15回戦(カープ9勝6敗)
勝利投手 大瀬良4勝7敗
敗戦投手 柳3勝7敗
セーブ投手 栗林2勝6敗8セーブ
(C)-
(D)-
打点
(C)秋山①松山①矢野①
(D)川越①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良①-島内-栗林
(D)柳②-齋藤-上田①-藤嶋
先発大瀬良は初回に無死1塁2塁のピンチを凌ぐと安定し7回1失点の好投。
打線は初回に秋山の適時打で先制も以降は繋がりに欠ける展開。
6回以降に松山の犠飛と矢野の適時打で追加点を挙げて逃げ切り7連勝。
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後半戦緒戦から4番に上本崇司を据えたほか、坂倉将吾も松山竜平も菊池涼介も起用せず勝利する奇怪極まりないスタメンで勝利を掴んだカープ。
今日は坂倉がスタメンマスクを務めた事もあって中軸は昨日より幾らか見られる陣容にはなりましたが…相変わらず4番を上本が務める事もあって長打や大量得点の予感が全くしませんでした。
そんな中で先発の大瀬良大地も立ち上がりの悪さを狙われて、無死1塁2塁のピンチを招いたほか、何故かスコアボードが突然故障するという散々な内容。
何とか凌いだものの、初回から30球以上を費やしただけに長いイニングを投げるのは難しいように思えました。
しかし、結果から見れば以降、奪三振は2つのみのものの、安定した投球で2度の併殺打を取るなど落ちついた投球で6回まで無失点という結果は見事でした。
それだけに球数が100球近くになった7回での続投ははっきり言って余計に思えます。
ここで1点を返されるものの相手チームの走塁ミスもあり、事なきを得ましたが…こういう場面ですっぱりと交代して投入されないニック・ターリーの信用の無さを感じます。
その反面最終回に最近接戦が多すぎてオールスターを挟むとはいえ4連投となっていた矢崎拓也を下げて栗林良吏を再度9回に試したのは良い判断でした。
基本的にリリーフ陣の3連投を避ける方針を取っているチームにあって酷暑の中で6連戦が続くこれからの戦いを考えるうえでクローザー役を複数用意できるに越したことはありません。
一方、打線は初回に秋山将吾の適時打で好投手の柳裕也から幸先よく先制も以降はなかなか好機すら作れない状況。
6回表に何とか松山竜平の犠飛で待望の追加点を手に入れましたが、今日もあっさり相手先発投手にQSを許した以上、打線は機能したとは言い難いです。
正直、今日も今日で何故この試合内容で勝てたのか不思議で仕方がないのですが、さすがに2試合連続で「運がいいから」というのはアレなので、違った見方をしますと投手陣の頑張りに加えて相手チームに比べるとミスが少なかった事が大きかったかと思えます。
相手チームも失策は0かつ、要所でダヤン・ビシエドや岡林勇希の好プレーで追加点を阻止されてはいるのですが、上記であげた走塁ミスなど記録に残らないミスも幾つかありました。
こういう大量得点が期待しにくいチーム同士の対戦となるといかに減点が少ないかが勝負の分かれ目になるのかと思えます。
その点、最初からスタメンが守備固めのような陣容(マット・デビットソン含む)で望んだだけ、その効果はあったのかもしれません。
まあ、それも長打をガンガン狙えるチームが相手ならそれもあまり意味はないのですが…。