1回戦(カープ1敗)
勝利投手 小川1勝
敗戦投手 大瀬良1敗
(C)-
(S)村上1号②オスナ1号①
打点
(C)-
(S)村上②オスナ①中村①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-河野①-戸根-ケムナ①
(S)小川-清水-星
先発大瀬良は初回に先制弾をを浴びるなど5回2失点で降板。
打線は散発3安打で3塁すら踏めない拙攻で無得点。
リリーフ陣も失点を喫して開幕戦を惨敗で落とす。
------------------------------------------------
何とか仕事を抜け出して試合開始から1時間程度経ってから銀座線に乗り込むと今から野球場に行くと言う感じの方はさすがに多くはありませんでしたが、外苑前駅に到着するまで何となく年甲斐もなくソワソワとしてしまいました。
あれだけチームを酷評して期待など全く出来ないと言いつつもやはりこの球場に向かう途中の高揚感というのはえもしれないものがあります。
もっとも、その高揚感はそれから1時間30分程度でぶち壊された形。
攻守で奮わず一方的に叩きのめされての惨敗はリーグ2連覇と黄金期を迎え先日のWBCにも多くの選手を供給した相手チームをただただ引き立てるだけの惨めなものでした。
低迷したオープン戦から打線はそのまま低レベルな打棒に終始しただけで、3塁すら踏めない…というより私が球場に着席してから見られた安打に至ってはたったの1本だけでした。
長い事開幕戦を球場で見ていますがこれだけ打線が酷い試合と言うのはちょっと記憶にないレベルで、これではベンチもどうしようもありません。
また、今季の目玉である捕手に専念する事となった坂倉将吾も4盗塁を許すなどまるで「開きっぱなしのETC」と呼べるぐらいの酷い守備ばかりが目立ちこれまた春先からの懸念が的中した結果です。
一方、先発の大瀬良大地は初回にいきなり「国民的英雄」こと村上宗隆に1発を浴びるなど散々な立ち上がりでその後も苦しい投球は続きました。
しかし、結果的に失点は初回のみに凌いでいるので、悪くはなかったと言えるでしょう。
もっとも、スタミナに不安を抱える近年の彼を見ると6回以降で普通に追加点を許した可能性は高かったかもしれませんが…。
そして僅差のビハインドでその大瀬良の代打に6回表で田中広輔を投入したのは結果的には菊池涼介の拙い走塁もあり、大失敗に終わったとはいえ悪い起用ではなかったように思えます。
少なくとも先発を交代させるのを忌避したがる前任者だとまず見られなかったでしょう。
終盤の代打に松山竜平でも堂林翔太でもなく若い田村俊介を投入した事も含めて新井新監督はらしさを出せたと言えるかもしれません。
まあ、惨敗に終わったこの無様なチームにとってそれが一体何になるのかと聞かれるとちょっと困ってしまいますけれども。
今日は上記の通り途中からの観戦となりましたが、あまりのチームの弱さに呆然としているファンは私も含めて少なくはなかったようです。
そして満員札止めで多くの球場帰りの観客が殺到する外苑前の歩道をトボトボと歩いて試合の事を思い出していると改めて実感できます。
まだこのチームの暗黒期は始まったばかりで暗い夜道をひたすら歩くような日々もまだ始まったばかりなのだと…。