吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/30(木)○「今さら6連勝から見えるもの」(カープ2021)

阪神タイガース4-5広島東洋カープ

21回戦(カープ11勝10敗)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 ケムナ2勝1敗

敗戦投手 岩崎2勝4敗1セーブ

セーブ投手 栗林1敗28セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠31号①32号②小園4号①

(T)小野寺1号①

 

打点

(C)鈴木誠③曾澤①小園①

(T)大山①サンズ①小野寺①マルテ①

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村③-ケムナ①-森浦-坂倉

(T)西勇④-及川-岩崎①-アルカンタラ

 

先発玉村は初回に2失点を喫し以降も逆転直後に本塁打を浴びるなど6回3失点。

打線は鈴木誠也の2打席連続本塁打で4回までに3得点も以降は繋がりに欠ける攻撃。

同点の8回表に小園の勝ち越し弾で勝ち越しカード3戦全勝で6連勝。

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台風接近を前にして全国的に夏へ季節が逆戻りしかたのような暑さに見舞われたものの、一軍以上に悲惨な結果と内容だった二軍は一足先にシーズンを終了しいよいよ野球の季節の終わりに近づいてきたと感じるこの頃。

優勝への重圧を前にして自縄自縛に陥った感がある相手に早々にカードを勝ち越したカープでしたが、今日は初回にいきなり先制点を喫してさすがに3連勝は高望みしすぎでした。

しかし、終わってみれば僅差でのシーゾーゲームを勝ち越して何と2カード連続スイープで今季最長の6連勝。

まあ、これだけ悲惨な結果に終わる事が早々に確定しているチームが今更6連勝を飾ったところでチーム全体を見れば何の意味もありませんが、勝利が続いているだけに個々の選手に関しては注目すべきところは多数ありました。

 

今日の先発を務めた玉村昇悟は上述の通り初回からあわや大量失点かと思えるほどの酷い立ち上がりだったのに加えて鈴木誠也の2本の本塁打で逆転して貰った直後に小野寺暖にプロ入り初本塁打を許して追いつかれるなど決して良い投球ではありませんでした。

しかし、最終的には大崩れはせずに自己最多の121球を投げて6回3失点で3試合ぶりに試合を作る事は出来ました。

2番手のケムナ誠が追いつかれた事でプロ入り3勝目は逃してしまったのは残念ですが、この高卒プロ2年目の左腕ここに来て再び立て直しつつあるのは嬉しい限りです。

 

打線で1番の殊勲を収めたのは当然ながら今月に入って既に11本もの本塁打を放ったうえで今日は好投手である西勇輝から甲子園で2打席連続本塁打という離れ業を見せた鈴木誠也ですが…個人的にそれ以上に注目したいのは8回表に勝ち越し本塁打を放った小園海斗でした。

小園はこれで2試合連続の本塁打で地元である兵庫で錦を飾った形です。

春先は一軍入りすら出来ず一軍首脳陣との確執も囁かれた状況からスタメンを確保しプロ入り初の規定打席到達も果たしている時点で既に賞賛すべき活躍なのですが…。

一方で打順の都合からか長打がさほど多くなく小さく纏まりつつあるように見えただけに左打者が本塁打を打つのが困難な甲子園でいずれもライトスタンドへ押し込む活躍は本当に素晴らしいものでした。

最終回で見せた好守ともども最終戦までこの調子で来季へ期待を持たせて欲しいものです。

 

ところで、「優勝の重圧」というのもあるのでしょうが今節は上位対下位で完全に分かれたカードであったにも関わらず上位チームは全チーム負け越し以前に僅かに1勝だけというのは凄まじいものです。

この調子だと優勝が決まるのはシーズン最終版までかかりそうです。

まあ、ほぼ最下位が確定している私たちには遠い異国のおとぎ話の如く何の関係もない話ですけれども…。