19回戦(カープ6勝11敗2)
勝利投手 濱口6勝4敗
敗戦投手 森下6勝3敗
セーブ投手 三嶋1勝1敗10セーブ
(C)-
(De)宮崎12号①オースティン9号①
打点
(C)田中広①鈴木誠①
(De)宮崎①倉本①オースティン①ロペス②
投手
※数字は自責点
(C)森下④-菊池保-中村恭-一岡①
(De)濱口②-エスコバー-石田-三嶋
先発、森下は初回から不安定な投球で11安打を浴びて7回4失点で試合を作れず。
打線は初回に田中広輔と鈴木誠也の適時打で先制も以降は2安打の拙攻。
2回以降は投打で圧倒される惨敗で今季のベイスターズ戦での負け越しが確定。
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そういえば、ちょうど2年前の今日は球団史上初のリーグ3連覇と27年ぶりの本拠地優勝を決めた日。
あれから僅か2年しか経ってないのに随分と遠い昔の思い出のように感じてしまうのはその間にチームがすっかり変わり果ててしまったからでしょう。
「優勝」という言葉を唱える事自体が冗談でしかなかった4年前の今頃と同様に昔の栄光に縋り付くしかなくなった「惨めなファン」である私達にとって今季残された楽しみは新人・森下暢仁の新人王ぐらい。
しかし、期待に反して森下は前回ノックアウトされてベイスターズ打線にまったく歯が立たず初回から走者を出すと以降も低調な投球。
あっさり序盤に追いつかれると暴投による失点というらしくない形であっさり逆転されてQSすら達成出来ず。
また、7回以外は全てのイニングで走者を背負い内容的にも見るべきところはほとんどありませんでした。
それでも打線の援護がある程度あればまだ可能性はあったかもしれませんが…。
打線も打線で初回こそはもはや大変珍しい光景と化した鈴木誠也の適時打などで幸先よく2点を奪取したものの、濱口遥大に完璧に抑えられて2回以降はたった2安打という体たらく。
前回、前々回で森下が投げている間に入った援護点は今回あわせても都合僅か5得点。
正直、どれだけ良い投手でもこれだけ援護が無ければ勝ち星を挙げる事など不可能でしょう。
残り40試合を切った状態で6勝という事と、現状のチーム状況に過密日程。
これらを客観的に考えますと、上記いずれの点でも目下の対抗馬である戸郷翔征と比べて圧倒的に不利なのは明らかです。
残念ながら森下の新人賞の可能性は今日をもって完全に消滅したと見なした方が良いかと思います。
こういう事は言いたくないですが「入団したチームがカープでさえなければ二桁勝利も新人王も思いのままだったのに」と思わざるを得ません。
彼が今後どのような野球人生を送るかは分かりませんが、プロ野球投手としてたった1度しかない機会を潰された恨みが数年後に禍根を残す事になるかもしれません。