22回戦(13勝8敗1分)
勝利投手 中崎1勝
敗戦投手 山崎3勝7敗20セーブ
(C)-
(De)牧26号①桑原5号③
打点
(C)坂倉①マクブルーム①菊池②野間①堂林①
(De)牧①桑原③山本①
投手
※数字は自責点
(C)森①-大道-島内③-矢崎-中崎
(De)坂本②-田中健②-中川-ウェンデルケン-森原①-山崎①
先発森は4回表に先制弾を浴びるも6回を1失点で投げ抜く好投。
打線は4回5回に打線が繋がり菊池の適時打などで4得点。
試合終盤に3点差を逆転されるも9回裏2死から野間の適時打で追いつき10回裏に堂林の適時打でサヨナラ勝ちを決めて今季のベイスターズ戦の勝ち越しを決める。
------------------------------------------------
8回裏2死から3点差を逆転されるという展開から一転して9回2死から追いつき10回裏に際どい判定の末に逆転サヨナラ勝ちという嘘のような試合。
追い込まれた状況で9回裏の野間峻祥も10回裏の堂林翔太も執念のこもった打撃を見せましたし、曾根海成の際どいタイミングで本塁に突入した好走塁も素晴らしいものがありました。
しかし、だからと言って新井監督が8回表に見せた「今季最悪の采配」が覆い隠す事は出来ないでしょう。
週末の阪神戦の為に九里亜蓮をスライドさせた影響で週明けのカード初戦にも関わらず今日は森翔平が先発。
どう考えても試合を作るのが難しい投手をカード頭にぶつけざるを得ない状況に試合前から重苦しい雰囲気が漂っているかのように見えましたが…この森があれよあれよとイニングを重ねて6回を1失点という意外過ぎる結果。
牧秀悟に先制弾を許しはしましたが、間違いなく今季最高…というよりプロ野球人生最高の出来だったと言えるでしょう。
また、西川龍馬の離脱により再び4番が不在となっている打線は菊池涼介を据えるという苦肉の策。
一応、ライアン・マクブルームが復帰はしたものの大きな期待はかけられずどうやって得点を重ねるのか分かりませんでした。
しかし、4回裏に坂倉将吾の適時打で先制すると4回裏にも菊池の適時打で4得点とこれまた試合中盤に好機を何とか活かす事に成功しました。
7回表には2番手大道温貴が素晴らしい好救援を見せるなど安定した試合運びが出来ていた展開でしたが、連投に次ぐ連投が祟って2試合連続失点と急激に状態が悪化している島内颯太郎を投入した事で試合は一変しました。
どう考えても気力も体力も限界を超えて疲れ切っている島内が打たれる事は私含めてほとんどのファンが容易に想像できる事。
にも関わらず彼をこの状況でカジュアルに投入する監督の神経が全く理解できませんでした。
それは「島内への信頼」だの「チームは家族」だのと言ったふざけた言い訳で誤魔化せるものではありません。
これが結果論と言うなら今季はもう二度とないような勝利を奇跡的に収めた事を称賛するだけの方がよっぽどの結果論でしょう。
島内に矢崎拓也と今季の予想外の進撃を支えたブルペンの中軸が完全崩壊した事に加えて、まるで球団史上最低の監督だった前任監督を彷彿させるかのような頑迷さをここに来て見せてしまった以上、もはや優勝争いどころではなくAクラスの確保すら困難に思えます。
勝利の喜び以上に大変な危惧を感じざるをえません。