16回戦(10勝6敗)
勝利投手 山本2勝
敗戦投手 ターリー6勝1敗1セーブ
セーブ投手 田口1勝2敗27セーブ
(C)坂倉10号①
(S)村上20号①
打点
(C)秋山①西川①坂倉①小園①
(S)長岡①塩見②村上①山田①
投手
※数字は自責点
(C)九里④-ターリー-中崎-戸根
(S)石川③-大西-木澤①-山本-清水-田口
先発九里は初回から不安定な投球で3回までに4失点で6回で降板。
打線は初回に秋山の適時打で先制するなど序盤に3得点も5回以降は1安打。
同点に追いついた7回裏にターリーが失点を喫し勝ち越され2連敗。
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仕事を終えて急いで神宮球場に向かっている最中にRCCの速報メールで3得点した事を知ってしまいました。
どうもこういう時のカープの長打率や得点圏打率は普段より高いような気がします。
ですが、何とか球場にたどり着いたら試合は逆転されていました。
更にいえば私が球場の到着して以降に見た安打は小園海斗の幸運な形の内野安打のみという酷さ。
まあ、仕事や予定をすっ飛ばして無理して球場に行ったとしても、その試合の内容と結果は決して比例しないというのは私の持論ではあるのですが…それにしても酷いものです。
試合は序盤こそは大変幸先の良い滑り出しでした。
初回から秋山将吾と故障から復帰して即4番での出場となった西川龍馬の適時打で2点を先制すると2回表にも坂倉将吾の本塁打で追加点。
10連勝中の時ですら珍しかった序盤でのまとまった援護点を得た九里亜蓮でしたが、オールスター前後で疲労が明らかである事を今日も隠す事はできませんでした。
週頭の試合である事から何とか6回まで投げ抜きはしましたがほとんど粘れずあっさりと逆転された様子を見ると前の試合でボコボコに打ちこまれた大瀬良大地同様に疲れが相当に溜まっているようです。
また、リリーフ陣に関してもニック・ターリーがいつも通りに試合の入り方の悪さを発揮してあっさり勝ち越しを許したほか、中崎翔太が負傷降板するなどここまで本来の実力以上の結果を出しているチームを引っ張り続けた投手陣はかなり苦しいように見えます。
よく関東のカープファンがSNSなどで「今季はなかなか勝てない」とか「未だに0勝」などと落ち込んでいる投稿をちらほら見ますが、それはそうでしょう。
原因は完投のファンが集まるこの神宮球場では7試合でたった1勝しかしてないのですから。
そもそも私も現時点で6勝11敗と貯金が二桁あるチームを応援しているわりに負けが大幅に先行している始末です。
全体的にホームでの強さに比してビジターで弱さを見せている今季のカープですが、この神宮球場や今週末で試合を行うナゴヤドームでの戦績をもう少しなんとかしないとAクラスを争ううえで大きな瑕疵になるように思えます。
一打同点の好機で菊地がセンターフライを打ち試合が終了した直後…。
隣に座っていた小学生ぐらいの男の子が悔しさを隠せず座席でうずくまっている姿が印象に残りました。
もしかしたら、この子もそれほど多くない観戦のチャンスにあって、他の多くのファンと共になかなか勝てないのかもしれません。
たぶん「私が君と同じ年頃の時のカープは今より遥かに弱かったよ」なんて言っても彼には何の慰めにもならないでしょう。
たぶん、この球場にはこういうファンは多いと思いますので、何とかならないものだろうかとつくづく思えますね…。