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カープと趣味の日記

07/17○「31年ぶりの快挙に」(カープ2022)

読売ジャイアンツ5-10広島東洋カープ

18回戦(カープ9勝9敗)

東京ドーム

 

勝利投手 九里4勝6敗

敗戦投手 高橋1勝5敗

 

本塁打

(C)堂林5号④中村健3号①磯村3号②

(G)ウォーカー18号②中田10号②

 

打点

(C)坂倉②磯村③堂林④中村健人①秋山①

(G)ウォーカー②中田②丸①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村④-九里①-ターリー-森浦-栗林

(G)高橋⑤-鍬原①-高梨-今村①-菊地②-山本

 

先発、野村祐輔は3回までに2本塁打7安打を浴びる乱調で4失点ノックアウト。

打線は4回表に坂倉の適時打などで反撃すると代打堂林の満塁ホームランで逆転。

打線は終盤にも一発攻勢で追加点を挙げ、リリーフ陣が1失点で凌いでカード3連勝。

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試合前にカープ2軍で実に18人もの選手のコロナ陽性が判明するという衝撃的なニュースが入ってきました。

陽性者の中には中村奨成、宇草孔基、末包昇大などの今季一軍で活躍していた選手も含まれており、現状9連戦の最中で野手に関しては2軍では選手を入れ替える事がほぼ不可能と言う事態になりました。

また、先日二軍での陽性者発生から僅か3日程度で一軍の大規模クラスター発生に至ったスワローズの事例を見ると更に感染が拡大する可能性も否定できません。

もっとも、これについてはいくら感染対策を万全にしても完璧に防ぐことは出来ないのは何度もここで書いてきた事。

今後の推移がどうなるかはわかりませんが…どのような事態になっても今回については選手もファンも落ち着いて粛々と試合をこなしていくしかないかと思えます。

 

カード勝ち越しを決めた一方で、上記の通りチームにもファンにも動揺が広がりそうな出来事を受けてのこの試合。

先週に続いて先発を務めた野村祐輔でしたが、今日は初回僅か7球でアダム・ウォーカーに一発を浴びて2失点を喫するとその後も滅多打ちにあう不安定な立ち上がり。

3回裏にも中田翔にも本塁打を浴びて4失点でノックアウトとなり、先発はおろかオープナーとしての最低限の仕事すら果たせない内容と結果には元々大きな期待は出来ない投手とはいえ、失望しかありません。

不信の九里亜蓮を3年ぶりにミドルリリーフに配置転換した事もあって先発ローテーションが不足しているのに加えて上記の2軍での非常事態もあり、この辺りのやりくりは厳しい状況が続きそうです。

 

こうなってしまうと今季は3点差以上を逆転した試合が皆無なチームですから、カードも勝ち越した事ですし後は適当に試合を流していくだけになるのもやむを得ないとは思いましたが…まさか直後の4回表に大逆転劇が待っていました。

昨日は大量得点の打線の中で奮わなかった坂倉将吾が適時打を放って1点を返すと磯村義孝の押し出しを経て堂林翔太による代打満塁ホームランとは…。

堂林の一発は一昨日の磯村、昨日の長野久義に続いて3試合連続での満塁弾で、これは球団史上、91年に小早川毅彦野村謙二郎植田幸弘が記録して以来の31年ぶりの事。

更にいえば同一カードでの記録は1950年にドラゴンズがカープ戦で達成して以来のなんと71年ぶりとの事です。

磯村、長野、堂林と言いますとこのカード前はお世辞にも活躍を期待できる選手とは言い難かっただけにこの結果には改めて驚きです。

また、この逆転劇以降の1点差に迫られて終盤にも中村健人と磯村にも一発が飛び出して本当にこのカードは決定的な場面で本塁打が出てくれているのも何より。

投手のやりくりが難しい9連戦だけに次節でもこの勢いを持続させて欲しいものです。