25回戦(17勝8敗)
東京ドーム
勝利投手 森下9勝5敗
敗戦投手 菅野4勝8敗
(C)堂林12号①末包9号①10号①秋山4号②
(G)-
打点
(C)堂林②末包③秋山②
(G)坂本②大城①
投手
※数字は自責点
(C)森下③-矢崎-島内-栗林
(G)菅野④-船迫②-高梨-ビーディ①-今村
先発森下は初回から走者を背負う不安定な投球で2度のリードを守れず6回3失点で降板。
打線は2回表に堂林の本塁打で先制すると7回表に末包の本塁打で勝ち越すなど7得点。
試合終盤に一発攻勢が飛び出し、連敗を2で止める。
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今日が東京ドーム及び、関東でのレギュラーシーズン最終戦。
仮に2位でシーズンを終了すれば関東で今季はカープの試合を見る可能性はほぼ無いのですが…ここ12試合でたったの3勝しか出来ていない現状からするとそれを考えるのは無意味な事かもしれません。
試合前に8月に一度も試合が無かった事から行く機会を逸していたドーム脇の戦没したプロ野球選手の「鎮魂の碑」を拝礼。
2021年に新たに3名が追加された事からも分かる通り、彼ら戦没プロ野球選手はその大半が最後の状況が良く分かっていない他、遺骨も見つかっていない方もかなりの数がいるようで改めて戦禍がプロスポーツを飲み込む恐ろしさと悲しさを感じてしまう次第です。
2位争いとCS争いがかかっているだけにこの残り6試合で先発は九里亜蓮、床田寛樹、森下暢仁の3人で回す事が予想されていましたが、今日はまず森下がマウンドに立ちました。
しかし、この森下はここ2試合で試合を作れず降板するなど不振に陥っている状況でしたが、今日も初回から不安定な投球に終始。
2度のリードを守れなかったばかりか、菊池涼介の好守や坂本勇人の走塁ミスが無ければ早々に4失点以上を喫してマウンドを降りていたでしょう。
どう考えても5回もつかどうかという内容だっただけに6回3失点で済んだのはむしろ奇跡的でした。
森下はこの試合で何とかシーズン二けた勝利に望みを繋げる9勝ですが、この投球内容では次回以降の登板では勝利に拘ってマウンドに立たせ続ける事に意味はないかと思えます。
一方、菊池、秋山翔吾、上本崇司と離脱していた選手たちが復帰してようやくまともなオーダーを組む事が出来た打線において、むしろ大活躍をしたのは堂林翔太と末包昇大の二人でした。
特に堂林は先制弾に走者1塁逆転された4回表にも同点適時打と印象的な活躍。
中でも後者については直前に岡本和真の好プレーで得点圏に走者を進められず、沈滞したムードもあっただけに価値ある一打となりました。
また、末包も勝ち越し打にプロ入り初の2打席連続本塁打と何故か読売戦だけは相性がいい特徴を活かしてくれました。
彼らの活躍に引っ張られる秋山が久方ぶりの2ランも飛び出て、先発が微妙極まりない内容と結果の試合にあって有利に試合を進める事に成功しました。
もっとも、小園海斗が守備で足首を痛めたほか、秋山の本塁打の次の打席での死球により負傷退場とチーム全体での運の悪さは相変わらずなのが心配ではあります。
上記でも書きましたが、今日は東京ドームではレギュラーシーズン最後の試合かつ最後のビジター戦。
思えば今季は開幕での神宮球場3連戦で3連敗からスタートして、とにかく関東の球場ではカープの弱さが目立ちました。
SNSなどを見ても多くのビジター地域のファンが「今年は1勝もしてない」という声が多く聞かれていますし、かくいう私もかつてないほどの勝率の悪さが残りました。
それだけに今日は勝てて本当に良かったです。
ビジター最終戦という事もあってカープの応援団も広島、関西、名古屋と各地から集結したようでいつもより多くの団員が応援スペースに集っていたようですが、勝てた試合の方が少なかった彼らも胸をなでおろした事でしょう。
とりあえず私もこれで私の今季観戦もここまで。
応援活動の制限が解除された事もあって賑やかな「非日常空間」が戻って来たのは本当に嬉しいものです。
やはり、この熱量が好きでプロ野球を、そしてカープを見続けているのだと改めて実感します。
2023年シーズン観戦成績
24試合9勝15敗
また球場で会いましょう。