6回戦(カープ1勝4敗1)
勝利投手 メルセデス1勝2敗
敗戦投手 薮田1敗
(C)堂林4号②
(G)大城1号②吉川尚3号②岡本8号②
打点
(C)堂林②菊池涼②
(G)岡本③大城②吉川尚②石川②
投手
※数字は自責点
(C)薮田③-ケムナ-高橋樹②-フランスア②-DJ・ジョンソン-塹江②
(G)メルセデス②-大竹②-鍵谷-宮國
先発、薮田は初回から3失点を喫した末に3回で降板。
打線は、堂林の2ランで一時1点差に迫るも繋がりに欠けて4得点に留まる。
4回以降継投したリリーフ陣も打ち込まれて連夜の大敗で読売戦では9年ぶりに本拠地で3連敗を喫する。
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3試合通じてトータルスコアは28-7。
かくして、完全に破壊しつくされ焼き尽くされた3日間の試合の名を借りた「一方的な大虐殺」は終わりました。
その威力と恐怖は凄まじくカープの選手は勿論、我々ファンもただただ無様に相手チームに許しを請う事しか出来ないも同然でした。
しかも、その相手チームは首位とはいえここに来るまで4連敗中であり、打線やリリーフ陣などチームに大小の欠陥を抱えていただけでなく相次ぐ順延でコンディションにも不安があった状態ですから余計に酷さに拍車が掛かります。
はっきり言わせて貰いますとこれは単なる勢いや運の差などではなく、根本的なチーム力の差です。
まったく試合を作れない先発陣に出れば打たれるのが仕事も同然のリリーフ陣。
そして相手と同じ数の安打を放ちながら相手の半分も得点出来ない打線に幼稚なエラーを繰り返す守備。
全ての部分において本調子ではなかった筈の相手よりも遥かに劣っていた以上は、この結果は当然だったとも言えるでしょう。
これで読売戦では9年ぶりに本拠地3連敗を全て惨敗によって喫し、単独最下位にも転落…。
前向きなファンなら或いは「悪い事は出尽くした」「あとは上がるだけ」と無邪気に昨年見せたような猛反撃を信じるファンもいるかもしれません。
しかし、現実的に考えれば、残念ながらその考えはあまりにも甘いというものです。
例えば森下暢仁に続いて今日、クリス・ジョンソンも登録抹消され、まともな投手が大瀬良大地のみになった先発ローテーション。
或いは「最後の希望」であった筈の塹江敦哉ですらあっさりと打たれて、もはや誰がどこで投げても大量失点の予感しかしないリリーフ陣。
もしくは鈴木誠也はじめ、どうでも良い場面でしか打たない選手だけがズラリと並んだ「こけおどし」の打線。
開幕1ヶ月経たずしてこの惨状ですから、むしろこれから先もチームの状況は2番底3番底へと続き「本当の恐怖はこれから」でしょう。
恐らく、明日以降もたまに勝ってほとんど負けるという日々が続く事になります。
3連覇の歓喜にどっぷりと漬かったファンには耐え難い苦しみでしょうが…かつて25年間に渡り、暗闇を歩き続けて「夜目」だけはやたらと鍛えられた者としては何とか耐えてついて来て欲しいものです。
もっとも無理強いはできませんけれども…。