19回戦(10勝9敗)
東京ドーム
勝利投手 ケムナ3勝
敗戦投手 平内4勝4敗
セーブ投手 栗林1敗23セーブ
(C)-
(G)丸22号②中田14号②
打点
(C)西川③秋山①マクブルーム①小園①
(G)丸③中田②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良⑤-薮田-塹江-ケムナ-矢崎-栗林
(G)堀田④-今村-赤星-高梨-平内②-クロール
先発大瀬良は初回から崩れて3回5失点でノックアウト。
打線は西川の3打点の活躍を中心に反撃し8回表に小園の犠飛で試合をひっくり返す。
リリーフ陣も無得点に抑える活躍を見せ、逆転勝利で4連勝。
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地元でカード3連勝を飾って乗り込んだ東京ドームで、先発投手が全くお話にならない投球で試合を半ばぶち壊して降板という大変苦しい展開。
しかし、終わってみればリリーフ陣が見事に無失点で凌ぐと打線は最大3点差をひっくり返すという素晴らしい逆転勝利が待っていました。
ブライアン・マクブルームが4番に復帰し、不振の坂倉将吾に代わって好調の西川龍馬が5番に座った打線の中軸は芸術的な打棒を見せてくれる秋山翔吾と合わさって印象的な活躍を見せてくれました。
特に西川はこれで今週は全ての試合で決定的な当たりを放っていて故障明け以降、低迷していた打線を奮い立たせる役割を果たしてくれてはいます。
彼ら中軸が揃い踏みした事で、1点差に迫った5回から8回表に逆転されるまでほとんど好機がない事から圧倒的とまでは言いませんがある程度、反発できる力が出てきているようです。
一方、4回と早い段階から継投に入ったリリーフ陣も苦しみながらも逆転して勢いに乗る相手打線を相手に残り6イニングを無失点で抑えきると言う素晴らしい成果を見せてくれました。
以前にも言いましたがリリーフ陣の中核を担っていた森浦大輔を欠いた状況でリリーフ陣はやりくりが難しい状況にあってこの結果は大きな驚きです。
中でも僅差での場面で3連投となった矢崎拓也はピンチこそ背負ったものの無失点で凌いでくれたのは印象的です。
ドラフト1位で入団し衝撃的なデビューを飾って以降は、5年に渡って鳴かず飛ばずであった単なる一発屋としか思えなかった投手がこれほど力強いとは思いませんでした。
このように序盤から逆転されてビハンドを背負うというぶち壊しの展開からリリーフ陣が粘りを見せた一方で打線も終盤に逆転に成功したという点では、今日はこのチームにしてはシーズン通してさほど多くないチーム一丸の勝利と呼べるでしょう。
もっとも、それは「一番最初にマウンドにいた投手」を除けばという話ですが…。
大瀬良大地は前回登板に続いて序盤で試合をぶち壊して5回すらもたずノックアウトという無様極まりない結果。
前回登板直後は「早急に二軍に落とすべき」と書きましたが、悲しいほどに予想通りの内容と結果です。
床田寛樹とドリュー・アンダーソンの離脱を受けて先発投手の絶対数が足りない状況の為、無理やり投げさせたのでしょうが佐々岡真司監督の考えはあまりに甘いと言わざるを得ません。
そもそも、大瀬良は近年、故障がちでタフさとは正反対の投手。
そんな投手をシーズン序盤から無暗に引っ張って、無理にマウンドに上げ続けた事で立ち直りが難しいほどに取り返しのつかない状況になったという事です。
繰り返しになりますが来週こそは彼が一軍にいない事を祈らざるをえません。
今後の彼やチームの為にも…。