吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/04(日)○「それでも采配は向こうの方が上の試合」(カープ2021)

広島東洋カープ4-3阪神タイガース

10回戦(カープ4勝6敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森下5勝4敗

敗戦投手 石井大1敗

セーブ投手 栗林1敗16セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)サンズ14号②

 

打点

(C)菊池涼①小園①坂倉②

(T)糸原①サンズ②

 

投手

※数字は自責点

(C)森下③-フランスア-コルニエル-栗林

(T)秋山②-齋藤-石井大②-岩貞-馬場-及川-藤浪

 

先発、森下は毎回安打を浴びて序盤から3失点も6回3失点で持ちこたえる。

打線は3回裏に菊池涼介の適時打などで2点返すと5回裏に坂倉の適時打で逆転。

リリーフ陣も無失点でリードを守り、一時3点差を逆転する勝利で4カードぶりの勝ち越し。

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個人的な事ですが実は今日の試合はコロナ禍が落ち着けば広島に一時帰郷して観戦するつもりでチケットも用意していたのですが…情勢の悪化に伴い取りやめていました。

結局、ネットで観戦する事になった次第ですがこのように勝利出来たのは素直に嬉しい事。

これで、残念ながら2シーズン連続で地元での観戦は叶わない事になりましたが来季以降また満員のマツダスタジアムで家族と観戦できる機会を待ちたいと思います。

 

散々な目にあった交流戦明けのブービー対決以降、勝ち越しの予感すら漂わなかったチームは、何と首位チーム相手に4カードぶりの勝ち越しを決める事となりました。

のみならず1週間を3勝以上で終えたのはなんと開幕2週目の4月6日週ぶり。

とはいえ試合自体は大変苦しい内容。

先発の森下暢仁は今季、序盤に失点を喫する場面が目立っていますが、今日は最近では最初から最後まで不安定でもっとも悪い投球でした。

6回までに与四球こそ1ではあるものの、安打は毎回浴びて8と正直、QSを守りきれたのが信じられないぐらいの低調さ。

しかしそれでも最低限の仕事が出来るのが、彼がこのチームのその他大勢の投手とは大きな違いでした。

やはり9回裏に1死から四球を連発しながら立て直した栗林良吏ともどもこういう「悪いなりに何とかする」能力こそ若いながらチームの主軸を任される所以ということでしょう。

 

昨日、まったく投手陣を援護できなかった打線は、ここ3シーズンに渡って全く打てる気すらしなかった秋山拓巳相手に序盤から反撃を見せ、昨日の試合で致命的な走塁ミスで好機を潰しこの試合でもエラーで試合をぶち壊しにしかけた坂倉将吾が鮮やかな逆転に成功しました。

しかし、全体の展開を見ればやはり再三の好機を逃し続けたのは頂けません。

特に走塁において4回裏に「長野おじいちゃん」が見せた暴走や8回裏に2塁走者の中村奨成が見せたまったく打球を見ているとは思えない3塁でのアウトと昨日の坂倉同様に酷いの一言。

改めて、ヘッドコーチが代わって以降顕著となっている走塁のレベルの低下が目立つ事実が分かります。

 

それに加えて、勝負を決めるべく1点差の4回表に秋山に代打を送った事が大きかったかと思います。

上述の相性の悪さを考えれば、恐らく秋山を続投させていたならこれだけ鮮やかな逆転劇は無かった可能性は高いでしょう。

しかし、他チームの事ながらあの交代自体は日程やこちらの投手事情を鑑みて、勝負を決めるべく積極的に動いたという事です。

そう考えると結果的には裏目になりましたが、この相手ベンチの判断は称賛こそあれ決して責められるものではありません。

むしろ、試合中ずっとベンチで居眠りしているこちらのベンチの間抜け共は見習うべき姿勢でしょう。