09/12(日)●「週末カープクリニック?」(カープ2021)
18回戦(カープ7勝10敗1分)
勝利投手 菅野4勝6敗
敗戦投手 床田3勝3敗
セーブ投手 畠3勝3敗1セーブ
(C)鈴木誠28号①
(G)小林1号①
打点
(C)鈴木誠①
(G)岡本①小林①
投手
※数字は自責点
(C)床田②-塹江-島内-バード
(G)菅野①-中川-畠
先発、床田は初回に先制点を許すも以降は6回までパーフェクト投球を見せ7回2失点。
打線は2回裏に鈴木誠也の本塁打で追いつくも以降は拙攻で無得点。
先発投手の奮闘に打線が応えず敗れ3連敗で最下位転落。
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金曜日土曜日に2連戦を行ったうえで別のチームと日曜日に1試合だけナイターをするという変則的な日程となったこの試合。
この週末と言えば一昨日は通算100勝を前に7度に渡り足踏みしていた西勇輝にあっさり記録達成を許し昨日は前回登板でノックアウトされていた秋山拓巳にノーヒットノーランされそうになるなどまさに「カープクリニック」状態。
この試合に関しても、前回ノックアウトされるなど復帰後調子が上がらない菅野智之が相手でしたが、「治療に成功」してしまう形になってしまいました。
鈴木誠也の特大本塁打で追いついた場面以外は攻撃で見せ場がほとんどないうえに、林晃汰の意図がよく分からない走塁死や、終盤1点差の無死1塁で上本崇司を代打に送ったりと理解に苦しむベンチの「悪ふざけ」も健在。
結局、今季最長の6連敗だった相手チームを救う事にもなり上位チームにとってこれ以上の引き立て役はないでしょう。
残念ながらこれがチーム全体として完全にシーズンの目標を見失った今のカープの現実という事を改めて思い知らされます。
「優勝。日本一を目指してやっているので」
2年ぶりの本塁打が決勝打となった小林誠司が試合後に残したコメントは我々にとってもとても重たい言葉という事です。
もっとも、その「ドアマットチーム」にあって今日の先発を務めた床田寛樹は初回に失点を喫し7回にも痛恨の一発を浴びるという場面はあったものの2回から6回をパーフェクトで抑えていたのですが称賛に値する投球だったでしょう。
先発不足という決して前向きではない理由でローテーションに復帰して以降は3試合連続でQS以上という安定感は現状の投手陣では抜群のもの。
一昨年前シーズン中盤辺りの輝きをこのまま取り戻して欲しいものです。
まあ、それでも今日のような展開だと勝ち星を延ばすのは不可能なのですが…。