09/08(木)●「勝っていても変わらなかったから」(カープ2022)
23回戦(13勝10敗)
勝利投手 上田1勝4敗
敗戦投手 森下10勝7敗
セーブ投手 R・マルティネス3勝3敗32セーブ
(C)-
(D)-
打点
(C)-
(D)土田①高橋①
投手
※数字は自責点
(C)森下①-松本
(D)上田-清水-ロドリゲス-R・マルティネス
先発、森下は7安打を浴びるもスクイズによる1失点のみで7回を投げ切る。
打線は散発3安打の拙攻で無得点。
貧打が足を引っ張り連勝が5で止まり今季のドラゴンズ戦の負け越しが確定。
------------------------------------------------
Aクラスがほぼ絶望的となり、監督の辞任会見を待つだけの状況から一転して始まった連勝も5で止まる事となりました。
この5連勝の要因といえば、何といっても投手陣の頑張りだったでしょう。
なにしろこの5連勝期間中に投手陣が与えた失点は僅かに3でリリーフ陣に至っては無得点だったのですから。
一方で打線は全く打てていないという訳ではないですがお世辞にも先発投手を援護できているとは言い難く、試合展開的にも先発投手とリリーフ陣が少ないリードを守った終盤におっとり刀で追加点を挙げるというパターンがほとんど。
更にいえばこのカードでは相手リリーフ陣の前にほとんど好機すら作れず抑えられているという展開でしたから、今日のように相手先発から全く得点を奪えないうちに先制を許し終盤まで行かれると苦しいというのは目に見えていたのですが…案の定でした。
不振が続くライアン・マクブルームを外してこのカード好調の堂林翔太を継続して起用する事にしたのが今日のスタメンでしたが全く効果はないどころか逆に酷くなった感すらしました。
結局、相手先発でプロ未勝利だった上田洸太朗に全く手も足も出ずに屈してプロ初勝利を献上するだけ。
特に酷かったのが6回表の攻撃。
先頭の野間峻祥が幸運にも四球で出塁したにも関わらず盗塁もバントもせずに菊池涼介を普通に打たせるなどの工夫の無さを見るとこのチームの5連勝が決してベンチの手腕などではないという事を改めて悟ったのは私だけではないでしょう。
この5連勝中は上記の通り投手陣が試合を引っ張る展開で勝てていただけに、連勝が止まる前に打線が序盤から打ちまくる試合をそろそろ作ってくれればという淡い願いもありましたが、結局何ら変わる事もありませんでした。
せっかく、森下暢仁を休養十分の状態で出せたにも関わらずこの内容と結末には失望しかありません。
一方、その森下ですがいつもより休養は取れた筈ですが序盤からやや不安定な投球。
しかし、それでも僅か1失点で7回まで投げ抜いたのですから見事なものです。
しかも、その1点も土田龍空が試みたスクイズを自身の見事なフィールディングで阻止したと思ったプレーがコリジョンルールで覆るという不可解な判定によるもの。
森下は今日、白星を掴めば最多勝争いに踏みとどまる可能性もあっただけに、判定が覆っても今の総理大臣同様に口だけで何もしない監督の抗議も含めて非常に残念な思いです。
もっとも連勝は止まったとはいえ2カード連続勝ち越しにはなりましたから、9月に入った時の状況に比べればまだ良い事には変わりはありません。
次戦以降は同一カードでの3連戦がなくなる変則的な日程となりますが、何とか踏みとどまっては欲しいものです。
まあ、どう頑張ってもこのペースだと勝率5割は不可能ではあるのですが…。