8回戦(カープ7勝1分)
勝利投手 九里2勝1敗
敗戦投手 渡邊1勝1敗
セーブ投手 栗林1敗7セーブ
(C)-
(T)-
打点
(C)西川①小園①末包①
(T)佐藤輝①糸井①
投手
※数字は自責点
(C)九里②-ターリー-ケムナ-森浦-栗林
(T)秋山①-加治屋-渡邊②-アルカンタラ-湯浅-岩崎
先発、九里は初回に連打で2失点も以降は立て直して6回2/3で降板。
打線は初回に先制以降は繋がらない展開も6回表に小園の適時打と末包の犠飛で逆転。
終盤のピンチでターリーと森浦が好救援を見せて逃げ切り4連勝でカード勝ち越し。
チームは同カード34年ぶりの開幕7連勝。
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昨日は床田寛樹が完封勝利でキャリアハイペースで勝ち星を重ねる事に成功しましたが、今日の先発は対照的に勝ち星に恵まれない九里亜蓮。
チームトップかつリーグ3位の防御率を誇りながら打線の援護が無かったりリリーフ陣に勝ちを消されたりと不運が続いてたった1勝しか挙げられていません。
その九里は初回にいきなり与四球から連打を浴びて2失点を喫するという悪い立ち上がりで、最後は7回途中でこれまた与四球から一打逆転のピンチを招いてニック・ターリーに救援を仰ぎ力尽きた形になったのですが、それ以外は安定した投球。
先制点を挙げた初回以降は得点が出来ない打線にあって試合全体で見れば良く耐えてくれたと思いますし、この展開で九里に勝ち星がついて本当に良かったです。
もっとも、相手チームの不可解な継投もあり打線が何とか逆転できた試合終盤は、上記のターリーと8回裏途中でやはり好救援を見せた森浦大輔により、何とか栗林良吏に繋ぐ事は出来ましたものの、まるで逆転されるのを待つかのような不安定な展開。
特に酷かったのが8回当初から登板し最初から最後までまともなストライクすら入らず、ケムナ誠。
直前の8回表に登板し味方のエラーにもめげずに強気で投げ続けた湯浅打者から無様に逃げ回る投球に終始した湯浅京己とは対照的にただただ打者から逃げ回るだけの無様な姿は本当に見ていてイライラしました。
相手打線の不振もあって脆弱なリリーフ陣という「藁の盾」で何とか凌ぐ事は出来ましたが、こういう展開になるとやはりこのチームは弱いという事実を感じざるを得ません。
一方、打線は昨日同様に苦手投手相手とはいえ、やはり低調な攻撃に終始しました。
初回は幸先よく先制しましたが、直後に1死1塁3塁という好機で畳み掛ける事ができませんでしたし、以降も逆転こそは出来ましたが、得点機はこちらの方が多かったにも関わらず3得点のみは残念。
1死1塁で小園海斗に犠打などを試みさせる事もなくあっさり2ストライクまで漫然と打席に立たせたり、反対にどう考えても細かいプレーなど望めない堂林翔太のような選手に1死3塁でスクイズを試みさせたりと首を傾げる場面も多々ありました。
前者に関しては結果的に小園が同点適時打を放った事で逆転の呼び水にはなったのですが、正直運が良かったとしか言いようがありません。
一応、スワローズが敗れた事で何故か首位になってしまったようですが…この試合内容ではそれを維持するのは困難かと思えます。