13回戦(2勝10敗1分)
勝利投手 森浦1勝1敗
敗戦投手 マクガフ2敗24セーブ
セーブ投手 栗林1敗24セーブ
(C)秋山2号②小園5号①松山1号②
(S)-
打点
(C)秋山②小園①松山②
(S)坂口①山崎①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-中崎-森浦-栗林
(S)小川-梅野-マクガフ③-久保
先発大瀬良は序盤に2失点を喫して6回で降板。
打線は7回まで拙攻も8回表に秋山の2ランで追いつき9回表に小園の本塁打で逆転。
終盤の本塁打攻勢で試合を決めて2連勝し勝率5割復帰
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4番を務めていたライアン・マクブルームを含めて実に40人以上の選手が陽性となって以降もカープやプロ野球界に限らず留まる事がないコロナウイルスの猛威。
まず、読売は一軍二軍含めて多くの選手が陽性となり、週末のドラゴンズ戦は中止になりました。
これにはカープやスワローズに比して不公平との非難の声があるようですが…一軍の野手が4人前後となっている状況ではいくら何でも3連戦を行うのは無理な話ですから仕方ない事でしょう。
また、本日行われた大相撲名古屋場所では中入り後の取り組みが5番連続含み7番不戦勝になるという前代未聞の事態が起こり、同じ広島を本拠地に置くサンフレッチェ広島でもミヒャエル・スキッペ監督を始め陽性者が相次いでいます。
幸いな事にカープは一昨日以降は新たな陽性者は出ておらず、二軍が活動を再開した事で「由宇の妖精」こと白濱裕太と三好匠選手を二軍から上げる事が出来て、ベンチ入り野手の定員を満たせない状況を脱する事が出来ました。
一方、相手チームのスワローズは高津臣吾監督以下多くの主力選手がコロナウイルス陽性で離脱した危機的な状況から漸く選手が戻りつつある状況。
山田哲人や塩見泰隆をはじめ、まだまだ戻ってきていない選手はいませんがそれでも攻撃力については明らかにカープより上。
4番がいないという事を考えるとここまでシーズン9連敗を喫している相手ですからどう考えても勝てる見込みなどありませんでした。
ここ最近では良い投球と悪い投球の落差が酷く安定感に欠ける先発の大瀬良大地は、今日は初回から長打で先制点をあっさり許すと2回も失点を喫する厳しい立ち上がり。
何とか6回までそのまま投げ切って最低限の仕事は見せてくれたもののあっさり先制を許した以上は、主戦投手としてはやや物足りない内容と結果でした。
大瀬良はこれが前半戦最後の登板で勝ち星こそ7勝を記録しましたが、凡庸以下な防御率やWHIPを見ても分かる通り内容的には非常に苦しい投球も多くみられました。
後半戦は何とか安定感を出して欲しいものですが…さてどうでしょうか?
一方、小川泰弘の前に実に7安打も放ちながら得点圏でことごとく凡退と言う拙攻を見せた打線。
非常に見ていて歯がゆい展開でしたが、その小川が降板した直後の8回表に秋山翔吾の2ランで追いつき、9回表にはどう考えても打てる予感がしなかったスコット・マクガフから小園海斗と松山竜平の本塁打で勝ち越すという全試合に続いて劇的な展開が待っていました。
打った選手はいずれも前回の試合で3人そろってスタメン出場しながら合計で1安打と、感動的だった試合の中で全く奮わなかった選手ばかりなのは嬉しい事。
特に第1打席は幸運な内野安打であったとはいえ、日本復帰後で初の4安打を放った秋山に関しては漸く決定的な活躍を見せてくれたのは何より。
前日にアップロードされた自身が話題に上がっていた高橋慶彦のYouTubeチャンネルを見たからではないでしょうが、これをきっかけに安定した活躍を見せて欲しいものです。