25回戦(12勝12敗1分)
勝利投手 仲地2勝5敗
敗戦投手 森下9勝6敗
(C)-
(D)カリステ5号①
打点
(C)-
(D)細川①ビシエド①石川①カリステ①
投手
※数字は自責点
(C)森下②-中崎-大道①-アンダーソン-森-アドゥワ
(D)仲地-齋藤-祖父江-勝野-松山-藤嶋
先発森下は初回から不安定な投球で5回3失点で降板。
打線は9四球を得るも3安打1得点の拙攻。
好守で奮わない惨敗で今季のドラゴンズ戦を終える。
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中秋の名月の下で繰り広げられた試合は、それはそれは悲惨極まりないものでした。
今日、勝利したうえで3位ベイスターズの試合結果次第では2位が確定もあり得たのですが、結果的にはどちらがCS出場を決めたチームなのか分からないぐらいの低調な試合。
まあ、今季のこのカードに限れば戦力的にはドラゴンズはカープなどよりは遥かに優れたチームではあったのですが、それでも「で、一体どちらがCSに出場するチームなんだい?」と問われると首を傾げてしまう程の酷さでした。
前回登板ではフラフラの投球を見せながら奇跡的に白星を挙げて2年連続二桁勝利の望みを繋いでいた森下暢仁ですが、それをモチベーションにするどころか前回以上に低調な投球に終始。
結局、5回3失点でマウンドを降りて二桁勝利の可能性も消滅したばかりか、現状は登板させてはいけない程度の状態に過ぎない事を改めて証明しただけでした。
もっとも、この程度の低レベルな投球でも今のチームのほとんど壊滅している先発ローテーションではまともな方というのが、何とも嘆かわしい事です。
一方、その森下以上に酷かったのが9四球も得ながら、得点は最終回の菊池涼介の併殺打の間の1点のみというもはやCSや2位以前にプロ野球のレベルとは思えない打線でした。
一応、西川龍馬に続いて秋山翔吾もスタメン復帰しましたが、いずれも心身ともに完全どころかボロボロの状態で、先週は活躍を見せた堂林翔太と末包昇大もあっさりと元の「冴えない中堅選手」に戻ってしまいました。
打線の軸になる選手は皆無で、これではどこのどの投手と対戦しても得点を得る事は困難でしょうし、CSでは史上初の無得点で敗退したチームとなる可能性すらあり得ます。
最下位のチーム相手に落とせない試合で敗北どころか、力の差を見せつけられた以上は、もうどこのチームとやっても勝てないのは明確です。
こうなると、残りの2試合は出来るだけカープより遥かに苦戦が予想されるベイスターズとの対戦を避けたい阪神が手を抜いてくれる事を期待するしかないでしょう。
5年ぶりのシーズン勝ち越しとAクラスを決めたとはいえ何とも惨めなシーズンの最終盤です。