5回戦(カープ3勝2敗)
勝利投手 大江1勝
敗戦投手 栗林4敗7セーブ
(C)-
(G)秋広1号①中田6号②
打点
(C)上本①デビットソン①
(G)岡本①秋広①中田②
投手
※数字は自責点
(C)コルニエル①-松本①-ターリー-矢崎-栗林②
(G)グリフィン②-鍵谷-高梨①-田中豊-大江
先発、コルニエルは被安打6も要所を抑えて6回1失点で試合を作る。
打線は上本とデビットソンの適時打で逆転も11残塁の拙攻。
最終回に栗林が逆転サヨナラ弾を浴びてカード負け越しの2連敗。
------------------------------------------------
今季初の東京ドームでの観戦となったこの試合ですが、前回先発転向して意外過ぎる活躍を見せたロベルト・コルニエルの投球を見るのは大変楽しみではありました。
残念ながら今日のコルニエルは前回ほどの安定感はありませんでしたが、常時150㎞台のフォーシームに加えて丁寧にコントロールされたチェンジアップなどでもカウントが取っていくスタイルはまるで野人が瀟洒な紳士になったかのよう。
また、何よりピンチでも落ちついた投球を見せる姿は以前の「ボールが速いだけで投手」と同一人物とは思えないものでした。
あと、毎イニング無失点で抑える度に見せる例の「コルニエルジャンプ」は写真に納めるのが難しいですね…。
そんな、コルニエルの粘りに打線は逆転には成功したものの残塁の山で応える事が出来たとは言えませんでした。
珍しくライアン・マクブルームとマット・デビットソンの「1割ブラザーズ」が複数安打を放ったり秋山将吾が相変わらずの見事な打棒で猛打賞を見せるも、菊池涼介、坂倉将吾などひたすらブレーキ役に徹した選手が複数いたのが響きました。
というより、相手チームも残塁が多くまるで残塁の数を競うような試合でとにかく試合の進行が遅さばかりが目立ったように思えます。
で、そういう感じで推移した試合の最終回なんですが…まあ、これについてはもうここで書く必要なんてないでしょう。
非常に悲しい出来事ではありましたが、事実は事実として受け止めるしかありません。
実際は、あれだけ残塁を重ねた末に「野球に復讐された」とも思えますが…やはりここは栗林良吏の不振が全てになってしまいます。
個人的にも永川勝浩や、中崎翔太がクローザーだった時代も含めて歴代の読売戦の中でも最悪クラスの結末でした。
とはいえGWぐらいまでは様子を見ると以前に書いた通り、まだ1週間ほどは彼の好きなようにやらせるべきという気持ちに変わりはありません。
今の彼のコンディションでは恐らくは立ち直る事など無く勝ち試合をいくつかぶち壊してチームも低迷するでしょうが…それでもチームが彼と心中する事になってもそれはそれで仕方ないと思います。