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カープと趣味の日記

10/28(木)○「苦難のシーズンの最後で」(カープ2021)

広島東洋カープ7-0横浜DeNaベイスターズ

25回戦(カープ14勝9敗2分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良10勝5敗

敗戦投手 京山2勝7敗

 

本塁打

(C)-

(De)-

 

打点

(C)坂倉①鈴木誠①曾澤②宇草①西川②

(De)-

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良

(De)京山⑦-櫻井-シャッケルフォード-上茶谷-伊勢

 

大瀬良は4回までに5安打を浴びるも5回以降は安定し9回を無失点で投げ切る。

打線は拙攻で5回まで無失点も6回に打者一巡の攻勢で7得点を挙げる。

最終回まで投げ切った大瀬良が2年ぶりの完封を飾り今季最後のベイスターズ戦を終える。

大瀬良は2年ぶりの二けた勝利と規定投球回数到達を達成。

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先週末に優勝争いを続けるタイガースに見事な「お助けマン」ぶりを見せて惨敗を喫したカープですが、そこから今日まで試合のなかった3日間に色々な事がありました。

まず、火曜日にあっさりとスワローズが優勝を決定し同時にセ・リーグ全体の順位も確定しました。

火曜日の結果次第ではカープとスワローズの対戦で優勝が決定する事になる事になり、場合によっては本拠地で胴上げを許す屈辱を喫する危機でもありましたが免れた形ですから朗報と呼べるでしょう。

一方で昨日は佐々岡真司監督の来季の続投も早々に決定するというショッキングかつ認めがたい決定が球団から下されました。

これについては個人的にはその報に接した途端に大変な憤激と虚脱感に襲われはしましたが…まあ、その話はシーズンが終わってから考える事としましょう。

 

今日の試合は順位が確定して本格的な消化試合となったうえに4位と最下位の対戦という恐らく「今季のプロ野球でもっとも無意味な試合」と呼んでいいぐらいの代物なので打ち切りでも良かったような気もしますが…。

一応、いくつかの個人記録がかかっていたのでそういう訳にもいかないかもしれません。

2年ぶりの二けた勝利にあと1勝と迫りながら前回の神宮球場では12試合連続で続けてQSを逃したばかりか4回途中でノックアウトとなった大瀬良大地。

二けた勝利へのラストチャンスとなったこの試合も初回に先頭打者から二塁打を浴びていきなりピンチを招くなど低調な立ち上がりでした。

正直、前回同様に4回までに大量失点を喫して降板しても何ら不思議ではなかったのですが…菊池涼介や小園海斗の好守や、何より相手チームの信じられないような拙攻に救われて切り抜けると5回以降は安定した投球を見せてくれてあれよあれよと9回まで投げ抜いてくれました。

これで大瀬良は2年ぶりの二けた勝利と規定投球回数をこれまた2年ぶりの完封勝利で飾り、昨年に続いて故障に苦しんだ今季の最終登板で見事に有終の美を飾ったのは何よりの事。

あまりこういう事は言いたくはないですが、願わくば今季国内FW権も取得した彼がこのチームのユニフォームで投げる事がこれで最後とならないように祈るばかりです。

もっとも昨日、佐々岡監督続投をフロントが決定した事でその可能性は高くなったように思えますが…。

 

ここ2試合で低調な結果に終わり首位打者本塁打王の二兎を追う事を諦めた鈴木誠也がベンチスタートとなったこの日のスタメンは来季を見据えた布陣と見たファンは多かったかと思います。

即ち、ポスティングシステムにより今季限りでの退団が確実となった鈴木誠也抜きかつ外国人の獲得も失敗に終わった場合の打線という意味で…。

しかし、その鈴木誠也の代わりに四番に入ったのが西川龍馬という時点でその穴を埋めるのは不可能という事が改めて分かります。

今日は上手く機能したようには見えますが、元々故障がちで攻守ともにやる気のないプレーが多くみられる西川のような心身ともに気まぐれな選手に打線の中心を任せるのは無理だと思うのですが…こんなアイデアしか出てこない辺りでこのチームの限界を感じます。

また、今季は躍進を見せて将来の主砲と呼ばれるようになった林晃汰を完全な消化試合であるにも関わらず無死満塁の好機で鈴木誠也を代打で出す為に下げたのも全く理解できない起用でした。

来季以降を考えるうえで重要な選手にこのような仕打ちをするとは…フロントから若手を起用した事を評価されて続投が決定したわりには首脳陣は何も考えてないという事が改めて分かります。

そもそも鈴木誠也が狙っているのは首位打者本塁打王ですから走者がおらず自由に打てるシチュエーションで出す方が良いように思えますし…。