07/23(土)○「花火が多すぎて…」(カープ2022)
14回戦(3勝10敗1分)
勝利投手 森下8勝5敗
敗戦投手 原6勝4敗
(C)秋山3号③曾澤3号①
(S)村上33号①
打点
(C)秋山④羽月③菊池涼①曾澤②坂倉③小園②
(S)山崎①元山①村上①
投手
※数字は自責点
(C)森下③-藤井-一岡-矢崎
(S)原⑥-市川⑦-星①-坂本①-コール
先発、森下は大量リードに守られるも被安打7で6回3失点で降板。
打線は初回に秋山の3ランで先制すると打者一巡の猛攻で6得点。
以降も打線は得点を重ねて22安打15得点で大勝を飾り3連勝。
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コロナウイルス蔓延の影響でプロ野球界に限らず多くの困惑が広がる今日この頃ですが…。
この日、満員御礼となった事からも分かる通り神宮球場はまるで無関係の如く大いに盛り上がりました。
試合途中には花火も打ち上げられたこの試合では、カープも22安打15得点と花火を打ち上げる事となりましたが…あまりに多くの事がありすぎてどこから切り出せば良いのか正直、困惑します。
秋山翔吾の先制本塁打に始まり会澤翼と羽月隆太郎がそれぞれ3打点を挙げて6人もの選手の猛打賞含み先発野手が長野久義を除いて全員マルチ安打で今季最多の22安打。
また、一か月半ぶりの貯金を記録したうえにAクラスで前半戦を終える事も確定させました。
更に言えば、もはや「由宇の生きる伝説」と化している大ベテラン白濵裕太が2年ぶりに一軍での打席に立ちその後、試合終了まで捕手を務めるという大変珍しい出来事も…。
個人的な事で言わせて貰っても、12点差で勝利するのは長い事、球場でカープを見て来た私の観戦歴の中では最多得点差にもなりました。
いずれの選手も素晴らしい活躍をみせてくれたのですが、それがこれだけ多くなると返って印象に残った選手を上げると言うのが大変難しくなるのは何とも皮肉な事。
とはいえ強いてあげるならやはり昨日の劇的な同点弾に続いて大量得点の口火を切る先制3ラン含めて2試合連続の猛打賞に4打点の大活躍を見せた秋山でしょうか。
日本球界復帰以降で初めてかつ自身4年ぶりの1試合4安打を放つインパクトを見せて安心したファンは私だけではないでしょうが…その勢いも今日も持続してくれた形です。
カープ入団後初のヒーローインタビューは広島でという本人の希望はあったようですが、ライオンズ時代から得意にしていた神宮球場で実現したのは相性の良さもあったのかもしれません。
「本来1番打者の秋山が3番で結果を残すのは無理」という意見も聞かれますが、新たな事への挑戦に意欲を見せる彼にとってはこういう新しい役割を担うのは悪い事ではない筈です。
そもそもこのチームは野間峻祥や西川龍馬と他に1番が最適な打順の選手が多すぎるので…それがチームのニーズなのですから…。
実際、ライアン・マクブルームが離脱してクラッチヒッターが抜けた打線にあって、こういう形での活躍を秋山が見せてくれる事と、期せずして4番を引き継いだ坂倉将吾がこれまでと変わらない安定した活躍をみせてくれている事と無関係ではないでしょう。
何とかこのまま安打製造機としてだけでなく、決定的な当たりを量産する3番打者として活躍して欲しいものです。