24回戦(9勝14敗1分)
勝利投手 島内3勝3敗
敗戦投手 加治屋1勝5敗1セーブ
セーブ投手 栗林3勝7敗18セーブ
(C)末包11号①
(T)-
打点
(C)曾澤①末包①
(T)ミエセス①
投手
※数字は自責点
(C)九里①-島内-栗林
(T)門別-石井①-島本-加治屋①
先発、九里は5回までパーフェクト投球で7回1失点の好投。
打線は5回まで6安打重ねながら無得点の拙攻。
同点で迎えた8回裏に末包の本塁打で勝ち越して辛勝。
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週末残り2試合で1勝1分以上の結果なら無条件で28年ぶりの2位とCS地元開催権を得られる状況である以上、今のカープに言えるのは「内容はともかく勝利する事」とは言えるのですが…。
しかし、それを差し引いても今日の内容は酷すぎました。
昨日、「CSでベイスターズと対戦したくない阪神が手を抜いてくれることを期待するしかない」というような事を書きましたが、実際に阪神はあからさまに手加減してくれているのがありありと分かるオーダーでした。
なにしろ先発投手は、高卒ルーキーの門別啓人(北海道旧門別町出身!)で、スタメンの半分はレギュラーとは言い難い選手が名を連ねているのですから…。
にも関わらず、カープは試合中盤まで6安打以上を放ちながら、拙攻に次ぐ拙攻で得点できず、6回裏に末包昇大の「ボレーシュート」と、曾澤翼のまぐれ当たりで偶然にも手に入れた先制点もすぎに追いつかれる終盤まで敗色濃厚ともいうべき展開となりました。
結果手には、毎回のように安打を重ねて11安打にも関わらず2得点に終わった打線は相変わらずプロ野球のレベルとは思えない酷さで、上記の高卒ルーキー門別相手に好機でビビりまくる無様な姿は目を覆うばかりです。
一応、西川龍馬と秋山翔吾が2安打を放ったのものの肝心な場面で打てない以上は何の意味もありませんし、4試合連続の堂林翔太の4番についてはもはや限界でしょう。
はっきり言ってこれだけ酷いと何かの拍子で良くなるなどと考える事は出来ず、どこで開催するに関係なくCSでも低レベルな醜態を晒す事は自明の理です。
一方、こういう冴えない試合で何とか勝利を引き寄せたのは5回までパーフェクト投球を見せるなど素晴らしい投球を披露した九里亜蓮や、HPの球団記録を改めて更新した島内颯太郎などの容易に失点しなかった投手陣の頑張りにあるのもまた、明らかです。
こういう状況である以上は、今季に関してこれから先の試合はとにかく投手陣が容易に失点しないうえで、守備でも最終回で矢野雅也が見せたような好守を重ねて守り抜くという展開にするしかないでしょう。
打線がどう考えても今季は3得点以上取る事はまずありえない現状では、はっきり言ってそれ以外に勝機はありません。
しかしながら、明日も引継ぎ阪神が手を抜いてくれるにも関わらずこちらの先発投手は4番手以下の投手…。
まあ、統計的に見ればCSのファーストステージは3位のチームの方が勝率が良い訳ですし、どういう結末になってもあまりガッカリしないように私たちファンは心構えをするべきかもしれません。