09/07(水)○「失敗ドラフトの片方」(カープ2022)
22回戦(10勝12敗)
勝利投手 森1勝
敗戦投手 松葉6勝6敗
セーブ投手 栗林1敗29セーブ
(C)-
(D)-
打点
(C)西川①坂倉②
(D)大島①
投手
※数字は自責点
(C)森①-森浦-ケムナ-矢崎-栗林
(D)松葉③-福-谷元-藤嶋-清水-森
プロ初先発の森は初回に先制を許し以降も走者を背負うも5回1失点で降板
打線は4回表に西川の適時打で追いつくと6回表に坂倉の適時打で逆転も以降は拙攻。
6回以降はリリーフ陣が無失点で切り抜けて逃げ切り5連勝でカード勝ち越しを決める。
森はプロ初先発で初勝利。
------------------------------------------------
大学・社会人出身者が指名の上位を占めた昨年のカープのドラフトでしたが、目論んでいた即戦力の確保という観点で見れば完全に失敗であった事は誰の目にも明らかです。
既に野手で一軍に残っている選手はおらず、投手では松本竜也が一応一軍に残ってはいるものの現状での数字を見れば昨年の栗林良吏はおろか、森浦大輔にも大きく劣る程度の数字しか残せていません。
特に上位指名の投手2人が酷く二人合わせて挙げた勝ち星は未だに0で、もはや名前すら覚えていないファンも少なくないかもしれません。
…で、今日はその「片割れ」である森翔平がローテーション再編の影響もありプロ初先発を務める事になりましたが、全く期待できなかったのは私だけではないでしょう。
何しろ、春のキャンプから一軍には帯同していたものの何のインパクトもなく開幕前にはフェードアウトし、ようやく交流戦の最中にプロ初登板を飾ったものの以降全ての登板試合で被安打を喫するなど完全な期待外れに終わっていた投手なのですから…。
その森は今日の試合も初回にたった8球で失点を喫するなど悲惨な立ち上がりで、制球も球威もパッとせずどう考えても3回以内にノックアウトされるとしか思えませんでした。
しかし、その後も青色吐息で何とか凌いで終わってみれば、打線の援護が皆無な状況で5回1失点と上々の結果で終わったのは奇跡としか言いようがありません。
来週以降の日程を考えれば、彼が今季中に先発を務める機会は今日限りですから、その限られたチャンスを見事に掴む事が出来たのは何よりです。
一方、その森をなかなか援護できなかった打線は昨日同様にの活躍を見せた堂林翔太が作った好機を活かして何とか逆転に成功はしましたが、やはり引き離す事が出来ないばかりか昨日同様に終盤は相手投手陣に圧倒されただけでした。
6回以降のまるで綱渡りのように危なかっしい森浦大輔、ケムナ誠の継投と共にこれでよく勝てたものだと呆れてしまいます。
これが4連勝で得た勢いというものなのでしょうか?
とにかく、場合によってはCS争い以前に最下位転落の可能性も高かったこのカードを上手く勝ち越せたのは何よりです。