19回戦(12勝5敗2分)
勝利投手 湯浅2勝3敗
敗戦投手 ターリー2勝3敗
セーブ投手 ケラー2敗2セーブ
(C)-
(T)大山23号①
打点
(C)-
(T)大山①
投手
※数字は自責点
(C)森下-松本-ターリー①
(T)青柳-湯浅-ケラー
先発森下は5安打与四球2ながらも耐えて6回無失点で試合を作る。
打線は散発4安打で見せ場なく無得点。
8回裏にターリーが勝ち越し弾を浴びて連勝が2で止まる。
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先日行われた夏の高校野球で仙台育英高校が「白河の関」という高校野球界最大のジンクスを破り大きな感動と興奮を呼んだ記憶も新しい甲子園で3位阪神に挑んだカープ。
カープの今季の阪神戦と言えば低迷が続くシーズン全体から見れば不可解な程に勝ちまくり残り7試合も残しているにも関わらず年間勝ち越しが確定しているカードなのですが、ここに来て泣く子も黙るリーグ最強投手の一人である青柳晃洋が今日の対戦相手。
どう考えても今のカープ打線では手の打ちようがありません。
一応、体調不良が続いていた秋山翔吾が一軍に復帰した事でコロナ特例絡みの選手が軒並み復帰した状況ではありましたが…ベンチが組んだスタメンは「とにかく何でもいいから左打者を並べる」という小学生でも思い浮かびそうな単純なものでした。
菊池涼介やブライアン・マクブルームもスタメンから外してここ最近、掴んだ好機をものにしようと奮闘している矢野雅哉はともかく今更四番に松山竜平を起用とは…。
スタメン発表を見た瞬間に椅子から崩れ落ちたファンはたぶん私だけではないかと思います。
案の定というべきか打線は左右以前に完全にタイミングを外されてまともなフォームで打っている選手自体が半ば皆無な酷い打撃を披露。
基本的に個々の投手を分析するなどという事自体が全く出来ない低レベルなチームですから予想通りとはいえ呆れるばかりです。
打線が上記のような状況ではあった一方で、前回登板時はここまでの無理な投球が祟って不本意な結果に終わっていた森下暢仁が試合開始直前に降雨の為、試合開始が遅れたばかりか降りしきる雨の中で投げ続けるという厳しい状況の中で6回無失点と試合を作ってくれました。
やはり降雨によりリリーフカーで登場直後に試合が中断してベンチに待機となってしまいながら無失点で抑えた松本竜也ともども称賛すべきかと思えます。
しかし、これだけ劣悪なコンディションで投手が無失点で抑え続けたにも関わらずこの結果ですから、改めて何故カープのような弱いチームが阪神相手に10試合に渡り不敗かつあっさり勝ち越ししてしまったのかという理由を考えると、やはり日程の都合で青柳と対戦する事を免れていたかというだけの事と言うのが分かります。
実に単純明快なロジックです。