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カープと趣味の日記

8/14(日)●「オープナーに任せる試合の鉄則」(カープ2022+カープ観戦記)

読売ジャイアンツ3-2広島東洋カープ

21回戦(10勝11敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 クロール1勝1セーブ

敗戦投手 ターリー1勝2敗

セーブ投手 大勢1勝1敗28セーブ

 

本塁打

(C)-

(G)中田15号②

 

打点

(C)菊池涼②

(G)中田②丸①

 

投手

※数字は自責点

(C)大道②-薮田-矢崎-ターリー①-松本

(G)シューメーカー-井上②-高梨-クロール-大勢

 

今季初登板初先発の大道は4回に先制弾を浴びて2失点で降板。

打線は9安打を放つも菊池涼の適時打の2得点に留まる。

同点の8回裏にターリーが崩れて勝ち越しを許して2連敗でカード負け越し。

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4月5月に試合の大半を消化した影響もあり早々と今季最終戦を迎える東京ドームでの試合。

今季に関しては5試合戦って勝利なしになるなど散々だったこの球場での試合もこれで最後ですので清々する気分ではあります。



 

その前に、今日は東京ドームの傍らにある戦没プロ野球選手の「鎮魂の碑」を参拝。

試合前は個人的に終戦の日前後の東京ドームの試合でカープを観戦する際は必ず立ち寄る事にしています。

第二次世界大戦当時は職業野球と呼ばれたプロ野球選手含めてアスリートの社会的地位が今よりずっと低かった時代。

そのほとんどが一兵卒として出征し文字通り「水漬く屍」や「草生す屍」となり、戦後のプロ野球の復興に携わる事が叶わなかった選手たちの名前が刻まれたこの碑を見る度に決して忘れてはならない戦争の理不尽さと平和の尊さを思い出す事が出来ます。

とはいえ、傍らにはドームの駐車場の入り口があり業者のトラックが忙しく行きかい、ドームの敷地内の端にひっそりと佇んでいるだけという立地もあり参拝者は皆無で小さな花束が供えられているだけで光景には個人的には少々残念な気持ちにはなります。

正直、もう少し目立つ場所に設置しても良かったような気もするのですが…。



 

試合の方は先発ローテーションが崩壊した現状を鑑みて今季初登板となった大道温貴が先発。

明日が移動日という事もあり、当初から序盤のみ登板するいわゆる「オープナー」としての役割をベンチも期待していた事かと思います。

その大道は4回裏に最近絶好調で暴力沙汰が原因で移籍してきた事など忘れられつつある中田翔から一発を浴びて先制を許したのは残念でしたが…3回まで無得点で凌いでいた以上は「オープナー」としての役割はまあまあ果たしてくれたのではないでしょうか?

正直、まだ余力を感じさせる部分もありましたから来週以降、少しずつ任されるイニングが増えていけば良いかと思います。

 

しかし、昨日に続いて打線はほとんど音無し。

9安打は放って好機はいくつか作りましたが、中軸であるライアン・マクブルームと秋山翔吾が揃って封じ込められたのが大きく響きました。

また、不振の坂倉将吾も、幸運なだけの内野安打1本こそ放ちましたが、2度の併殺打と完全に打線のブレーキと化してしまい昨日の本塁打は単なるマグレである事を証明しただけでした。

「オープナー」が投げる試合では先発が無得点で抑えている序盤にある程度の得点を稼いでおくのは鉄則ですが、それが全く出来なかったのが全てだったといえるでしょう。

むしろ、元々誰も期待などしていないニック・ターリーが失点した事などたいした問題ではないのです。