吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/09(金) ●「予測可能回避不可能」(カープ2021)

東京ヤクルトスワローズ4×-3広島東洋カープ

11回戦(カープ1勝8敗2分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 吉田大喜1勝

敗戦投手 フランスア1勝2敗

 

本塁打

(C)鈴木誠14号①15号②

(S)オスナ7号①

 

打点

(C)鈴木誠也

(S)オスナ①塩見①川端①内川①

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村②-島内-フランスア

(S)高橋①-坂本-星②-吉田大喜

 

先発、玉村は要所を抑えて7回2失点の好投。

打線は鈴木誠也本塁打2本の活躍も繋がらず3得点に留まる。

1点差の最終回にフランスアが崩れ逆転サヨナラ負けでカード初戦を落とす。

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最後の最後で残念な結果にはなりましたが、まずは先発して格上チーム相手に7回2安打と好投を見せた玉村昇悟は称賛されるべきでしょう。

これで前回に続いてHQSという大瀬良大地や九里亜蓮を凌ぐ素晴らしい活躍。

今日も活躍が報われず、勝ち星が僅か2勝というのは大変残念かつ歯がゆいものですが…この活躍が安定すればそれも付いてくると信じるしかありません。

もっともそれは、これまで救世主と崇め奉られた末に消えていったこの「左腕不毛の土地」で生まれ育った投手たちがこれまで歩んだ宿命とまったく同じですけれども…。

 

9回裏1点差からの逆転サヨナラ負けという結果がある以上は様々な異論や批判はあるでしょうが…。

9連戦の真ん中である事に加えて移動日なしで広島から東京へ移動する過密日程を考えれば栗林良吏とロベルト・コルニエルの3連投を避けるのは賢明…というより当然の措置でしょう。

しかし、その為にリスク覚悟で、投球スタイルが単調で安定感の欠片もない島内颯太郎と、最終回に登板させれば並以下の投手であることは広島では幼稚園児でも知っているヘロニモ・フランスアを1点差の終盤に投入したのなら6回終わった時点で既に100球を超えていた玉村を打順が回ってきても代打も出さずに続投させたのは解せません。

相変わらず、このチームの監督は今季のレギュレーションに延長戦がない事を知らないとしか思えないです。

また、あれだけ周りにコーチやスタッフがいて何故誰もその事をあの「間抜け」に教えないのか理解に苦しみます。

 

一方で、連投の影響で勝ちパターン投手を使えなかったのは向こうも同じ事で、1点リードの8回でベンチ外だった清水昇の代役に星知弥を投入したのはこちらと同じく冒険ではありましたが…。

それで結果がこうなってしまった以上は、結局のところ両チームの単純な戦力差という事かと思えます。

 

そう考えると鈴木誠也が2本塁打3打点と「まるで四番打者」のような活躍を珍しく見せた一方で序盤たった1得点しか出来なかった時点でこの結果は約束されていたとも言えるでしょう。

力投を見せた玉村やこんな天気の中で駆け付けたファンには申し訳ありませんが、「予測は十分可能だが事態の回避は不可能」だったという事です。