、2回にも追加点が入ってリードは7得点と後はつつがなく試合を終えるだけ。
しかし、そうは簡単には行きません。
というよりも、序盤でなかなか纏まった得点が出来ない打線が今日は活躍した代わりに、さらなる問題が持ち上がってきました。
それは、ここまで11連敗からの反攻を支えてきてくれたリリーフ陣。
中盤以降は完全にバテてしまった九里に代わってマウンドに上がった遠藤淳志は3失点で昨日に続いて疲労の極みにある姿を見せてしまいました。
何しろ6月のプロ初登板を飾ったばかりの投手にして7月に入ってからはこれで15試合20イニングで、これで疲れないわけがありません。
正直、どこかで中崎翔太などの投手と役割を交代させるべきかと思えます。
とはいえ、僅差でリードしている場面だと苦しみながらも何とか抑えてきているというのも事実。
「リリーフは向いていない」と酷評されていた中崎翔太が起用され続ける中で強靭さを身に着けた前例もありますから、簡単にすぐに代えようとも思えません。
この遠藤に限らず、8点差もある状況で昨日も投げた勝ちパターンに入っている投手を全員出すべきだったのかという疑問もあったかと思いますが、カード勝ち越しが掛かった週末最後の試合だとある程度こういう「斧でクルミを割る」ようなやり方もやむを得ないでしょう。
そもそも、今の遠藤、今村猛、ヘロニモ・フランスア以外で落とせない展開で迷わず起用出来る投手もいないのですから。
とはいえ、質と量の両方でリリーフ陣に陰りが見えているのは心配です。
なにしろ火曜日からの9連戦の相手はいずれも上位なのですから…。
産休を終えてドミニカから帰還したヘンディ・クレート氏の通訳によるメヒアのヒーローインタビューに勝利の余韻を感じながら、憂鬱になるファンも少なくはなかった事でしょう。