15回戦(カープ7勝6敗2分)
勝利投手 エスコバー3勝2敗
敗戦投手 島内1敗
セーブ投手 三嶋1勝4敗18セーブ
(C)-
(De)牧16号②佐野10号①ソト19号②
打点
(C)菊池涼①小園③坂倉①曾澤①
(De)オースティン①牧②佐野①宮崎①ソト②
投手
※数字は自責点
(C)森下④-ケムナ-島内③-塹江-バード
(De)濱口③-新藤-櫻井②-砂田-エスコバー-山崎-三嶋
先発、森下は初回から安定せず2本の本塁打を浴びて5回4失点で降板。
打線は序盤に相手のミスに乗じて6得点も以降は沈黙。
7回裏に3番手島内が打ち込まれ最大5点差を逆転される惨敗で連勝が4で止まる。
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昨シーズン限りでカープを退団した後、独立リーグでプレーしていた小窪哲也のマリーンズ入団が発表されました。
元々、優れたキャプテンシーを持ち、選手会長として25年ぶりのリーグ優勝に貢献した経歴から球団から指導者として誘われながらもそれを蹴ってまで拘った末での現役続行でしたからそれがこういう形で実ったのは本当に素晴らしい事。
ロッテ球団としては代打の切り札という戦力として以上に、かつて在籍したカープ出身の名伯楽である高橋慶彦のような指導者となる事も期待されての入団だと思われますが…何にしても頑張って欲しいものです。
一方、首位を長らく走っていた阪神相手に後半戦初となるカード勝ち越しばかりか、まさかのスイープまで決めて4連勝のチーム。
今日の試合も先制されながらも相手のエラーと押し出しなどで労せず逆転に成功し4回表が終わった時点で5点差。
こうなると、QS率9割越えという驚異的な安定感を誇る森下暢仁が後半戦初の勝ち星を得るのを待つだけ…の筈でしたがそうはならないのが「弱いチームの定め」というものなのでしょう。
森下は直後に崩れて2本の本塁打を浴びた末に合計4失点を喫して5回で降板。
本来なら6イニング以上の安定を約束してくれていた投手がこうも早く降板すると栗林良吏以外は不安定なリリーフ陣が耐えられる筈がなく、島内颯太郎があっさり逆転を許したのも予想通りでしょう。
本来ならとっくの昔に10勝を挙げていても何ら不思議でない投球を見せていたにも関わらず頼りないチームメイトに勝ち星を潰されていた投手が、今度は4連勝中のチームに水を差すような投球をする…。
何とも皮肉なものですが、弱いチームなら起こり得る事です。
もっとも、森下は前回に続いて合計で5本もの本塁打を浴びた他、四球も多く最近は明らかに疲れが見えているようには見えます。
勝てる時に勝たせて貰えない状況が続いていた以上、森下は責められるものではありませんが…こうも巡り合わせが悪いとなるとカープのみならずナショナルチームでも主戦投手の任を務めるこの素晴らしい右腕が今季二桁勝利を得る事は無いかと思えます。