吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

03/30(火) ○「負けるべくして勝つ」(カープ2021)

広島東洋カープ1-0阪神タイガース

1回戦(カープ1勝)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森下1勝

敗戦投手 西勇1敗

セーブ投手 栗林2セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)-

 

打点

(C)菊池①

(T)-

 

投手

※数字は自責点

(C)森下-森浦-塹江-栗林

(T)西勇①-小林

 

先発森下は制球に苦しむも6回1安打無失点の好投。

打線は、再三の走塁ミスで6回裏に菊池の適時打で先制するも1得点のみ。

試合終盤は森浦、塹江、栗林のリレーで凌いで接戦を制する。

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開幕戦は大逆転負けで落とし3戦目は球団ワースト2位の16残塁の拙攻で勝ちきれず、カード負け越しこそは免れたものの試合内容はボロボロのカープ

そんなカープの2カード目の対戦相手はビジターでの開幕カードで圧倒的な強さを見せて3連勝を飾り飛ぶ鳥を落とす勢いの阪神

しかも、相手は過去の対戦成績が一方的すぎてカープの打者たちが逆立ちしても打てそうにない泣く子も黙る西勇輝

こちらも先発が昨年の新人王である森下暢仁ではあったものの圧倒的に不利な展開は容易に想像できました。

案の定というべきか、初回に先頭打者の田中広輔がヒットで出塁したものの無意味に大きなリードで牽制死して3安打で無得点の拙攻を見せるとその後は得点の気配がまったくしない一方的な展開。

オープン戦はまずまずの内容で仕上げてきた森下は今日は制球とアンパイアの微妙極まりない判定に苦しんで1安打ながら与四球3で球数は多く、そのヒーローインタビュー時でのパフォーマンスがスベリ気味だった姿同様に、さほど内容が良いとは言い難い投球でした。

こうなると、あとは完封負けを待つだけだったのですが…6回裏に菊池涼介がここぞの場面で西勇輝のシュートを打ち返す大変難易度の高い打撃を見せて先制に成功するという意外すぎる展開に持ち込む事に成功しました。

この回は先頭打者の森下がちょうど100球に達していた事もある一方で週の初めの試合でもあった為、代打を出すか非常に判断が難しい場面でしたが、結果的に森下の代打で出したアレハンドロ・メヒアの打ち損ないの当たりがチャンスメイクとなりましたからベンチの采配が的中したと言えるでしょう。

もっとも、その後のリレーも盤石とは言い難く、打たれた2本の安打が相手選手の暴走によりアウトになるという幸運のも助けられて形。

栗林の投球は勿論見事でしたが9回の3アウト目を取るまで、まるで勝っている実感が湧きませんでした。

特に7回表に登板した森浦大輔はフラフラの投球で、これまで3試合連続無失点で終わっている事実が不可解としか言いようがないレベル。

正直、これだけ「ビギナーズラック」が続いている投手は珍しいとすら思えます。

昨年は大きく負け越したうえに苦手な投手を先発に立てた破竹の快進撃を続けてきている相手チームに結果的には勝てましたが、2度の牽制死に代表されるような拙攻で内容的には明らかに負けるべくして負けるような試合でしたから、未だにこの結果には合点がいきません。

強いて言うならギリギリで踏みとどまった投手陣と中盤でのベンチの采配が的中した事が要因になるでしょうが…やはり最大の要素は運という事でしょうか。

 

とりあえず、こういう試合に勝てた以上は広島にお住まいの方は明日の予報はどうあれ念の為、傘を持って出かけることをわりと本気でお勧めしたいと思います。