08/19(水) △「むなしき安打数」(カープ2020)
10回戦(カープ4勝5敗1分)
勝利投手-
敗戦投手-
セーブ投手-
(C)堂林9号①田中広4号①
(De)-
打点
(C)堂林①田中広①
(De)ロペス②
投手
※数字は自責点
(C)野村②-島内-塹江-フランスア-薮田
(De)濱口①-国吉①-山崎-石田-エスコバー-三嶋
先発、野村は初回から失点し9安打を浴びるも6回を2失点で抑える。
打線は序盤から好機を活かせない拙攻も6回裏に堂林、田中広輔の本塁打で同点に追いつく。
リリーフ陣は無失点で抑えるも打線は勝ち越せず引き分けに終わる。
------------------------------------------------
4番鈴木誠也から始まる打順であったにも関わらず、まるで下位打線のような単で淡白な攻撃であっさり終わった延長10回裏はまさに今のカープを象徴するかのようでした。
ごくたまに序盤から得点できる試合があるだけでほとんどの試合では安打数のわりにはまったく得点の予感が漂わない打率だけは立派なこけおどしの打線。
特に得点圏での個々の選手のパニックぶりは目を覆うばかりで、今日も打線はまったく繋がりがなく、何とか追いついたもののいずれも堂林翔太、田中広輔の低迷している打者のマグレ当たりによるもののみ…です。
投手陣が脆弱極まりない現状では序盤からまとまった得点がないと敗北は確定するというのは分かりきった事実ですが、最下位を独走している最近の状況に関してはそれ以前の問題にすらなってきました。
たぶん、彼らは明日も明後日もその次の試合も打たない事でしょう。
一方、先発の野村祐輔は初回にいきなり2失点を喫して前回の登板での失態が中5日の疲れ以前に単なる衰えである事を証明するかのような滑り出し。
しかしその後は、いつノックアウトされてもおかしくないぐらいの再三のピンチを凌いで最終的には被安打9をきっしながら6回2失点で試合を作るという離れ業を演じました。
野村祐輔の6回降板といえば俗に「定時退社」と揶揄されるぐらいの恒例行事ですが…今日に関してはまるで街中で暴動が発生している状況で平然とオフィスで仕事をこなしているかのような何とも形容しがたい凄まじさすら感じます。
また、意外にもリリーフ陣は昨日に続いて先発が降板した後のスコアボードに0を並べる事に成功しました。
こういう珍しい出来事があるにも関わらず、3連敗で3カード連続勝ち越しがなくなるというのが弱いチームの面目躍如というもの。
まかり間違って打線が打っても恐らく今度は投手陣が打ち込まれて負ける事になるのは容易に想像できます。