吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/28(月) ○「素晴らしい完封劇だが…。」(カープ2020)

広島東洋カープ4-0横浜DeNAベイスターズ

21回戦(カープ7勝12敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里5勝5敗

敗戦投手 京山1勝1敗

 

本塁打

(C)菊池9号①

(De)-

 

打点

(C)鈴木誠①菊池涼②九里①

(De)-

 

投手

※数字は自責点

(C)九里

(De)京山③-伊勢-山崎①-三上

 

九里は序盤に4者連続奪三振など安定した投球を見せて9回を無失点で投げきる。

打線は初回に鈴木誠也犠飛で先制すると菊池涼介の2打点の活躍などで4得点。

最終回のピンチも凌いだ九里のプロ入り2度目の完封で連敗を止める。

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既に自身初の年間二桁勝利は届かぬ夢となり、前回登板でも4イニングで5失点とまったく良いところがなかった九里亜蓮

しかし、負ければチーム最下位転落となる今日は打って変わって素晴らしい投球を見せてくれました。

7安打2与四球ながら、力強い投球を見せて強烈なベイスターズ打線を抑えて終わってみれば自身2度目となる完封勝利というこれ以上にない内容と結果。

攻守に渡る菊池涼介の奮闘があったとはいえ、鈴木誠也を3番に置き松山竜平を4番起用するというやや思い切った打線の組み換えもさほど機能しなかった打線の援護は微々たるものという状況でしたから、余計に称賛に値します。

一方で、QSを達成するのが精一杯な最近の投球内容や、10連戦という過密日程の真ん中での登板という事を加味すれば、九里の完封を喜ぶファンに冷水をかけるようで申し訳ありませんが、今日は球数を100球超えた7回で降板をさせるべきだったでしょう。

しかも、7回裏で1死三塁という追加点の絶好の機会で九里に打席が回るというこれ以上にない機会であったのだから尚更です。

幸いにも九里が素晴らしい打棒を見せて自ら追加点を挙げましたが、そんな事は単なる結果論でしかありません。

そもそも、九里を球数関係なしに引っ張り続けて散々な目にあった先日のナゴヤドームでの出来事を忘れたのでしょうか?

案の定、九里は8インング目では、いきなり長打を浴びて得点圏に走者を背負う展開になってしまいどう考えてもフラフラの状態で、どう考えても9回は中2日と登板が空いているヘロニモ・フランスアの助力を乞うべきでしたが…それにも関わらず無頓着に彼をマウンドに送り出すベンチにはただただ唖然としました。

勿論、投手…それも先発投手というものは好調な時になかなかマウンドを降りたがらないのは当たり前の事。

好調でも次回以降を冷静に見極めて自らマウンドを降りる事が出来る先発投手というのは私が知る限りではそれこそ前田健太ぐらいのものでしょう。

そうなると、マウンドに降りたがらない投手を一時の感情に流されずに投手やチームの今後を考えて宥めたうえで次回以降も安定的に活躍出来るように仕向けるのがベンチの仕事の筈。

それを怠って今日のように一時の気分で投手を起用するのなら最初からベンチなど必要ありません。

今に始まった事でもなく就任当初から指摘してきましたが、本当に佐々岡真司という人物は絶望的に指導者として必要な資質が欠けていると改めて言わざるを得ないです

先に書きましたが九里の投球と気迫は本当に本当に素晴らしいものでした。

だからといって「監督が投手を信じて送り出して投手がそれに応えた」などという三文芝居じみた安っぽいフレーズでこの試合を語ることは私には到底認められるものではありません。