18回戦(カープ9勝8敗1分)
勝利投手 野村6勝3敗
敗戦投手 京山5敗
(C)バティスタ26号③
(De)-
打点
(C)バティスタ③
(De)筒香①
投手
※数字は失点
(C)野村①-フランスア
(De)京山①-櫻井③-斎藤-武藤-藤岡
先発、野村は1人しか走者を許さない好投で8回1安打無失点。
打線は、2回に菊池と鈴木のダブルスチールで先制すると5回にバティスタの3ランで追加点。
拙攻続きも、野村の好投が光りカード勝ち越しを決める。
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交流戦序盤で二軍落ちを経験した後の野村祐輔は一軍復帰以降2連勝。
とはいえ、その内容は6回100球満たずにマウンドを降りるいわゆる「定時退社」続きで試合を支配しているというよりも、何とかフラフラになりながら6回までたどり着くという印象でした。
前回の登板も立ち上がりが最悪に近く、何故1失点で済んだのかがよく分からないような投球だっただけに今日はさほど期待はできませんでしたが…。
主力である宮崎敏郎の故障離脱もあり相手チームに混乱が生じていたことを差し引いてもベイスター相手に8回無四球1失点の文句なしの投球。
まさにここ3年間で最高とも呼べるぐらいの価値ある104球だったかと思えます。
特に8回の投球に至っては下位打線とはいえ、圧巻とも呼べるもので点差を考えても3年ぶりの完封を狙うには十分でしたが…まあ、そこまで望むのはさすがに贅沢というものかもしれません。
もっとも、試合全体を眺めるとこの野村の好投があったとはいえ非常に苦しい展開でもありました。
その原因は勿論昨日、完封負けを喫した打線によるものなのは言うまでもありません。
今日も4イニングで5四球と制球が明らかに悪かった京山将弥相手に菊池涼介と鈴木誠也によるダブルスチールによる得点で先制するのが精一杯。
中盤にサビエル・バティスタが自己最多記録を更新する今季26本目となる3ランで何とか追加点を手に入れたものの、それ以外はまったく見せ場すらありませんでした。
上位チーム相手だと簡単に追加点は手に入らないものですからある程度は仕方ないかもしれませんが、安定感の欠片もなく勢いだけの打線ですからどうしても気になってしまいます。
気になるといえば、1日おいてまたしてもセーブがつかない場面での投球となったヘロニモ・フランスア。
前回に続いて2試合連続となる失点でさすがに疲れが出てきたように見えます。
中崎翔太と今村猛が復帰する一方で一岡竜司や、中村恭平が調子を大きく落とし、カイル・レグナルトなどの助っ人投手も上げにくい状況でありさほどリリーフ陣も層が厚いとは言い難くなっているだけに心配になってきます。
正直、フランスアの起用に関してももう少しどうにかならないものかと思えます。