3回戦(カープ2勝1敗)
勝利投手 森下1勝
敗戦投手 梅津1勝1敗
(C)ピレラ2号①堂林2号②田中広2号③
(D)-
打点
(C)田中広④ピレラ②西川②堂林②
(D)高橋①石川②
投手
※数字は自責点
(C)森下③-フランスア
(D)梅津-三ツ間-橋本
先発森下は8回までに7奪三振無失点の好投を見せる。
打線はピレラ、西川、堂林、田中広の4人が猛打賞の活躍で今季最多の15安打で10得点。
森下は9回に連打を浴びて降板もプロ初勝利を飾りカード勝ち越しを決める。
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前回は7回無失点の好投を見せながらも打線の拙い援護とテイラー・スコットの球史に残る(国籍的な意味で)救援失敗によりプロ初勝利を逃した森下暢仁。
今日も、微妙なストライクゾーンのアンパイアに苦しめられる場面も多々あり、決して安心して見ていられるという訳でもありませんでしたが、見事な投球を見せてくれました。
プロ入り初勝利初完封が見えた9回こそコントロールが甘くなり3失点を喫してプロ入り初完投すら逃してしまいましたが、デビューから15イニング連続無失点の末に初勝利という記録はやはり特筆すべき快挙かと思えます。
練習試合では結果も内容も散々だった姿からはまったく想像できない現状に個人的には驚くと共にドラフト1位で指名された投手の実力を素人が低く考えてはならないという気持ちを新たにしたまでです。
その森下に前回とは打って変わって、序盤から援護点を積み重ねる事に成功した打線。
初回に1死1塁3塁で有利なカウントだったにも関わらず鈴木誠也があっさり三振した時点で昨日と同様に得点の匂いが感じられない展開を覚悟しましたがなんと10得点。
ホセ・ピレラ、西川龍馬、堂林翔太、田中広輔の実に4人が猛打賞を記録し、鈴木誠也がスタメン野手で一人だけ無安打と完全にブレーキになってしまったにも関わらず、それを補って余りある活躍を見せてくれました。
特に昨日、好調にも関わらずスタメンを外れながらもかつて将来を嘱望された時を思い出すような右打ちの本塁打を始めとして集中を切らさなかった堂林翔太と、その堂林と松山竜平の同時起用の為に苦手な三塁手に回っても変わらない打棒を見せてくれたホセ・ピレラの存在は大きかったように見えます。
昨年とは打って変わって好調を維持する田中広輔と並んで下位打線に厚みが出た事が大量得点をもたらす事になった形です。
まあ、単純にピレラのところにあまり打球が飛んでいかなかった事も大きかったかもしれませんが…。
開幕3カード終わってチームは負け越しなしの5勝3敗1分とまずまずのスタートを見せる事に成功しました。
要因としては大瀬良を始めとする先発陣の頑張りとある程度反発を見せてくれている打線がリリーフ陣の不振を見事に覆い隠してくれているのかと思えます。
一方でホールドは僅か4でセーブに至っては未だ0でリリーフ陣の不安はむしろ増しているように見えるのも事実。
来週はその部分で足元を掬われないようにあって欲しいものです。
