10回戦(カープ4勝6敗)
勝利投手 ターリー3勝1セーブ
敗戦投手 上茶谷1勝1敗
セーブ投手 矢崎4勝12セーブ
(C)-
(De)-
打点
(C)秋山②坂倉①
(De)佐野①戸柱①
投手
※数字は自責点
(C)床田②-ターリー-矢崎
(De)大貫②-森原-上茶谷①-エスコバー
先発床田は初回に失点を喫するなど9被安打も粘りの投球で7回2失点。
打線は初回に得点も以降は6回裏まで無安打の拙攻。
8回裏の秋山の犠飛による勝ち越し点を守り抜き逆転勝ちで3連勝。
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九里亜蓮で初戦を落としながら2連勝で何とかカード勝ち越しを収めた前節の読売戦を経て今日からは球団史上初の交流戦優勝に首位攻防戦3連勝とまさに「当たるべからざる勢い」を誇るベイスターズとの3連戦。
攻守共に総合力からして両チームに圧倒的な差がある以上は悲惨極まりない3連戦になる事が予想されたのですが、先発を務めた床田寛樹の好投がそうはさせませんでした。
とはいえ、防御率リーグ1位を誇り九里亜蓮と共に交流戦での負け越しを6年ぶりに防いだこの左腕の力をもってしても威勢を誇るベイスターズ打線には被安打9、与四球2と苦しい投球を余儀なくされました。
しかし、ギリギリのところでいずれも踏みとどまって7イニングを2失点でまとめたのは見事としか言いようがありません。
逆に言えば、あまりの援護の無さにこの床田の勝ち星が消えた時点で試合への興味の7割は失われてしまったようにすら思えます。
一方、その床田をほとんど援護できず勝ち星を奪う形となった打線。
初回にいきなり菊池涼介の二塁打で好機を作り得点を奪ったのも束の間、以降は相手先発の大貫晋一の前に6回裏まで無安打という貧打。
先発が床田でなければどう考えても一方的な展開になっていたのは想像に難くないのですが、何とか8回裏に逆転に成功する事は出来ました。
今日の得点の大半にあたる2打点をいずれも無安打-うち1得点は本人曰く「ただの内野ゴロ」-で挙げた秋山将吾の久しぶりの活躍に胸をなでおろしたファンは私だけではないでしょう。
そして改めてこの実績も経験も他の選手に比べて圧倒的である選手に関しては多少の不振でどうこう言うべきでないという事も分かったかと思えます。
そもそも、彼は今日も安定の4タコだったマット・デビットソンやそもそも二軍で遊んでいるライアン・マクブルームのような穀潰し外人二人に比べれば今でもよっぽど仕事をしているのですから…。