19回戦(カープ8勝10敗1分)
勝利投手 床田4勝3敗
敗戦投手 山口2勝6敗
(C)
(G)
打点
(C)鈴木誠①坂倉①
(G)-
投手
※数字は自責点
(C)床田
(G)山口②-高梨-鍵谷-戸根
先発、床田は序盤のピンチを切り抜けると中盤以降は安定して9回を6安打無失点で投げ切る。
打線は6回裏に鈴木誠也と坂倉の適時打で先制も以降は散発6安打の拙攻。
床田がプロ入り初完封を記録して勝利し連敗を2で止める。
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8年ぶりの満月となった中秋の名月が見られたこの日。
神宮で1勝も出来ずに広島に逃げ帰ったカープで満月以上に輝いて見せたのは床田寛樹でした。
2回表に安打と四球で得点圏に走者を背負ったのを皮切りに4回表まではピンチを背負う場面が目立ちましたが、最終的には要所を抑えて以降は安定した投球を披露。
ピンチにおいても安定感を感じさせたのは一昨年前に見せた快進撃を彷彿させるようなテンポに良い投球をカウントが多少悪くしても尚、見せたからかと思います。
最終的には9回もいきなり小園海斗のエラーで暗雲が漂った中でも上本崇司の好守と自身の最後の輝きでそれを封じ込めて見事にプロ入り5年目での初完封となりました。
しかも、周知のとおりプロ入り2年目でトミージョン手術を受けるという苦難を経ての快挙。
本当に感動させられましたし素晴らしいとしか言いようがないもの。
しかし、一方でここ最近の試合で安定していたとはいえ僅か2点差という状況で床田を引っ張り続けた時点で昨日の森下暢仁と同じ事になるのではと危惧したのは私だけではないでしょう。
また、それに加えてチームが弱すぎるせいで永川勝浩が持つセーブ数の球団新人記録から足踏みしている栗林良吏に漸くセーブ機会が回って来たという状況、
にも関わらず床田を続投させるというのは到底理解に苦しむものでした。
これに関しては「選手への信頼」などという綺麗ごとではなく単純にベンチの無能と不明によるものである事はこれまでの結果と内容を見れば自明の事です。
また、これに加えて床田の投球が輝くほどに苛立たせてくれたのは初回にストレートの四球で走者を出しながら犠打失敗に併殺打と芸術的な拙攻を見せるなど、昨日に続いて僅か2得点に終わった打線及び、誰も納得しない「打のヒーロー」としてお立ち台に上がった鈴木誠也の受けごたえでした。
毎日ご丁寧にSNSでエゴサしているのかどうか知りませんが、今季はチームや自身に対するネガティブな意見をわざわざヒーローインタビューで披露する事が恒常化している鈴木誠也ですが、今日は「どうせ今日も打てないと思っているけど…」などとほざきやがりました。
こういうご時世で球場に行きにくい情勢かつ、チーム自体もぶっちぎり最下位とわざわざ観戦に行く魅力が皆無にも関わらず球場に足を運んだファンに対して試合に勝ったとはいえどういう神経でこんなふざけた発言ができるのかはっきり言って理解できないです。
というより、そもそも僅か2得点足らずの得点しか挙げられない「役立たずども」から誰か選んで無理にお立ち台に呼ぶ必要はあったのでしょうか?
今日に関してはお立ち台に上げるのは床田一人で十分だった筈です。
このように床田の投球が素晴らしければ素晴らしいと感じるほどベンチや野手どもといった連中への失望が増していくのは大変残念に思います。